学校給食を受託する葉隠勇進は2021年10月13日、東京・港区の小学3年生のクラスで、毎日食べている「給食」をテーマに、独自のSDGsにつながる取り組みを特別授業にて紹介。同小学校の3年生はその特別授業の内容を踏まえ、「食べ物」をメインテーマにした“食品ロス削減”のための取り組みや食べ残しを減らす大切さを発表した。
「SDGsと給食」その関係性は?
同社は、食品ロスを減らすことは、健康な食習慣や栄養バランス、食の安全・安心、調理方法、食文化など、幅広い分野に関する「食育」のなかでも、重要なテーマだと位置づけている。そのため、給食の完食を目標に、受託先の学校と共同して、児童たちの「食」を楽しむ力を育み、健康的な心と身体に貢献するとともに、SDGsゴール「12.つくる責任 つかう責任」達成に向けて食品ロス削減に取り組んでいる。
小学3年生が定義する「給食とSDGs」
3年⽣は、⼀つの⾷材が⾷べるまでにどのように姿を変えていくのか、毎⽇⾷べている給⾷で⾷材がどのように扱われているのか、世界や⽇本がどのように⾷糧⽀援に取り組んでいるかなど、⽣きていく上で⽋かせない「⾷べ物」のことをメインテーマに、独自で調査した内容を発表。
冒頭、児童たちは給⾷について、「栄養のバランスはもちろんのこと、旬のものを献⽴に⼊れてくださっています」と話した。続けて、「葉隠勇進の⽅々には調理の⼯夫を教えていただきました」と、⾷材の棄てる部分を減らすための無駄のない調理⽅法や、美味しそうな盛り付け⽅の⼯夫についてなど、学んだことを保護者に向けて伝えた後、10⽉に達成した※「給⾷残食率1%」という新記録を発表すると、会場から拍⼿が起こった。
※「残食率」は、出席した人数分の学校給食の提供量に対する、食べられずに残された給食の量の割合
「毎⽇の給⾷が楽しい」残食率も新記録を達成
また、葉隠勇進が⾷品ロス削減など、SDGs達成につながるアクションに取り組んでいることに対して、児童たちは「素敵だなと思いました」と話し、「毎⽇の給⾷がとても楽しいです」と締めくくった。
そんな児童たちに対して、学習発表会を参観した葉隠勇進・阿部氏は「10⽉に⾏った特別授業でお伝えできたことが、今回の発表につながったことに感動しました。児童の皆さんから『毎⽇の給⾷がとても楽しい』という⾔葉をいただけて、嬉しくなりました。これからも美味しい給⾷を作っていきたいと思います」とコメントを残した。
葉隠勇進はこれからも受託先の学校と共同して、SDGs達成に向けて注⼒するとともに、児童たちの「⾷」を楽しむ⼒を育み、健康な⼼と⾝体に貢献していく方針だ。