買い物や外食でつい浪費してしまう人が行っている残念な考え方とは/FIRE達成3児の父に聞く節約と投資

2023年7月25日

外食は「食べたいものがある時」にだけ行く

外食は「食べたいものがある時だけ」行っています。当たり前だと思うかもしれませんが、実は皆さんもそうではない外食をしていることが多いはずです。

外食は習慣で行くのではなく、きちんとした目的を持って出かけたい


私は以前、外食は週末ごとに行くと決めていました。ただ、そのように形骸的に「毎週末行く」と決めて外食していると、浪費に繋がります。初めのうちは本当に食べたいものを食べに行けると思いますが、そのうち「特に食べたいものはないけど、とりあえず外食でもするか」と考えるようになってしまいます。これは無駄な出費です。

今は月に一度も行かないこともありますし、週に2回行くこともあります。基本的に1人で外食することはありません。外食するなら常に家族と一緒に行っています。また、金額で判断するのではなく、本当に食べたくて満足できそうなものだけを食べに行くようにしています。

外食は「おいしい」「お店の雰囲気が良い」「お店からの眺めが良い」など、味わうことができる感動がたくさんあります。そういった感動を味わうためにするべきです。また、その感動を「思い出」としてその後も感じることができると、とても素晴らしいと思います。お金の面で考えても、一度しかお金を払っていないのに「思い出」として何度も感動を味わうことができます。

食で重要なことは満足度だと思っています。心底満足できない外食は、お金を払ってまで行く気になれません。どの行動にも共通しますが、必ず目的を持つ必要があります。「外食に何を求めるのか?」それがあいまいなままの外食は満足度が上がりません。 目的のない外食は浪費の始まり です。

我が家の外食の基準は「1年後にそのお店の味を思い出せるか?」です。このくらい外食に満足度を求めています。これによって「とりあえず外食」をする回数が減りますし、一度の外食での満足度が違います。また、外食の基準を定めたことで「満足できない外食なら、無理して行かない方が良い」と思うようになりました。

「週末だから」「給料日だから」という理由は、外食する理由と直接結びつかないので避けましょう。「○○記念日=外食」というのも短絡的だと思います。自分へのご褒美なら外食以外でもいいわけです。「なぜ外食をするのか?」その目的を常に意識するのが大事です。「1週間前に何を食べたのか忘れてしまっている」程度の外食はやめた方がいいと思います。

また、妥協しての外食も避けたいです。具体的には、行きたかったお店が臨時休業などで休みの時、代わりにもともと行く予定のなかったお店に行くような外食のことです。外食は「満足するための手段」のはずが、いつの間にか「外食そのものが目的」に入れ替わってしまっている状態ですね。さらに、そこでたいして飲みたくもないドリンクを注文したりするのは、もっとNGです。

「今日は○○を頑張ったから、自分へのご褒美に外食をしよう!」という気持ちになることも多いかと思います。でも、ごちそうしてくれるのは友人や恋人ではありません。自分がお金を払っているのであれば、それは〝ご褒美でもなんでもない〞ことが分かります。このように挙げてみると、無駄な外食というものがいかに多いか分かります。これらを避けると、無理なく効果的な節約に繋がっていくでしょう。

「しあわせFIRE」(KADOAKWA)

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