DeNAが運営するライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」と、ウォーカープラスがコラボレーション。ウォーカープラスへの出演権をかけたライバー(配信者)向けイベントが開催され、横浜エリアではスーパーサンダーすごい豊さん(以下、豊さん)がその権利をゲットした。
豊さんが今回レポートしてくれるのは、桜木町駅目の前のコレットマーレ7階にあるカールヴァーン ベイ ヨコハマ。国際都市・横浜でも珍しい、アラビア料理をメインとしたレストランだ。
中東の港湾都市・コンスタンティノープルをイメージ
「カールヴァーン」とは、古代ペルシャ語で隊商「キャラバン」のこと。埼玉・飯能に1号店があり、東京では渋谷に2店舗を展開している。神奈川には横浜髙島屋にアラビアンテイクアウト業態のカールヴァーン デリカテッセンを2021年にオープンしていて、カールヴァーン ベイ ヨコハマは2022年4月15日に開業したばかり。同店神奈川初となるイートイン業態ということで、待ち焦がれていたファンも多い。
なにを隠そう、豊さんは横浜市磯子区出身。今も横浜在住と、生粋のハマッ子なのだ。そして、関内~野毛~上大岡近辺で飲み歩くのが趣味という大のお酒好き。ライバーになったきっかけも、2020年の緊急事態宣言でステイホームとなったため、配信でお酒を飲みながら多くの人と繋がる機会を作りたかったという思いが原点にある。
「カールヴァーン ベイ ヨコハマには初めて来ましたけど、お店の存在感が異彩を放ってますね。まるでアラビアのレストランに迷い込んだかのような世界観。窓の向こうにはみなとみらいの景色が一望できるし、場所も雰囲気も最高のロケーションじゃないですか!」
同店に一歩足を踏み入れれば、アラベスク紋様のランプがおりなす幻想的な光と影がお出迎え。鹿鳴館を彷彿とさせるヘリンボーン様式の床には、アンリ二世様式の家具が並べられ、アラビア装飾と明治の文明開化期の意匠が交じり合う非日常の空間となっている。
そのイメージは、東と西の文化が行き交う港湾都市として栄えた、コンスタンティノープル(トルコ・イスタンブールの前身)。そう、ここは明治以降の文明開化を象徴する都市だった港町・横浜。偉大な地への敬意を、「カールヴァーン」流に表現したのが同店なのだ。
飲み歩き好きの豊さんも初めて尽くしのラインナップ
同店は雰囲気や料理のほか、お酒にもこだわりが凝縮。実は飯能の本店はビールの醸造所を兼ねたブルワリーレストランとなっていて、ここでも自家醸造の新鮮なクラフトビールを楽しむことができる。そしてバリエーションも、8種類と充実。豊さんも興味津々だ。
「入り口すぐのところにバーカウンターがあるじゃないですか!しかもクラフトビールのタップがズラリ。さっそくテンションアガッてます(笑)」(豊さん)
カールヴァーンのビールは、世界から厳選して輸入する原料と、飯能で栽培されたホップを使っていることが特徴。醸造所の立ち上げは2017年だが、国内外のビアコンペティションにおいて4年半で30個のメダルを受賞している実力派だ。
お酒に関してはワインやスピリッツ(蒸溜酒)も独自。ワインは古代よりブドウ酒造りが行われてきたジョージア、レバノン、ギリシャから日本未入荷の銘柄を直輸入していて、ここでしか飲めない銘酒も多い。スピリッツもエジプト由来のデーツの甕焼酎、古来神に捧げられたという花蜜酒、ジョージア伝統のブランデー「チャチャ」など、きわめて珍しい洋酒がそろっている。
地中海アラビア諸国のスパイスフルな美食がズラリ
窓際のカウンターに座った豊さん。次々とサーブされるメニューを前に「僕だけじゃないと思いますが、アラビア料理を食べるのは初めてですよー!」と、ワクワクした表情が印象的だ。そしてお待ちかねのビールを、まずはひと口。
「あぁ~ウマい!フルーティーな酸味が印象的で、ビールらしいコクもありながら軽やか。何杯でもいけそうな飲みやすいおいしさです!」(豊さん)
同店のメニューは、アラビアの食材とスパイスの香りを閉じ込め、熱々で提供するモロッコのタジン料理をメインに、エジプト、レバノン、トルコ、シリア、オマーン、ギリシャなど地中海アラビア諸国のスパイスが香るラインナップとなっている。その中から代表的な3皿をセレクト。
まずは「アラビアン・ミートグリル・プレート」から。肉好きの豊さんだが、初めての味わいに驚きの連続。「ラム肉を使った料理が多いんですね。日本で羊肉といえばジンギスカンがメジャーですが、これはまた違った力強い味わい。ミルキーなうまみはありながらクセはまったくなくて、肉々しい食感もたまりません!」(豊さん)
次は「茄子のカルヌヤルクと季節野菜のタジン」。ナッツと杏で作るヴィーガンの自家製パティを、ナスに詰めたトルコ料理「カルヌヤルク」が主役のひと皿だ。トマトベースのタジン煮込みとなっていて、豊さんは「古代小麦のアラビアン・ブレッド」(550円)とともに味わった。
「トロトロのナスと、あっさりめのパティが絶妙ですね。トマトの煮込みは辛口なスパイシーさで、ひよこ豆のアクセントが楽しい。野菜のうまみが凝縮したしっかりめのテクスチャーで、パンにもライスにもよく合いそうです」(豊さん)
そして「ゾロアスタカレー クミンライス添え」も試食。こちらは古代ペルシャからインドへ渡ったゾロアスター教徒が、香りのいいスパイスをよく知っていたというエピソードをヒントに「カールヴァーン」のシェフが考案したチキンカレーだ。
カレーのスパイスは、シナモンやクローブといったエキゾチックで甘やかな要素をもつ素材を前面に出し、牛乳や生クリームでコクをアップ。チリやペッパーの刺激は抑え、食べやすい辛さに仕上げている。
「チキンはホロホロかつゴロッとしていて、カレーはスパイシーながら甘口のとろとろ系。ご馳走感のあるおいしさで、テクスチャーがしっかりしているからおつまみにも相性抜群ですね」(豊さん)
豊さんおすすめのスポットは赤レンガ倉庫
豊さんの地元、横浜の個性的な新店を訪れるという本企画。場所が観光地であるみなとみらいということで、おすすめのスポットを聞いてみた。
「僕は単独行動が多いので、普段よく行くのはひとりで飲める店が多い関内とかなんです。でも、誰かと遊ぶならみなとみらいは最高ですよ!個人的なお気に入りは、イベントもよく開催される赤レンガ倉庫周辺ですね」
そして今日の感想とともに、ライバーとしての活動についても聞いてみた。
「横浜広しとはいえ、ここまで非日常感を満喫できる店もないですね。おいしかったし楽しかったです!活動としてはトップライバーとして頑張りつつ、経験を生かしてこれからライバーを目指す人達のサポートもしていけたらと思っています」(豊さん)
なお、「カールヴァーン」はオンラインショップもあり、お酒はもちろんタジンなどの料理もお取り寄せで味わえる。豊さんは「それもいいですね!今度注文してみます」とノリノリ。未知なる食体験を楽しみたい人は、ぜひカールヴァーンを利用してみよう。
●Pococha スーパーサンダーすごい豊
自己PR:「1989年横浜生まれで、育ちも横浜のライバーです。リスナーみんなでひとつの目標に向かって頑張り、達成した瞬間と『面白い』や『元気になった』と言われた瞬間にやりがいを感じています。気軽に遊びに来てください!」
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取材・文=中山秀明
写真=奥西淳二