2017年より、“ガンプラの聖地”として人気を博している「ガンダムベース東京」。施設内では、懐かしのガンプラから最新モデルまで販売&展示されており、工作スペースやイベントなど「見て楽しい」「作って楽しい」を体現してきた。そこで今回、ガンダムベース東京 店長・関野氏にインタビューを実施。ガンダムベースの見どころのほか、コロナ禍におけるイベントのあり方や、サステナブルな活動について聞いた。
「ガンダムベース」って、どんな施設?
――ガンダムベース東京を未体験の人のため、どんな施設か教えてください。
【関野店長】圧巻の展示ボリュームで、来ていただいたすべてのお客様に満足いただき、ガンプラの「カッコよさ」「楽しさ」を体験できる場所として、全世界のガンプラファンに向けた総合施設です。
――全ガンダムファンに向けた総合施設ですが、販売しているキットについて教えてください。
【関野店長】取り扱いアイテムの幅としては、1980年代の懐かしのキットから最新のモノまで約2000種類のガンプラを取り揃えてオープンしました。現在はガンプラ人気の高まりもあって、オープン時ほどの種類数は取り揃えられておりませんが、それでも1200種類以上の品揃えがあります。
――私のような「最近のガンプラは作ったことがない…」という復帰勢に向けて、オススメのキットはありますか?
【関野店長】昨年9月に、先行販売という形でガンダムベースより登場した「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム」(770円)がオススメです。初めての方、久しぶりにガンプラを作ってみようかな!という方にも推奨しています。パーツの色分けにより塗装することなく組み立てるだけでカラーリングも再現しています。全50パーツほどなので簡単に組み立てができますし、非常に精巧な作りで関節も動くモデルとなっております。まさに、復帰勢やはじめてガンプラを作るお子様に人気のモデルとなっています。
【関野店長】さらに説明を加えさせていただくと、初めての方にとってランナー(プラモデルの枠)を見たときに「これ、本当に作れるの?」といった心配もあるかと思います。ですが、このエントリーモデルは、シールもないし、ニッパーも不要、接着剤も使用しません。それに加えて、ランナーには、頭部や胴体などでまとまってパーツを配置しているので、上から順々に組み立ててもらえれば、説明書がなくても感覚的に組み立てられるような仕組みになっています。価格帯としても770円、550円(ライトパッケージバージョン/武器なし)とあるので、「1000円でお釣りが来るのはうれしい」といったお声もいただいています。