大東建託グループは昨年10月より所在地域の課題解決に貢献しようと「大東建託グループ SDGsアワード2021」を開催している。3月17日の「みんなで考えるSDGsの日」にあわせ、これまでに行われた取り組みを発表した。
「大東建託グループ SDGsアワード」とは大東建託グループの主要3社636事業所の社員から、所在地域の課題や目標を解決・達成するためのアイデアを募集するプログラム。初開催となった2021年は10都道府県17事業所から16件のアイデアが集まり、一次審査を通過した10件が実際に取り組みを進めている。地域と大東建託グループ双方の課題に最も貢献した活動が「SDGsオブ・ザ・イヤー」として表彰される予定だ。
広島県広島市で行われている取り組みは、「賃貸住宅管理を通した資源循環」。大東建託グループが管理する賃貸住宅に不要品回収ボックスを設置し、入居している方が手軽に不要品を分別できる仕組みを整えた。2022年1月から40棟にボックスを設置し、これまでに60箱分の不要品を回収。回収した不要品は資源ごみとして市に回収を依頼するだけでなく、寄付団体への持ち込みやイベントへの出品なども実施している。
また、熊本県熊本市では、「防災・防犯に役立つ『食べられる花壇』の設置トライアル」を実施。熊本大学薬学部渡邊高志教授監修のもと、熊本市の企業や幼児園をはじめとした教育機関とコラボし、ヨメナなどの食べられる花壇を設置している。3月19日から5月22日(日)に開催される「第38回 全国都市緑化くまもとフェア」ではオープンガーデンとして一般公開を予定。地域全体で「緑化」や「防災」について考えるきっかけになることを目指している。