――実家や地元に帰りたくなるときって、ありますか?
「実家でトイプードルを飼っているんですが、年末年始に帰るたびに、自分のこと覚えてるかな?って不安に思いながら会うと『おかえり』って言ってるのがわかるくらい、ワンワンって駆け寄ってくるんですよ。実家にいるとべったりで、寝る時もずっと一緒です。東京ではペットを飼っていないので、街やペットショップで犬を見かけると、愛犬に会いたいなって思いますね。あと、母が料理上手で、牛すじカレーがおいしいんです。近所のお肉屋さんで買った牛すじを使って作るんですが、味がしみていて濃厚なんですよ。それが食べたいなって思う時は、実家が恋しくなります。年末年始の帰省まで我慢できずに、たまに冷凍で送ってもらうんですけどね(笑)」
――いいご家族ですよね。では最後に、芸能界でのご活躍を、地元の方々はどのように応援してくださっていますか?
「学生時代の友人は、みんなアツく応援してくれています。高校生の頃に公園で、友人たちと将来何がしたい?なんて夢を語り合ったんです。そのときに僕は『あこがれの小栗旬さんのような演技ができるかっこいい人になりたい、芸能の仕事を始めたい』って宣言したんですよ。その瞬間からずっと、友人たちは頑張れって励ましてくれています」
――芸能界を目指すことにご家族は何と?
「当時、思い立ったらすぐ行動しないと気が済まない僕はすぐに上京を決意して、バイトをしてお金を貯め始めました。できるだけ早く東京に行きたいと母に話したら『やりたいことがあるなら、絶対にやりなさい』って応援してくれたんですよね。反対するどころか、むしろ挑戦してほしいと言ってくれた母は、心強い存在でしたね。母が自分の母でよかったなと、強く思いました。シングルマザーであるうえに、長男の僕を育てるのはきっと初めてのことだらけなのに、本当に大事に育ててもらったと感じるからこそ、旅をして欲しいと言ってくれた母の気持ちには感謝したいです。だからこそ、絶対に恩返ししたいなと思っています」
関西の港町、兵庫県。海と緑がある街から、母親の愛に背中を押され、大きな夢を持って飛び出した富園。人の数だけ自分だけの“地元”があり、故郷への特別な思いを持っているに違いない。
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