DeNAが運営するライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」と、ウォーカープラスがコラボレーション。ウォーカープラスへの出演権をかけたライバー(配信者)向けイベントが開催され、東京エリアではゆーちゃんさんがその権利をゲットした。
ここではゆーちゃんさんへのインタビューを通し、これまでの道のりやライバーになろうと思ったきっかけ、今後の展望などをお伝えしよう。
女の子の気持ちを歌いたかった
Blue*NatioNの楽曲は、ゆーちゃんさんがほとんどを作詞作曲している。クリエイターとしての才能も発揮しているが、意外にも音楽の道に進んだのは高校卒業後に上京してから。しかも大学時代はダンスサークルに所属。バンド活動を始めたのは、大学卒業後だという。
「高校まではバレーボール部。大学のダンスサークルでは、ジャズダンスやモダンダンスをメインジャンルに踊っていました。ダンスに出合ったことで、躍動感や美しさを表現する芸術の魅力に惹かれましたね」(ゆーちゃんさん)
スポーツやダンスに傾倒しつつ、ゆーちゃんさんの傍らにはいつも音楽があった。歌うことも好きで、大学卒業後はボイストレーニングに通いながら歌い手としての活動をスタート。アイドルやユニットのメンバーとして歌ったり、バックコーラスに参加したりといった経験を経て、行き着いたのがガールズバンドだった。
「等身大の女子の気持ちを届ける、身近な歌い手になりたいという思いがあり、女の子だけでバンドを組みたいと思ったんです。コピーから始めて、最初はピンボーカルだったんですけどギターも弾くようになりました」(ゆーちゃんさん)
Blue*NatioNは2018年の5月に結成。ギターは少しだけかじっていたそうだが、アコースティックギターのメンバーが脱退したタイミングで、ゆーちゃんさんがギターボーカルを兼任することとなった。
音源としては、これまで3枚のミニアルバムをリリース。現在はベースにふくべ、キーボードにもえを加えたスリーピースのガールズバンドとして活動している。
まずは9月に大阪へ。「今年は遠征に行きます!」
ゆーちゃんさんがポコチャデビューしたのは2019年の8月。最初は当時のメンバーと一緒に、新たなファンを増やす目的で始めたという。
「SNSやYouTubeでの発信も始めた時期で、『ライブ配信もやろっかー!』と。いくつかのサービスをメンバーと一緒に調べた中、『ポコチャがいいね』ということで、空き時間を使ってやるようになりました」(ゆーちゃんさん)
現在は毎日、20時~27時頃に配信中。内容は、弾き語りをしたりカラオケで歌ったり。ボーカリストでありながら雑談も多く、「歌わない歌枠」として親しまれてもいる。もうすぐライバーとして3年目を迎えるが、やりがいなども聞いてみた。
「新しくファンになっていただけるリスナーの方もいますし、実際のライブに来ていただけた時は『ポコチャやってて良かったな』って思います。ポコチャは全国の方と繋がれるので、遠征ツアーに行った際に来ていただけると、特にうれしいし心強いですね」(ゆーちゃんさん)
基本的には都内を中心に、ライブハウスへは月に2~3回のスパンで出演している。また、しばらくはコロナ禍によりツアーは行けていなかったが、今年は計画中。決まっているところでは、9月に大阪に遠征するという。
「オンラインでもオフラインでも、長く応援していただいている方への感謝の気持ちを、私たちが活躍することで恩返ししていきたいです。ライブも音源リリースも、今年はいっそう頑張っていきますよ!」(ゆーちゃんさん)
楽曲は、新メンバーになったことでリメイク中。加えて、リリースできていないデモが5曲ほどあるとのことで、期待大だ。なおBlue*NatioNで、まず聴いてほしい曲は「だって女の子だもん」とのこと。この記事でゆーちゃんさんのことを知った人は、ぜひチェックしてみよう。
●Pococha ゆーちゃん
自己PR:「Blue*NatioNのyuu*で、ポコチャではニックネームの『ゆーちゃん』として活動しています。オリジナル曲は「青恋」で検索してね!ソロ曲『君色想いセンセーション』『届けよEveryday』もよろしくお願いします!」
https://www.pococha.com/ja-jp/app/users/fa871e9a-5c11-49a2-89a1-1eccd50481d8
取材・文=中山秀明