DeNAが運営するライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」と、ウォーカープラスがコラボレーション。ウォーカープラスへの出演権をかけたライバー(配信者)向けイベントが開催され、東京エリアでは、もんさんがその権利をゲットした。
フリーでライバーを始めたもんさんは、2年目に事務所に所属。ライブ配信歴2年半のベテランだ。「もともとジュエリーのメーカーに勤めていたのですが、その会社がコロナをきっかけに計画休業に入ってしまって。1カ月くらい、会社に行かなくていいという時間ができてしまったんです。ちょうど、その1年ほど前に友人からライブ配信を勧められていたこともあって、家で何かできないかなと、本格的に始めました」と、ポコチャを始めた経緯を語る。
配信内容は「歌とかそういう特技がなくて(笑)、メインは雑談ですね。例えば来週、京都へ行くのですが、おすすめの場所とか、川床のお店(川沿いの外席のあるお店)をリスナーさんに紹介して頂いて。そういう、いろんな情報を交換したり教えてもらったりできるので、ライブ配信で全国の方とつながっていられるというのは面白いなと思います」と、もんさん。「男女問わず仲良くトークしています!」と笑顔を見せる。
ライブ配信を始め、2カ月目で会社を退職し独立したもんさん。現在ジュエリーブランドの立ち上げを予定しており、将来的にはライブコマース(ライブ配信での商品紹介&物販)の導入も検討しているそう。「自分が作るものをリスナーさんに紹介できたらなと。最近作っているのは、男女の垣根がないデザインのジュエリーで、ユニセックスなのも作っています。時代的にも男女のボーダーっていらないのかなと思って、ボーダレスなものを。ポコチャで1番の応援ランクを達成した方には、ダイヤモンドが入ったジュエリーをプレゼントしたりもしているんですよ」と、今後の計画やジュエリーへの思いなども語ってくれた。
そんなもんさんに、配信を続ける理由を聞くと「例えば、働いて帰宅したら、それだけで1日が終わってしまうということもあると思います。そんな中、配信を見てクスッと笑ったり、ちょっとした発見があったりと、心がキラッとする瞬間を少しでもリスナーさんの日常に作りたいなと思っています」とのこと。「あとは私を通して、人生の可能性や出会いを広げてほしいなと。また、リスナーさん同士の出会いの場でもあってほしいんです。実際、私がいないところ(枠)で、私の枠の作戦会議をしてくれたこともあるみたいで。一心同体という感じです。1日4時間くらい配信でつながっていますが、皆さん本当に毎日来てくれて、家族とも友達とも違って、新しい時代のコミュニティのあり方だなと思います。リスナーさんとの出会いを大切に、日々感謝しながら配信しています」と、配信への思いを熱弁してくれた。
取材・文=平井あゆみ
●Pococha もん
自己PR:「ジュエリーのデザインをしながら、Pocochaで配信しています」
https://www.pococha.com/ja-jp/app/users/04ed5719-0fd7-4bb8-ae80-86b835469538