キャンプ場徹底解剖!「南蔵王やまびこの森キャンプ場」(宮城県刈田郡七ヶ宿)|キャンパーデビュー大歓迎!設営不要のフルサポートで、子連れファミリーにぴったり

2023年8月17日

【食事】基本は持ち込みで用意。朝ご飯はオプションから選べる

施設周辺には車で約9分の距離に「ファミリーマートプラスCOOP」という、コンビニとスーパーが合体した店がある。通常のコンビニよりも野菜や肉、お酒の種類が多く、薪なども販売している。夜10時まで営業しているが品ぞろえはスーパーほどではないので、お目当てのものがあれば事前に問い合わせるか、七ヶ宿エリアに入る前に大型スーパーで買いそろえておくのが安心だ。

朝ごはんは予約時にオプションで選ぶことができ、洋食または和食の2種類から選べる。そのほかダッチオーブン(1台800円)、メスティン(1台500円)、ピザ窯(1台1000円)などの調理器具をレンタルできるので、自由にアウトドア料理を楽しもう。

「手作りホットサンド 」1セット1人前600円(食パン2枚、ツナマヨ、ハムチーズ)、ホットサンドメーカーのみのレンタルは1台500円

「七ヶ宿おにぎりセット」1セット1人前500円(七ヶ宿産米おにぎり2個、七ヶ宿横川みその味噌汁、七ヶ宿おばちゃん漬け)


【遊び場】DIY遊具で自然を感じながら一日中遊び尽くそう

すべり台にネットやはしごをかけた手作りの遊具

このキャンプ場にはスタッフの愛があふれる手作りの遊具がたくさん用意されている。すべり台やシーソー、スイングボール、スラックラインなどがあり、利用は宿泊者のみなので、ほぼ貸切状態で楽しめる。

木の枝を利用したブランコは心地よい揺れが気持ちよい

シーソーやスイングボールも手作り。自然を感じられる温かみのある遊具だ

小川がはじまる先には小さな滝が流れている

キャンプ場の中央には小川が流れていて、浅い部分でジャブジャブと水遊びをすることも可能。池にはニジマスなどの魚の姿も。水の冷たさやせせらぎを聞きながら五感でアウトドアを満喫できる。

中央広場で晴れた日に行われるキャンプファイヤー

夜の楽しみは、キャンプファイヤーや天体観測。芝生が広がる中央広場は晴れている夜にスタッフが火を焚いてくれ、炎のゆらめきを眺めながら満天の星空のもとリラックスできる。キャンプファイヤーの周りなら手持ち花火をすることも可能だ。

【シャワー・トイレ・炊事場】1回無料券が付く姉妹施設への入浴がおすすめ

「wood&Spa や・すまっしぇ」営業時間13時~20時(金・土曜〜21時、火曜定休)、入館料大人600円、子供(小学生まで)300円 ※キャンプ場利用者は1回分の利用券あり

場内にシャワールームは2つあるが、おすすめは車で10分の距離にある入浴施設「wood&Spa や・すまっしぇ」。キャンプ場と同じ運営会社の施設で、宿泊客は1回分の利用券が付いてくる。人工炭酸泉のお湯で、病気治療や美容、健康促進によいとされている。館内にはサウナや休憩スペース、子供が遊べるウッドボールプールもあり、広々とした空間でゆっくりリフレッシュできるだろう。

炭酸泉に浸かって、その日の疲れを癒そう

なお、キャンプ場内にある2つのシャワールームは100円で5分間利用できる。シャンプー・リンス・ボディーソープは備え付けで、タオルのみレンタル(100円)。トイレは管理棟に標準トイレ(男女別)と多目的トイレ、キャンプ場中央にも標準トイレ(男女別)が設置されている。

シャワールームはオートロック式。翌朝9時30分まで利用可能

男女別のトイレは虫よけネットがあり、安心して使える

女性用トイレ。清潔で管理が行き届いている


炊事場はキャンプ場内に2カ所あり、どちらも自由に利用可能。使用したレンタル食器は洗って返却することがルールとなっている。

炊事場には洗剤とスポンジ、ゴミ箱が備え付けられている


【管理棟】フリースペースの使い方は自由!スタッフの手厚いサポートも

スタッフが常駐する管理棟。シャワールームやトイレも同じ建物にある

調味料やドリンク、花火、炭、薪などは管理棟に入る売店で購入することができる。ここでしか手に入らないやまびこの森オリジナルグッズなども販売している。

調味料、薪のほか、オリジナルグッズなどを売店で販売。フロントは8時~22時まで対応している

フリースペースは15時〜22時まで利用可能。現在併設のカフェは休業中

テーブルと椅子を設けたフリースペースは、元はカフェスペースで、悪天候の際はここで調理をすることができる。また、七ヶ宿のアウトドアモンスターをプリントするオリジナルTシャツ作り体験を提供しており、雨が降っても楽しめるコンテンツがあるのもうれしい。

【おすすめコメント】大自然に抱かれたキャンプ場の魅力

スタッフの板橋さん。海沿いの出身だが、緑にあふれた七ヶ宿に魅力を感じて移住してきたという

最後にスタッフの板橋さんにキャンプ場の魅力を伺った。「元々ここはバンガローがあったキャンプ場でしたが、老朽化に伴い取り壊されました。リニューアルオープンした2020年の夏はコロナ禍の真っ只中。自然を求める方が増えたこともあり、手軽に楽しめるキャンプ場をコンセプトに生まれ変わりました。周辺環境に恵まれており、長老湖や吊り橋などの名所のほか、道の駅、そば処など見どころがたくさんあります。私たちが運営する『wood&Spa や・すまっしぇ』や『Book&Cafe こ・らっしぇ』にもぜひ立ち寄ってください」と板橋さん。

山形県と福島県の県境に位置する七ヶ宿町は、県外からのアクセスもよい。夏は夜になると涼しいくらいで、気候も穏やか。スタッフのサポートも手厚く、火の付け方やキャンプで困ったことがあれば気軽に尋ねることができる、キャンプデビューにはもってこいの施設だ。小さなお子さんを持つファミリーは、ぜひ一度訪れてみてはいかがだろうか?

【早見表】施設の基本情報

取材・文=ジェンティーレ恵

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