2023年11月25日、「全国都道府県対抗eスポーツ選手権『Shadowverse』学生の部」の決勝戦がセンテラス天文館(鹿児島県鹿児島市)で開催された。熱いバトルを繰り広げた末、北海道代表のおいたく選手が勝利し、今年度の学生日本一の栄冠を手にした。決勝の様子は、「Shadowverse 」YouTube公式チャンネルで配信されている。
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権『Shadowverse』学生の部」は中学、高校、高等専門学校、大学またはこれらに準ずる教育機関の生徒・学生を対象とした「Shadowverse(以下、シャドウバース)」の学生プレイヤー日本一を決める大会。2023年8月に全国各地でオフライン予選が行われ、さらにその通過者のみで9月9日、10日にオンラインにてブロック予選と決勝トーナメントが実施された。その数々の戦いを勝ち抜いた、おいたく選手(北海道代表)と空白選手(神奈川県)の2名が、11月25日にセンテラス天文館の特設ステージにて直接顔を合わせて激突した。
第1バトルは、おいたく選手の財宝ロイヤルと、空白選手のマガチヨエルフの対戦からスタート。おいたく選手がデッキのキーカードである<大海の征服者・ロジャー>を引き当てつつ、有利に盤面を作る一方で、手札のリソースが苦しい状況が続く空白選手。来たる7ターン目、おいたく選手が狙い通りのプランでリーサルに持ち込み勝利を掴む。
続く第2バトル、おいたく選手はマガチヨエルフで2勝目を狙うのに対し、空白選手は秘術ウィッチを選択。空白選手が手堅く作り上げた盤面を、おいたく選手が<新芽の風・メイ>を使い見事に処理するシーンもあり、勝負は緊迫した展開が続く。そんな中、着実にスタックを消費していた空白選手が<ギガンティック・サモン>を活用することで、7ターン目にして18点をたたき出し、1勝を返す。
第3バトルは、マガチヨエルフ同士のミラーマッチ。おいたく選手は開始早々、6ターン目のリーサルが見えている手札に。空白選手も負けじと着実なプレイイングをみせるが、おいたく選手が流れに乗ってリーサルを逃さず勝利する。
本大会決勝戦は BO5(3バトル先勝した方が勝利)のため、おいたく選手が優勝に王手をかけた状態で第4バトルがスタート。残すは進化ネメシスの1デッキとなったおいたく選手に対し、空白選手は今度こそマガチヨエルフでの勝利を狙う。苦しい手札が続く空白選手に対し、進化可能ターンから加速的に進化の回数を稼いだおいたく選手が見事勝利。学生王者の座をつかみ取った。
表彰式では優勝したおいたく選手へ、「シャドウバース」アプリ内の報酬(大会優勝称号、レッドエーテル100万個)と大会参加権利(「RAGE Shadowverse」シード権、「Shadowverse Invitational 2024」への招待)が贈呈された。勝利選手インタビューでは、「試合内容自体は納得いかないものもあったが、今日の結果はとてもうれしい」とコメント。応援してくれた仲間に対して感謝の意を伝えるとともに「Shadowverse Invitationalでも優勝を目指して頑張りますので、よろしくお願いいたします」と次のステージへの意気込みも語った。
【最終結果】
優勝:おいたく選手(北海道)
準優勝:空白選手(神奈川県)
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