2022年は、世界中で愛されている絵本『ピーターラビットのおはなし』が出版されてからちょうど120周年。それを記念して、東急田園都市線渋谷駅では廃棄野菜や果物を再利用して作られる紙「Food Paper」を使った巨大なアート広告「Friend to Nature」を、2022年3月27日(日)まで掲示している。
自然を愛する作者の想いを込めた「Friend to Nature」
“サスティナブル”などの言葉が広まる100年以上前から自然保護への関心が強かった、ピーターラビットの作者ビアトリクス・ポター(TM)。絵本の印税収入でピーターラビットの舞台となったイギリス・湖水地方の土地を購入し、自然保護団体に4300エーカーをこえる土地を寄贈して絵本のままの風景を守った。そんな彼女の愛した美しい風景は、今も変わらぬ姿で残されている。
本アート広告では、作者の自然を愛する思いを「Friend to Nature」という言葉に込めて伝えている。
廃棄野菜で彩られた全長約14.5メートルの巨大ポスター
本アート広告の全長は約14.5メートル。「Friend to Nature」のメッセージを伝えるために、世界的に課題となっている廃棄野菜や果物を原材料の一部として使った「Food Paper」を全面に採用している。
今回は数ある廃棄野菜や果物の中から、ピーターたちの大好物であり、ピーターラビットの絵本シリーズにも度々登場する玉ネギ、ジャガイモ、カブ、ニンジン、ラベンダーなど10種類を使用。『ピーターラビットのおはなし』の中の10シーンが、洋紙とも和紙とも異なる「Food Paper」の独特な風合いで表現されている。
100%土に還る、植物由来の紙「Food Paper」
本アート広告で使用された「Food Paper」は、越前和紙の老舗工房・五十嵐製紙が手掛けている。廃棄予定の野菜や果物、調理時に残った野菜の皮やヘタの部分等を原材料に使い、100%土に還る植物由来の、自然に優しい紙だ。適量の生産と消費を促し、食品ロスをできるだけ出さないサスティナブルな素材として注目されている。広告ポスターへの活用は今回が初の試みとなった。
自然に配慮し、見る人の心にも優しさをもたらす素敵なアート広告は、東急田園都市線渋谷駅のB2階ハチ公改札付近コンコースに掲示。3月27日(日)までとなっている。
※本企画に関する駅及び、駅係員へのお問い合わせはご遠慮ください。
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※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
(TM) & (C) FW & Co.,2022
BEATRIX POTTER(TM) (C) FrederickWarne & Co.,2022