プレイヤーが歩くことで、ピクミンを育てたり、歩いた道に花を咲かせたりできるスマートフォンアプリ「ピクミン ブルーム」。そのリアルイベント「Pikmin Bloom Tour 2023 : 横須賀」が7月23日に開催された。Pikmin Bloom Tourは、4月に札幌で開催された第1回に続き、今回で2回目。ピクミンと一緒に歩いてお題をクリアしながら、街に設置されたスペシャルスポットを巡るウォーキングイベントとなっている。参加すると、イベント限定の特別なアプリ内バッジやレアなデコピクミンの苗を入手できるなど、ファンにはたまらない魅力が満載。そこで、今回「ピクミン ブルーム」が好きすぎるという編集部員がイベントをリアル体験!その全貌をリポートする。
横須賀の街にピクミン ブルームファンが集結!
「Pikmin Bloom Tour 2023 : 横須賀」は事前に抽選に申し込んで当選した人だけが参加できるイベント。受付場所として、JR横須賀駅からすぐの「ヴェルニー公園」内に特設テントが設置され、受付の前にはピクミングッズを身に着けた「ピクミン ブルーム」のファンが集まった。
参加者には、「Pikmin Bloom Tour 2023 : 横須賀」のイベントマップとピクミン型のサンバイザー、リストバンドが配布され、さらにNintendo Switchソフト「ピクミン4」の発売直後ということで、QRコード付きのピクミンカードも配布されていた。
受付を終えると、それぞれのペースでウォーキングをスタートする参加者たち。その中に、素敵なファミリーを発見!「リアルイベントは今回が初めて」という一家は東京からの参加。ママは日本で配信が始まった当初からのピクミン ブルームユーザーで、レベルはなんと80超えだそう。「最初に私がピクミンのかわいさにはまってしまって…。その後、主人にも勧め、娘も一緒に遊ぶようになり、今ではすっかり一家でファンです!小さい子供でも年齢問わず楽しめるのが『ピクミン ブルーム』のいいところですよね」と笑顔で話してくれた。
札幌の第1回イベントにも参加したというこちらの男性は、今回さらにバージョンアップし、全身“ピクミンづくし”で参加。「闘わない、傷付け合わない、穏やかで平和。そしてみんなが笑顔になれる、それが『ピクミン ブルーム』。こんなすばらしいゲームはほかにはないです!」と大絶賛。仕事がら世界中を訪れているが、今回のイベントに合わせて帰国したそう。
ピクミン ブルームツアー限定のチャレンジリストをクリアして、バッジや金の苗をゲット
さっそく、組み立てたサンバイザーをかぶってウォーキングスタート!今回のイベントで出された特別なお題はこの3つ。
お題1:7ヶ所のスペシャルスポットを引っぱる
横須賀市内の観光名所やレストラン、ハンバーガーショップなど全12カ所に設定された「スペシャルスポット」。そのうち7カ所を巡るのが1つ目のお題だ。どのルートでスポットを回るかは参加者の自由。スペシャルスポットの近くにたどり着いたら、おさんぽビューでスポットを一度タップしてからスワイプすると、その場所にちなんだデコピクミンになる金の苗と、ひまわりのエキスを受け取ることができる。7カ所を巡ることができれば、特別なアプリ内バッジ「Pikmin Bloom Tour 2023 : 横須賀バッジ」がもらえる。
お題2:7000歩あるこう!
2つ目のお題は7000歩以上歩くこと。横須賀駅から始まり、どぶ板通りや三笠ビル商店街、よこすか海岸通りなどを通ってうみかぜ公園まではトータル約5キロの道のり。どのように巡るかは参加者が自由に決めることができ、7000歩は自然にクリアできる。
お題3:ひまわりを3000本植えよう
3つ目のお題は3000本のひまわりの花植え。ピクミンは花やフルーツのエキスが大好き。集めたエキスをあげると頭に花を咲かせる。その花をタップするともらえる花びらを使って花植えをしながらおさんぽすると、歩いた道に花を咲かせることができる。スペシャルスポットでは、通常のビッグフラワーでスワイプするときよりもたくさんのエキスがもらえるので、イベント前に頑張ってひまわりのエキスを集めておかなくても大丈夫。
3つのお題に挑戦しながら、横須賀の街を探索
今回のツアーの舞台となった横須賀市は、神奈川県に位置する海沿いの街だ。米軍基地などがあることから国際色豊かな雰囲気が漂い、日米の歴史と文化の融合を体感できる観光スポットも多い。
スペシャルスポットには、「三笠公園」や「うみかぜ公園」など横須賀の名所がたくさん組み込まれているので、ツアーに参加するだけで横須賀の人気スポット巡りを満喫することができるのだ。
さらにスペシャルスポットでは、そのスポットの豆知識的情報も確認することができるので、街歩きの楽しみも倍増!
横須賀の街のあちこちでピクミン ブルームファンを発見
道中では、ピクミンのサンバイザーをかぶってイベントを楽しむ人々が多く見られ、まるで横須賀の街にピクミンたちがあふれているかのような、ピクミンファンにとってはなんともほほえましい光景が。「参加者の方がみんな堂々とサンバイザーをかぶっていて…!そういう人を見ると、あの人も『ピクミン ブルーム』やってる!って親近感や一体感が生まれるところもとてもいいですね」と編集者もイベントの魅力を再認識。
ピクミンたちと横須賀の街並みをAR写真に撮ってツアー参加の思い出に
スペシャルスポット「三笠公園」には、大日本帝国海軍の戦艦「三笠」も記念艦として保管されている。ここでは「四つ葉のクローバー」デコピクミンに育つ金の苗を入手!
せっかく横須賀の観光名所に来たのだから、各スポットではピクミンとのAR撮影も抑えておきたい。気持ちのよい海を背景にしたり、アーティスティックなストリートペイントをバックにしたり、普段では撮影できないような景色を収めることができる。
編集者も「撮影するほどに、ピクミンとの思い出もどんどん増えていくのがとっても楽しい!」とご満悦の様子。
「YOKOSUKA GENIC STREET」はよこすか海岸通りに沿ってアート作品が点在するエリア。なかでもひときわ目立つのが、全長50メートルの「#スカジェニ」。プロのアーティストたちが“LOVE”をテーマにデザインした壁は、フォトスポットにもなっている。
AR写真を撮るのに夢中になって、スポットでのスワイプを忘れないようにしたい。ちなみに、海沿いのここでは「貝がら」デコピクミンに育つ金の苗がもらえる。
3つのお題もすべてクリアして無事に完走!
ついに最後のスペシャルスポット「うみかぜ公園」に到着。スペシャルスポット全12カ所を制覇できて取材陣も大満足!
公園内では、海風を感じながら猿島を眺めてのんびりしたり、ピクミンとのAR撮影を楽しんだり、大いに満喫した。
今回の取材では、3つのお題はしっかりクリアでき、特別なリワードももらうことができた。1日の参加で多くのデコピクミンに出合えるなど、「ピクミン ブルーム」のヘビーユーザーはもちろん、初心者にとっても有益なひとときになったに違いない。
ゲームアプリのリアルイベントはさまざまあるが、「Pikmin Bloom Tour」はずっとスマホを見ている必要がないので、まさに街散策とベストマッチ!スポットからスポットへと歩きながら、横須賀の街並みや雰囲気をゆったりと堪能することができた。
会場を後にする参加者たちからは「今度は〇〇方面でやってほしいな!」などといったリクエストの声も聞かれ、街のさまざまな魅力を発見するウォーキングイベントとしては大成功。次はどんな場所でピクミンに出合えるのか、次回の開催にも期待したい。
「ピクミン ブルーム」は、プレイヤー自身がスマートフォンを持って歩くことで、不思議な生物ピクミンを育てたり、歩いた道に花を咲かせたりできる“歩くことを楽しくするアプリ”。
ピクミン ブルーム公式サイトは
こちらから。
取材・文=水島彩恵
撮影=島本絵梨佳
※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。