年々応募者増加で大注目!キャンプビギナーにもベテランにも人気の大型イベント「The Coleman Camp 2021」に潜入

2022年2月9日

創業120年を超えるアウトドア用品の老舗「Coleman(コールマン)」。その使い勝手とコストパフォーマンスのよさから、キャンパーを中心にこよなく愛されるブランドだ。近年は毎年参加者全員が安心してキャンプを楽しめるイベントを開催している。都内で6年間続いたイベント「コールマン アウトドアリゾートパーク」から、郊外に場所を移して昨年3回目の開催となった「The Coleman Camp 2021」が2021年11月20日〜22日に行われた。その気になるイベント内容を潜入レポートする。

2021年11月20日〜22日、涸沼自然公園キャンプ場にて「The Coleman Camp 2021」が開催


会場となったのは、茨城県東茨城郡茨城町の「涸沼(ひぬま)」に面した「涸沼自然公園キャンプ場」。広々とした芝生のサイトで快適に過ごすことができ、周辺には観光スポットも多い人気のキャンプ場だ。

【写真】メイン会場には、アウトドアのスペシャリストによるデモンストレーションや、ファミリーで参加できる多彩なコンテンツを用意

事前申し込み制の本イベントでは、抽選で選ばれた121組・375名が参加。1日目から盛大なスタートを切った。

コールマンの赤いのぼり旗がキャンプ場入口の目印


参加者は基本的にキャンプ道具を一式持参し、2泊する準備で参加。別途テントのレンタルプランもあり、コールマンスタッフが常駐している「コールマン キャンパーズ・サポート」では、テントの張り方や道具の使い方を丁寧にアドバイスしてもらうこともできるので、ビギナーも安心だ。

メンテナンス方法なども併せて聞いておけば、キャンプ道具を末長く使うことができる


自分たちの最高のリラックス空間を作ることができたら、さまざまなワークショップやアクティビティを体験しにイベントスペースへ。

広大なテントサイトには芝生がきれいに敷き詰められ、傾斜もなく快適

こだわりのアイテムを持ち込んで、快適な空間を作り上げている

世界に1つだけのサイトを思い描きながら、個性あふれる“我が家”が完成


キャンプがもたらす“アナログだけど特別な時間”に浸る

毎回自然を満喫できるプログラムが用意されているのも「The Coleman Camp」の魅力の一つ。“日頃体感することができない楽しさ”を追求したアクティビティが満載だ。

四季折々の自然を楽しめる涸沼公園をトレッキング

キャンプ場に隣接した公園を散策する「冒険トレック“涸沼自然公園散策ツアー”」は、早朝・夕暮れ・デイタイムの3コースあり、取材は夕暮れ時をチョイス。長靴を履いて、せせらぎの小川をジャブジャブ渡り、ヘッドライトを付けて山の傾斜を登るなど、自然と一体化しながら童心に帰ることができた。

道のまったくない山の急傾斜を登る体験はかなりユニーク!

目をキラキラ輝かせながら、丸太をスイスイ渡る子供たち


公園内の頂上付近にある太陽の広場に到着すると、辺りはもう暗くなるころ。トレッキングリーダーで登山家の戸高雅史氏がアコースティック・ギターを奏でてくれ、その音色に耳を澄ませ、涸沼の静けさに身を任せていると、自然の中に溶け込んでいくような不思議な気持ちに。

早朝のトレッキングコースなら、涸沼からの日の出を拝むことができる


アクティビティはほかにも、カナディアンカヌーに乗りながら葦原を抜け、涸沼まで向かう「四万十塾のカヌー体験」もある。

水をかく音を聴きながら、のんびり水辺を散歩

クライミングウォールやスラックラインが体験できるプレイスペースも人気だ。

小さい子供でも挑戦できるスラックライン


アウトドアのプロから学ぶワークショップ&トークライブを堪能

快適生活研究家で北軽井沢の人気キャンプ場「outside BASE」のプロデューサーでもある田中ケン氏が、オージー・ビーフを使ったステーキを焼くデモンストレーションを実施。参加者も実際に焼いてみると、手軽においしく焼き上がり大好評。うまく焼くコツはしっかり伝授された様子。

田中ケン氏が「最高においしい!」と言われるステーキの焼き方を紹介

アウトドアで大きな牛ステーキ肉を焼くと、テンションアップ間違いなし!


のんびりとイベントを楽しみたい人は、メインステージで開催されるトークライブやアーティストによるミュージックライブがおすすめ。田中ケン氏や戸高雅史氏によるトークライブを楽しんだり、アコースティック・ギターやウクレレを使ったキャンプ場にぴったりな音楽に耳を傾けたり…。

田中ケン氏のトークライブ。アウトドアライフの独自の視点などを聞くことができる

オーストラリア先住民族の伝統楽器「ディジュリドゥ」奏者GOMA氏によるライブ


ポロンと心癒やされる音色の方に足を向けると、daisuke katayama氏による初心者向けのウクレレレッスンに人だかりができていた。手軽に弾け、持ち運び簡単な楽器は子供も大人も入門しやすく、アウトドアにはもってこい!自分の音色を奏でられるようになったら、キャンプがより素敵なものになりそうな予感。

貸出用のウクレレがあり、手ぶらで参加可能(無料)

日が暮れた後の会場も、ランタンやステージの暖かい灯りで素敵な雰囲気

自身もキャンプ好きというdaisuke katayama氏によるライブ。旅や山登り、キャンプを通じて感じたことを楽曲


外で食べれば食事タイムがさらにおいしく!

フードコーディネーターのみなくちなほこ氏によるブースでは、2022年3月発売予定のコールマンの新商品「ダブルパンクッカー」を使った、フレンチトーストの料理教室を開催。

新製品「ダブルパンクッカー」をいち早く試せるのが人気のポイント

4センチ厚に切ったフランスパンに卵液をたっぷり染み込ませ、ダブルパンクッカーにイン。片面3分〜3分半弱火にかけていると卵液がプクプクと鍋からあふれ出してくるが、ためらわずにそのまま加熱を続けられるのはアウトドアならでは! 

フレンチトーストのほか、お好み焼きやハンバーグなどいろいろなメニューも作れる

できたての熱々を頬張ろう。ボリュームたっぷり!

見た目もかわいい、ふんわりジューシーなフレンチトーストがキャンプ場で味わえるなんて、幸せ感MAX!子供でも手軽に体験できるから、キャンプ飯を作るスタートにはもってこいだ。

「自分で作って食べるのはおいしい!」と河口湖からお父さんと初参加の律くん(小3)、煌(こう)くん(小2)


大人の楽しみには、クラフトビールを全国各地で楽しませてくれる「EL CAMION(エル・カミオン)」のトラック型ビアバーが登場。青空の下で飲むビールは、乾燥した喉にキュッとおいしく響く。

T.Y.HARBOR BREWERYで造るクラフトビールが楽しめる

ペールエール、ウィートエール、リミテッドブリューなど6種。レギュラー700円、ラージ900円。4種の飲み比べは1400円


品川の天王洲にあるブルワリーレストラン「T.Y.HARBOR(ティー・ワイ・ハーバー)」が運営しているので、料理もお墨付き。イベント当日に販売されるオリジナルBBQパッケージはビギナーキャンパーにおすすめ。ソルトフレークやエクストラバージンオリーブオイルなどの調味料付きで、ジューシーな肉は絶品だ。

コールマンとコラボした「バーベキューパッケージ」(2名用)5800円。マリネしたハーフチキン、ステーキ、生ソーセージ入り


秋冬のキャンプでは、温かいラムカクテルなども魅惑的。東京・吉祥寺にあるラムバー「SCREW DRIVER(スクリュー・ドライバー)」のバーテンダーによる「オリジナルラムパンチ作り」などのワークショップもある。

ホットモヒート、ホットラムチャイ、ホットバタードラム(各700円)などで体を温めよう。ノンアルもそろう


3日間通して滞在するなら、ランチにハーブやスパイスを使った料理が楽しめる「2-3-4SHOKUDO」を利用するのも気分転換になるだろう。

カレーや魯肉飯(ルーローハン)などが、800円〜味わえる


朝は「茨城町マルシェ」が開かれ、ハムカツやコンフィチキンなどのデリ系から、今人気のフルーツサンドまで盛りだくさん!地元のカフェやパン屋さんのほか、地元商店街も茨城県の食材をふんだんに使ったメニュー持参で出店。身支度を整えたら、朝食はぜひここでゲットしたい。

「納屋café」の平澤美佳さん(右)と妹の映実さんが切りもり

フルーツサンドイッチ いちご480円、ミックス480円


3日間丸々コールマンの世界に浸り、自然の中でのキャンプ&アウトドアライフを楽しめる「The Coleman Camp」。都心からのアクセスもよく、子連れでも安心して過ごせるとあって、年々参加希望者が増加している。

「お父さんもお母さんもお子さんと一緒に自然に還り、楽しんでもらうのがコールマンキャンプの目的です。来年の開催場所はまだ未定ですが、『The Coleman Camp』への参加を機に、今まで利用したことのないキャンプ場を訪れることで得られる知識や未知なる経験もあります。それらを五感で味わうことこそ、キャンプの最大の魅力」とは、コールマンジャパン・マーケティング本部の石垣裕也さん。
「なによりキャンプは最初の体験がとても大切です。天候はもちろん、持っているギアを使いこなせるか否かで快適さに差が出ることも…。キャンプに少し不安を持っている方も、初心者の方も、『The Coleman Camp』に参加していただければ、安全に楽しくアウトドアライフを満喫することができますよ」

コールマンジャパン・マーケティング本部の石垣裕也さん

Tシャツやピクニックシート、バッグなどに入れてくれるロゴ

イベント限定のオフィシャルショップでは、購入した商品にシルクスクリーンでオリジナルロゴを入れてくれるサービスもあり、イベントに参加したよい思い出になりそう。来年の「The Coleman Camp」が一体どんな内容になるのか、今から楽しみだ!

取材・文=近藤鈴佳、水島彩恵

※本イベントは2021年11月20日〜22日に開催されたものです。イベント自体は終了しております。
※運営・施設の了承を得て、撮影時のみマスクを外しています。
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