2022年4月29日(金・祝)から5月1日(日)の3日間、大阪吹田の万博記念公園で「Warai Mirai Fes 2022 ~Road to EXPO 2025~」が開催される。これは大阪・関西を文化芸術・エンターテインメント・スポーツ都市として発展させることを目指して立ち上げられた「チーム関西」の第1弾イベント。2025年の大阪・関西万博の開催に向け、その機運を盛り上げ「未来のためにみんなの心をつなげたい」との思いから開かれる。
フードエリアではMy食器持参でSDGsに参加できる
参加することでSDGsにも貢献できるのが、本イベントの大きな特徴。SDGsは「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「気候変動に具体的な対策を」など17の世界的目標などからなる持続可能な開発のための、国際的目標だ。
フードエリアではMy食器を使って料理を提供。持参した食器は洗って何度も使えるよう洗い場を設け、使い捨てをやめるライフスタイルを提案する。そのほか、廃棄衣料や端切れをリサイクルしたスタッフTシャツやエコバッグなど、さまざまな取り組みでSDGsの目標達成を目指す。FESに参加することで、みんなが笑顔になれる未来に一歩近づけそうだ。
音楽と笑いのステージや、ワークショップ、スポーツ教室とイベントがめじろ押し
会場は、音楽とお笑いのライブを開催するM-stage(お祭り広場)、ワークショップやスポーツ教室、グルメなどが楽しめるW-zone(上の広場・下の広場)、EXPO'70パビリオンの3カ所。
M-stageでは「EXPO LAUGH」や「EXPO JAM」、「EXPO CARNIVAL」といったステージイベントを展開。一方、W-zoneのW-stageでは朝ヨガやジャズの音楽ステージ、吉本新喜劇、スポーツ教室など、催しがめじろ押し。さらにグルメもあって1日といわず、毎日訪れたくなるほどバリエーション豊富な内容だ。ここですべてを紹介することはできないが、その中でも、編集部が特に気になるものをいくつかご紹介しよう。
これが気になる!編集部注目の催し
■EXPO LAUGH
初日の見どころはなんといっても、M-stageで開催される「EXPO LAUGH」。海原やすよ ともこや博多華丸・大吉、ブラックマヨネーズ、フットボールアワー、チュートリアル、笑い飯、霜降り明星、空気階段、ミキなど実力派から若手芸人まで総勢約50組が出演する、まさにお笑い芸人総動員のステージだ。開演12時、終演20時と8時間たっぷりのステージで思いっきり笑って、元気になろう。前売7500円、障害者割引6500円(全席指定)。
■EXPO CARNIVAL
最終日を飾るのは、M-stageで開催されるアーティストのライブと人気芸人の漫才やコントがたっぷり詰まったステージ。アーティストはくるり、BiSHらが出演。さらに芸人は中川家や矢野・兵動、タカアンドトシ、かまいたち、和牛、見取り図など12組が登場する。アーティストの生音に感動するのはもちろん、日ごろは見られないアーティストと芸人のトークも見逃せない。前売8500円、障害者割引7500円 (全席指定)。
■グルメ
3日間通じてW-zoneで開催。大阪・関西のグルメを地産地消で味わえるほか、2025年大阪・関西万博に向け、アジアやヨーロッパ、アメリカなどのグルメも楽しめるフードコートが登場。
SDGsの観点からMy食器の持ち込みや、洗い場では環境に優しい洗剤を使うなどの取り組みも実践。My箸やカトラリーもお忘れなく。忘れてしまった人のために、会場でオリジナル食器やカトラリーも販売しているので安心。おみやげや記念品にもおすすめだ。
登場するお店や料理も多彩。吉本興業の社員食堂のオリジナルカレーをはじめ、腕に覚えのある吉本芸人が焼くタコ焼きの店「吉たこ」、近畿大学の水産研究所で研究育成したマダイやカンパチ、ミシュラン獲得店「炭火焼鳥 いこか」のじゃんぼ焼鳥屋絶品煮込みハンバーグ、タイ料理やハワイアンローカルフードなどバラエティ豊かなグルメに、ついつい食べ過ぎてしまいそう。
そのほかEXPO’70パビリオン ホワイエでは「やってみた展 カラダで学ぶ遊園地」in WMFを開催、無料で入場できる(一部アトラクションは有料)。また、「展示で感じるBack to the EXPO’70」「VRで楽しむBack to the EXPO’70」も実施。Warai Mirai FES限定のオリジナルタイムトラベルツアーをVRで体験することができる。当時のエキサイティングな空気を体感してみよう。
取材・文=鳴川和代
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