キャンプ初心者だけでなく、経験者でもテント選びは悩むポイントが多く、迷ってしまうもの。今回はキャンプの達人たちに、オススメのテントや選ぶ際のポイントを聞いてみた。タイプ別のテント紹介を参考にしつつ、自分に合ったテントを探してみよう!
※本記事の内容は、2019年4月22日発売の「関西で初めてキャンプ&BBQをする人のための本」からの転載です。
ツールーム1つでテントとタープを兼ねる
「テントは家の中に例えると寝室に相当する場所です。キャンプで使用されるテントのタイプとして、ツールーム型、ドーム型、ワンポール型の3つが主流となっていて、初心者の方には断然「ツールーム型」のテントがおすすめです。初めてのキャンプとなるとテントやタープの大型アイテムの設営に不安を覚える方も多いと思いますが、ツールーム型はテントとタープの両方の役割が備わっているため、テントとタープを2つ立てるよりも、ツールーム型のテントを一つ立てるほうが単純に楽です。どのタイプも手順通りに行えば難しいものではないので、肩の力を抜いてチャレンジしてください」(キャンプナビゲーター・山本健介さん)
メーカーがテントごとに提示している定員数は最大収容人数のこと。それを踏まえ大きさを選ぶとわかりやすい。3、4人の利用で荷物置きも兼ねるなら、4、5人用を選んでおくと無難。
1.ツールーム型テントのおすすめはこれ!
ツールーム型テントは別名ファミリーテント、ロッジドームテント、オールインワンテントなどと呼ばれるリビングダイニング一体型のモデル。日中を過ごすスペースがテントと一体になっているので、タープやシェルターの設置は不要。急な天候の悪化などにも対応しやすい。
ogawa アポロン
スノーピーク エントリー2ルーム エルフィールド
コールマン トンネル2ルームハウス/LDX+
ノルディスク レイサ6 ベージュ
ツールーム型はタープいらず設営・撤収の時短にも
「テントとタープの2種を用意しなくてもツールーム型テント1つだけの設営・撤収で済むので、手間も省けるし時短にもなる。初心者には比較的おすすめのモデルです」(キャンプナビゲーター・山本健介さん)
2.ドーム型テントのおすすめはこれ!
キャンプ用に展開されているテントのなかで定番となっているドーム型テントは、キャンプ用品を扱うほとんどのメーカーで取り扱いがある。大きさのバリエーションも豊富なので、ソロキャンプからファミリーキャンプまで幅広く活用されているスタンダードなモデル。
コールマン タフワイドドームIV/300
スノーピーク アメニティードームM
使わない時はコンパクトに収納
「ドームテントの場合、比較的コンパクトにまとまるものが多いので、軽自動車やバイクなど積載に限りがある移動手段を使う場合にもおすすめです」(キャンプナビゲーター・山本健介さん)
3.ワンポール型テントのおすすめはこれ!
円形や6角形、8角形などの形が多いワンポール型テントは、テント内中央の1本のポールで支えて使用する円錐の形をしたテントのこと。設営も手軽に行え、グランピングなどでもよく使用されるテント界の"おしゃれ番長"。冬には薪ストーブが使えるモデルもある。
ノルディスク アスガルド 19.6
ローベンス クロンダイクグランデ
慣れれば一人でも設営できますよ
「ワンポール型テントは他のモデルよりも少しペグを打つ場所が多いですが、慣れれば設営は簡単です。スタイリッシュなおしゃれさも魅力の一つですね」(キャンプナビゲーター・山本健介さん)
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。