バンダイとイトーヨーカ堂が初コラボ!ガシャポン×見切り品で“食品ロス削減”への新たなアプローチとは?

2022年11月1日

2022年で45周年を迎えた、バンダイ ベンダー事業部のカプセルトイ事業(「ガシャポン」のブランドで展開)。同事業部では現在、カプセルトイの楽しさだけでなく、身近な悩みや課題をガシャポンらしいアプローチで解決するガシャポン45周年プロジェクト「答えはガシャポンだ」を展開。その一環として、現在、イトーヨーカ堂とのコラボ企画を期間限定で実施した。

イトーヨーカドー木場店にて展開中の「まちぼうけコーナー」撮影:ソムタム田井


こちらのコラボは、10月が「食品ロス削減月間」で、10月30日が「食品ロス削減の日」であることにちなみ、「食品ロス削減推進」への“興味喚起”と“共感づくり”を目的として企画されたキャンペーン。

その内容は、購入されないと食品ロスにつながってしまう「見切り品」を、ガシャポンの人気シリーズ「まちぼうけ」で発表されたキャラクターたち(&ネーミング)の魅力により、“以前よりも前向きな気持ちで、手に取りたくなる商品としてお客様に捉えていただきたい”という両社の考えが形になったもので、イトーヨーカドー木場店(東京都江東区木場1-5-30)に特設コーナーが設置された。

「見切り品」ではなく「まちぼうけ」コーナーであることが強調されている撮影:ソムタム田井


「見切り品コーナー」ではなく「まちぼうけコーナー」という名称でその存在をアピールすることで、食品ロス問題削減を一歩前進させる一助になれば…という思いが込められた施策。

【写真を見る】「まちぼうけ」のキャラクターたちが効果的にあしらわれている撮影:ソムタム田井

ちなみに「まちぼうけ」とは、ずっとあなたを待っている…をコンセプトとした、儚いかわいさが詰まった人気のフィギュアシリーズ。野菜や果物、動物を擬人化したオリジナルキャラクターを中心に、これまで23種類を超えるシリーズ作が展開している。その“誰かを待っているけなげな姿”が見切り品コーナーの食品たちと重なり、本企画に起用されることになったという。

こちらの「まちぼうけコーナー」について、バンダイとイトーヨーカ堂の担当者に話を聞いた。

設置初日には、イトーヨーカ堂 経営企画室の強矢健太郎氏とバンダイ ベンダー事業部の瀬谷朋子氏も出席撮影:ソムタム田井


「『まちぼうけ』は、放っておけない愛らしさが人気の、バンダイ「ガシャポン」のカプセルトイシリーズです。ずっとあなたを待っている…姿がつい気になってしまう、そんなキャラクターたちが持つ魅力を生かして“食品ロス問題”ももっと気になる、一緒に解決したくなるものにしたいと考え、本企画が実現しました。バンダイの『ガシャポン』では、空きカプセルのリサイクルや紙を主原料とするカプセル『マプカプセル』の投入など、SDGsの推進に取り組んでいます。今後も業界の枠にとらわれず、世の中の身近な課題や悩みの解決のために、ガシャポンらしいワクワクを届けながら取り組んでまいります」(バンダイ ベンダー事業部 グローバルマーケティングチーム アシスタントマネージャー 瀬谷朋子氏)

「イトーヨーカドーでは食品ロス削減のため、IoT技術を用いた取り組みやエコレシピの配布、調理実演などを実施しています。今回の施策は、当社としては初めての『見切り品コーナー』のネーミングを変える試みとなります。販売期限間近の見切り品の見え方が変わることで、お客様と一緒に食品ロス削減に取り組んでいきたいと考えております」(イトーヨーカ堂 経営企画室 CSR・SDGs推進部マネージャー 労働環境プロジェクトメンバー 強矢健太郎氏)

カプセルトイの販売エリア「ガシャポンのデパート」撮影:ソムタム田井


なお、イトーヨーカドー木場店では、2階でカプセルトイの販売エリア「ガシャポンのデパート」も大々的に展開中。「まちぼうけ」シリーズもずらりと並んでいるので、商品ラインナップが気になる人はこちらにも立ち寄り、ガシャポンを回していってはいかがだろう。

取材・文=ソムタム田井

ウォーカープラス編集部 Twitter