キャンプでの快適な夜を過ごすためにランタンは必須!種類によって、照らせる範囲や時間が異なるため、複数持ちが基本だ。プロのアドバイスを参考にしつつ、さまざまなタイプのランタンを覚えておこう。
※本記事の内容は、2019年4月22日発売の「関西で初めてキャンプ&BBQをする人のための本」からの転載です。
ランタンのタイプや特性を理解しよう
「ランタンには子供でも安心して使えるLEDタイプ、カセットボンベやアウトドアガスで使用できるガスタイプ、ホワイトガソリンなどを燃料にして明かりをともすガソリンタイプがあります。それぞれ照らせる範囲や時間、本体の重量もまちまち。光量の大きさにもよりますが、ガスやLEDだと燃焼時間は約4〜5時間が平均的かも。ガソリンだと10時間以上持つものもありますが、扱いが初心者向きではないので注意が必要です。基本的に、サイト全体やテーブル周りなどに明かりがいるので複数使いがいいでしょう。また、子供だけでも使用できるLEDが一つあると便利です」(キャンプナビゲーター・山本健介さん)
明かりのある快適な夜を
「キャンプサイトに備え付けの電灯はないのでキャンプにランタンは必須。日常生活でも身近にあるLEDのランタンから購入するのがベターに思えますが、それぞれの特徴を覚えて場所や作業ごとに使い分けると、より快適な夜を過ごすことができますよ。自分の持っているランタンがどれくらいの明るさでどれくらい燃料(充電)が持つのかを、前日の段階で確認しておくと、キャンプ中の燃料切れや充電切れを防げます」(キャンプナビゲーター・山本健介さん)
ランタンは、キャンプでの活躍はもちろん、一家に1台あると災害時にも使えるので購入して損はない。使用方法を理解しておくと、いざという時には慌てずに明かりをともせる。
1.本格ランタンデビューならガスランタン
ガスランタンはカセットガスタイプとアウトドアガスタイプがある。ガソリンランタンと比べると燃料の扱いが簡単なので、本格的なランタンが欲しい人にはおすすめ。気をつけるポイントとしては、ガス缶が冷えると光量が弱くなるので、連続使用するなら春から秋ごろが使いやすいかも。
SOTO フォールディングランタン
コールマン 2500 ノーススター(R)LPガスランタン
ユニフレーム フォールディングガスランタン UL-Xクリア
他のギアと燃料を統一すれば荷物の軽減にもなる!
「ガスはバーナーなどにも使用できるので、それぞれの燃料を統一してギアそろえると荷物の軽減にもなりますし、予備燃料も確保しやすくなるのでおすすめです」(キャンプナビゲーター・山本健介さん)
2.一つは持っておきたいLEDランタン
他の燃料系ランタンに比べると若干明るさは劣るが、ハイパワーで照らしてくれるモデルも登場しているので一概に明るさが弱いとも限らない。食事のタイミングなどでは程よい明るさでテーブル置きもいいし、テント内は火気厳禁なので使用できるのはLEDのみ。
ルーメナ ルーメナー 7 LEDランタン
ベアボーンズ フォレストランタンLED
コールマン 360度サウンド&ライト
融通が効く万能なランタン小さめサイズもあるといい
「テーブル周りや持ち運び灯、テント内での明かりなど使い道は多数。ただし充電タイプは充電が切れると当日の対応が難しいので前日に充電残量の確認はしっかりと行って」(キャンプナビゲーター・山本健介さん)
3.やっぱりかっこいいのはガソリンランタン
燃料はホワイトガソリンや灯油。液体燃料を気体に変えるため、ポンピングという圧力をかける作業を行い気体に変える必要がある。ガスに比べてひと手間かかってしまうが、寒い場所でも安定した光を放つことができるのも魅力。レトロなヴィジュアルもカッコいい。
コールマン ワンマントルランタン
ヴェイパラックス ランタン M320(灯油)
ペトロマックス HK500(灯油)
ランタン周りに虫を集めてテント周辺は快適に
「暖かくて強い光を放つので、テントと少し離れた場所に置いておくと虫がガソリンランタンの周りに集まっていき、テントやテーブル周辺は快適に過ごせるようになります」(キャンプナビゲーター・山本健介さん)
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