2023年7月2日、東京・丸の内の行幸通りにて、「E-Tokyo キックオフ」のイベントが開催。小池百合子都知事や、タレントで俳優の安田美沙子、レーシングドライバーの脇阪寿一が登壇し、“ゼロエミッション・ビークル”(以下ZEV)の魅力や、同イベントについてトークセッションを行った。
東京都は、CO2を排出しない環境先進都市「ゼロエミッション東京」の実現に向け、都内で新車販売される乗用車を2030年までに100%非ガソリン化することを目指している。この目標達成に向け、ZEVを広く普及するためのアクションとして、キャンペーン「TOKYO ZEV ACTION」を今年スタート。
今回のイベントは、このプロジェクトの第1弾イベントとして開催。ZEV車両の展示コーナーや、“子供もZEVや脱炭素に触れられる”体験型コンテンツを展開した。小池都知事は「今日は、楽しい・ワクワクするような未来に向かって、アクセルを踏んで、その技術を確かめていってほしいです」とコメント。
ステージイベントに先立ち、展示車両を見てきたという安田は「カッコイイ車両も、かわいいのもありました!」と笑顔を見せつつ、「EV(電気自動車)は、金額が高いというイメージもあるのですがどうなんでしょう?」と質問。
この質問に、小池都知事は「EVを購入されたいという方々には、東京都として補助金を出しているんですよ。それによって、ガソリン車とほぼ遜色のないチョイスができるようになっています。このイベントでは、どのくらいの価格になるのか具体的にお示ししていますので、ぜひご覧いただきたいです」と回答した。
ちなみに、MCを務めたサッシャは「僕もEVに乗っているんですけど、東京都の補助金が大きかったので、それも購入の決め手だったんです」と打ち明けていた。
また、今回の「E-Tokyo キックオフ」の各コーナーではクールスポットを設け、電気自動車から給電した装置でミストも発生させていたのだが、小池都知事は「ミストを浴びながら、『これもEVなんだな』と感じていただければ」と紹介。「水素エネルギーで動く車から電気をもらう“流れるミニプール”も用意しており、そこでは金魚すくいならぬ“人形すくい”もできるんです。縁日も脱炭素化の時代。見どころがいっぱいあるんですよ」と、イベントについてもアピールした。
なお、2024年3月30日(土)には、電気自動車レースの世界シリーズ「FIA フォーミュラE世界選手権東京大会」を東京都で開催予定。小池都知事は「日本で開催されるのは初めてで、今いろいろと準備を進めています。これを機会に、ZEVへの弾みをつけていきたい。すごいことになると思いますよ」と話していた。