パーテーションがオリジナル標識に!?新型コロナ5類移行で不要になったアクリルを再利用し、SDGsにも貢献!

2023年9月13日

注目のトピックスや新商品、画期的なサービスなど、今知っておきたいホットな情報をOneNews編集部がピックアップ。

今回取り上げるのは、株式会社インターコスモスが開始した、不要になったアクリルパーテーションを回収・再利用し、標識などのオリジナル製品へと生まれ変わらせるサービス。コロナ禍において、いたるところで見かけたアクリルパーテーションだが、新型コロナウイルス感染症の5類への移行により、処理に悩む事業者が続出。そんな事業者に新たな選択肢の提案となるサービスだ。

コロナ禍ではアクリルパーテーションが必須に

今年で40周年!培われてきた装飾技術でSDGsに貢献

株式会社インターコスモスは1983年に設立され、今年(2023年)で40周年を迎える。さまざまな店舗や商業施設、イベントや展示会など、あらゆるシーンで必要とされる装飾を手掛けている装飾業界のプロフェッショナルならではの技術とノウハウにより、このサービスが実現している。

【写真】アクリルパーテーションを再利用し制作したオリジナル標識

「こんなのあったらいいな」「こんなことできないかな」というユーザーの想いを実現するため、今回のサービスではアクリルパーテーションをオリジナル標識や記念のスタンドオブジェ、壁掛けメニューやオシャレな看板など、ユーザーの要望に応じたデザインに加工、製品化を行っている。

マスコットキャラクター「ハリマくん」

このサービスは株式会社インターコスモスが積極的に取り組むSDGs活動のうちのひとつで、無駄のない材料の有効活用につながっている。

コロナ対策関連商品を販売してきたからこそできる問題解決策で、環境保護を実現!

本サービスについて、担当者に話を聞いてみた。

――今回のサービスの意図や狙いを教えてください。
当社はSDGsに積極的に取り組んでおり、なかでも環境保護に着目したイノベーティブな製品を積極的に活用することで地球の環境保全に少しでも貢献していきたいと考えております。今回のサービスも同様に、これまでコロナ禍にアクリルパーテーションをはじめとした、ウイルス対策関連商品を数多く販売してきた当社だからこそできる問題解決策をご提案させていただきました。

SDGsにも積極的に取り組んでいる


――サービスのイチオシポイントを教えてください。
新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、設置されていたアクリルパーテーションの大量撤去・廃棄処理にかかる手間とコストが、今問題になっています。そんななか、ただ捨ててしまうのではなく、無駄なく材料を有効活用できる点、撤去・廃棄費用ではなく新たな販促ツール費用として検討していただける点、キレイな材料であればオリジナルデザインでさまざまなツールが制作できる点などが今回のサービスのイチオシポイントです。

――アイデアはどのように生まれましたか?
山積みのアクリルを見て何かに活用できないか?と検討した末に行きついたサービスとなります。実現に向けて、撤去したアクリルの物量やサイズ、厚みを考慮し、制作できる最適なツールを考案し、まずは社内でデザイン、制作、取付まで実施いたしました。素材支給から制作・取付までをテストすることで、提供フローに問題がないか確認することができました。

――今回のサービスにおいて、貴社の装飾技術はどのように活かされていますか?
当社の場合は、自社商品であるデコソラをあしらってオリジナルの標識を制作しました。デコソラは同じくSDGsに取り組む当社が取り扱う商品で、電源や配線なしでLEDのような輝きを放つアイテムです。当社の活用事例はあくまでサービスの一例で、ほかにもデザインやアイデア次第で活用方法は多岐にわたりますが、店舗装飾・イベント装飾など豊富な経験を持つ当社から、お客様のご要望に応じて最適な活用方法をご提案させていただきます。

株式会社インターコスモスのものづくりのプロセス

――最後に、株式会社インターコスモスのサービスを利用するユーザーにメッセージをお願いします。
みなさまのご支援をいただきながら、今年で記念すべき40周年。これからもインターコスモスは迅速かつ高品質なものづくりを目指し、お客様の「こんなのあったらいいな」「こんなことできないかな」という想いを実現するため、新たな価値を創造してまいります。今後とも、変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

不要になったアクリルパーテーションを再利用し、地球の環境保全に貢献する。株式会社インターコスモスは多くの事業者の悩みに寄り添い、SDGsにもつながるサービスを提供している。SDGsへの取り組みは、意外と身近なところで思わぬ形で行われている。ぜひ一度、SDGs活動について考え、身の回りのSDGs活動にも目を向けてみてはいかがだろうか。

ウォーカープラス編集部 Twitter