貯金系YouTuberが語る「節約ビギナーのための、今すぐ確実に減らせる支出5選」

2022年5月31日

今すぐ減らせる支出(4)電気代・ガス代

毎月の電気代・ガス代も、実は会社を乗り換えるだけですぐに支出が下がります。というのも電気は2016年から、ガスは2017年から自分の好きな会社と契約できるようになりました。賃貸物件に住んでいる方も対象です。

どの会社が安いか、などは家族構成やその人の生活スタイルによって異なります。しかし間違いなく言えるのは、各会社は乗り換えてもらうためにお得なプランを用意しているので、乗り換えることで確実に毎月の使用料が下がるということです。

僕も自分の好きな電力会社と契約しているのですが、大手電力会社の電気を使っていたころに比べて、電気代は数割ほど安くなりましたね。賃貸物件の場合、プロパンガスだと基本的に自由に契約できないのが残念ですが。

電気代やガス代の節約と聞くと、こまめにブレーカーを落としたり、寒い冬でもお湯を使わないようにしたりする、などを思い浮かべる人もいると思います。しかし、その類の節約はつらいので続かないですし、何より我慢したところで数十円〜数百円の節約にしかならないでしょう。

しかし電気代・ガス代の節約を「仕組み」から行えば、今すぐに、かつ何もつらい思いをせずに毎月の支出が下げられます。「引越しの際に大手電力会社と契約してそのままにしている」なんて方も多いはず。乗り換え自体はすごく簡単なので、ぜひ調べて実践してみてください。

今すぐ減らせる支出(5)サブスク

サブスクとは「1カ月1000円」などの月額課金のサービスのことです。例えば、映画ドラマの配信サービス、会員制のジム、音楽の配信サービスなどがあります。このサブスク、最近は本当に増えているので、いろいろと契約している人も多いはず。ただ、実はこのサブスクは落とし穴にもなり得るサービスなので、見直しがすごく重要です。

理由としては、サブスクの「解約忘れ」は本当によくあることだからです。サブスクは一度契約すると、あとは自動的に毎月引き落とされていきます。「自分が毎月何にいくら使っているのか」を把握する習慣がないと、使っていないサブスクにもお金を垂れ流し続けることになるんですよね。

特に「初月無料」をうたっているサブスクは要注意です。「無料だから」ととりあえず契約した後、契約したこと自体を忘れてしまうのも”あるある”です。そして気づかないうちに結構なお金が出て行っていた、なんてことにもなりかねません。スマホ・携帯電話を契約する際のオプションもこの一種でしょう。たとえ1カ月1000円のサブスクでも、1年に換算すると1万2000円です。当然ですが、これが複数あると大きなお金になります。

もちろん高頻度で使っているサブスクであれば、すごくお得だと思います。しかし、あまり使っていないサブスクを契約しているのは、本当にもったいないです。また、解約してみて「やっぱり必要だったな」と思ったら、また契約すればいいだけですよね。サブスクを解約すれば、毎月の固定費が少なくなるので、支出が減ってきます。ネット上の手続きですぐに解約できると思いますので、自分が契約しているサブスクを確認して、使う頻度が少ないものはどんどん解約しましょう。

支出は「その都度節約」ではなく「仕組みや習慣」で減らせ

ここまで今すぐ確実に減らせる支出の方法についてお話ししてきました。節約と聞くと、お金を使わないように毎日過ごさないといけないと感じる人も多いはず。しかし、いきなり節約生活を徹底させることはできませんし、労力の割に効果の薄い間違った節約を行ってしまうこともあります。

大事なことは、「自分の行動」という不確実な要素で支出を減らそうとしないことです。何でも我慢我慢ではつらくて続きませんよね。「欲しいけど我慢する」「1円でも安さを求める」のようなその時々の行動ではなく、仕組みや習慣という大きな括りで捉えてみてください。より楽に大きく支出を減らすことができます。

今回取り上げた「今すぐ減らせる支出」の多くが、固定費などの仕組み・日々の習慣によるものです。1つ1つ実践していくことで、節約のコツを自然とつかむことができるでしょう。そして気づいた時には、大きな貯金ができていて、心の余裕を持てているはずです。次回は「貯まる人がやっている、買い物の際の思考法」についてお話しします。

取材・文=斉藤育世(エディターズ・キャンプ)

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