未婚・シングル世帯、6人に1人は「月の食費1万円未満」
家計に大きく影響する食費では、パートナーありの世帯とシングル世帯で大きな違いが現れた。【パートナーあり・子供あり】世帯では、月々の食費「3~5万円未満」35.8%、「5~8万円未満」30.5%、「1~3万円未満」17.4%が上位の回答に。【パートナーあり・子供なし】世帯では、半数に近い46.8%の人が「3~5万円未満」と答え、「1~3万円未満」24.4%、「5~8万円未満」21.2%と続いた。
これが【未婚・シングル】世帯になると、もっとも多かったのは「1~3万円未満」で44.3%。「3~5万円未満」27.7%、「1万円未満」17.6%という結果になった。世帯の頭数が大きく影響してくるとは言え、30~40代でも6割を超える人が一カ月の食費を3万円未満に抑えているようだ。
保険の加入率は8割強、パートナーあり・子供あり世帯は「1~3万円未満」が最多
また、毎月かかる保険額(本人のみ)についての質問では、「1円~1万円未満」が【パートナーあり・子供あり】(41.6%)と【未婚/シングル】(41.5%)で最多。【パートナーあり・子供なし】では「1~3万円未満」が38.5%でもっとも多かった。
次点以下の結果は、
【パートナーあり・子供あり】:「1~3万円未満」41.2%、「3~5万円未満」8.1%、「0円」6.0%
【パートナーあり・子供なし】:「1円~1万円未満」33.3%、「0円」14.1%、「3~5万円未満」9.6%
【未婚・シングル】:「1~3万円未満」30.5%、「0円」18.2%、「3~5万円未満」6.7%
となり、5万円以上の保険額を払っている人は3パターンとも5%を下回った。いずれのライフスタイルでも8割以上の人がなんらかの保険に加入し、もしもの事態に備えているものの、生活の幅や自由度が既婚者層より大きい分、【未婚・シングル】では非加入率もやや高めの結果となった。
支出を減らしたい項目は?パートナーあり・なしで光熱費と通信費が逆転
さらに、支出を減らしたい項目(複数回答可)についても3パターンに質問。上位結果は以下のようになった。
【パートナーあり・子供あり】:「光熱費」(49.5%)、「食費・日用品(家庭での食費)」(47.4%)、「通信費」(38.1%)、「保険料」(28.0%)、「外食費・交際費」(26.2%)
【パートナーあり・子供なし】:「光熱費」(46.2%)、「食費・日用品(家庭での食費)」(42.3%)、「通信費」(36.5%)、「家賃」(32.7%)、「保険料」(26.3%)
【未婚・シングル】:「通信費」(49.7%)、「光熱費」(39.8%)、「食費・日用品(家庭での食費)」(35.0%)、「外食費・交際費」(26.3%)、「交通費・ガソリン代」(26.0%)
【パートナーあり】では、いずれも光熱費が減らしたい項目の筆頭に挙げられているが、【未婚・シングル】では通信費が最多。家族の数だけ誰かが在宅している時間が長くなりがちなパートナーありの世帯と単身世帯とで差が生まれた格好だ。
同年代でもライフスタイルごとに目安となる金額が微妙に変わってくることが分かった今回の調査。自分のお財布事情を振り返る参考にしてほしい。