一般社団法人日本野球機構(NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント共催のプロ野球eスポーツリーグ「eBASEBALLプロスピAリーグ」2022シーズンの関連資料贈呈式が、野球殿堂博物館にて行われた。
贈呈式では、野球殿堂博物館・庄司正信館長、NPB・加賀山昭宏事業本部長、株式会社コナミデジタルエンタテインメント・石原靖士執行役員に加えて、昨年「e日本シリーズ」を制した福岡ソフトバンクホークスの藤木斗頼キャプテンが参加した。
盛り上がりをみせる「1000万回再生数」のプロスピA
現在、トップ選手の収入ともなると1億円を超えるともいわれるeスポーツ業界で、近年、脚光を浴びつつある「eBASEBALLプロスピAリーグ」2022シーズンでは、昨年9月から予選エントリーを開始し、延べ25万人の参加応募があった。その中から36名の選手を選出し、加えて、12球団のOB選手をスピリーグ監督やヘッドコーチとして就任させ、その卓越した技術やチームワークを競うことで、今シーズン(2022)では「1000万回」以上の視聴回数を記録した。
登壇した株式会社コナミデジタルエンタテインメント・石原靖士執行役員は、『「eBASEBALLプロスピAリーグ」は、プロ野球のもう1つの楽しみ方であり、オフシーズンのコンテンツとしても成立しており、野球界と若い世代を繋ぐ接点にもなっている』と語った。
誰でもプロを狙える「プロスピA」に参加しよう!
最後に、「eBASEBALLプロスピAリーグ」2022シーズンで、日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスのキャプテン・藤木斗頼選手に「eスポーツの未来」そして「プロスピA」ついての今後も聞いた。
ーー優勝した感想を教えてください。
【藤木斗頼】昨シーズンでは、日本シリーズまで勝ち上がったのですが、悔しいカタチで終わってしまい、今シーズンこそは!という強い想いで、シリーズ優勝、日本シリーズのリベンジもできたので、達成感というところでは、人一倍です!!
ーー1日、どれぐらい練習してますか?
【藤木斗頼】3人で集まって、2時間〜3時間ほど練習して、そのときに技術的なことや戦略なども打ち立てていきます。「どの選手にどのピッチャーをぶつけるのか?」「誰が何番手にいく!」といった細かなことを練習では主に決めていました。
ーー今後の「プロスピA」はどう発展すると思いますか?
【藤木斗頼】eスポーツは年々、注目度が上がっているのも実感しますし、プロリーグを観て自分たちも「プロになりたい!」という声もよく聞きます。数字でいうとプロスピ人口も増加傾向だと思います。今後、プロスピが発展していき「もう1つのプロ野球」っていうカタチになれば!と考えています。eスポーツの良いところは、身体能力が関係なく練習が結果につながること、そして、誰でもプロを狙える!という2つにあると考えています。なので、皆さんもシッカリ練習して、プロのステージでともに戦いましょう!
「野球殿堂博物館」にて寄贈された神アイテムたち
プロ野球オフシーズンの新しい「プロ野球」としても注目を集める「eBASEBALLプロスピAリーグ」だが、2022シーズンで活躍した選手たちの品々が野球殿堂博物館に寄与する運びとなり、益々、プロ野球とeスポーツの繋がりが深いものとなったことは間違いない。
【寄贈資料】
・e日本シリーズ出場選手、スピリーグ監督のサイン色紙
(広島東洋カープ、福岡ソフトバンクホークス各1チームずつ、計2枚)
・ e日本シリーズ出場選手、スピリーグ監督のサイン入りユニホーム
(広島東洋カープ、福岡ソフトバンクホークス各1チームずつ、計2枚)
・最優秀選手 前野拓光選手(福岡ソフトバンクホークス)サイン入り調子くんぬいぐるみ
・「eBASEBALLプロスピAリーグ」2022シーズン関連写真パネル
・ナイススピリッツ賞に関する案内資料