バンダイナムコグループの横断プロジェクト「ガンダムプロジェクト」と株式会社BANDAI SPIRITSは、ガンダムを通じてリサイクルへの関心を高める活動「ガンダムR(リサイクル)作戦2023」(入場・参加無料)を、2023年7月から全国47都道府県で展開中。こちらは2021年度よりスタートした企画で、同年は全国31カ所で実施され好評を博し、翌年には51カ所に規模を拡大。3回目となる2023年度はさらに増え、全国57カ所以上の会場で順次イベントが行われている。
「ガンダムR作戦」とは、ガンダムのプラモデル(ガンプラ)における、パーツの周りを囲んでいる枠の部分(ランナー)を回収・リサイクルし、循環型社会の形成を目指すという「ガンプラリサイクルプロジェクト」の一環として、2021年4月より行われている体験型の企画。
各会場では、回収したランナーをリサイクルして生産した「エコプラ」の体験キットと特別冊子、限定ステッカーが無料で配布され、その場でガンプラ作りを体験。完成後、実際にランナーを回収ボックスに入れることで、プラスチックの循環を身近に感じられる催しとなっている。
また、「ガンダムR作戦」で回収されたランナーは、インスタレーション作品の制作にも利用され、2023年10月に開催されるガンダム総合イベント「GUNDAM NEXT FUTURE 2023 EAST/WEST」の会場で展示されるという。いったいどのような作品になるのか、こちらも今から楽しみだ。
ちなみに本記事で紹介しているのは、8月上旬にTHE GUNDAM BASE TOKYO(ダイバーシティ東京 プラザ7F)で実施された「ガンダムR作戦2023」の模様。会場には、家族や友達同士で誘い合って遊びに来ていた参加者も多く、イベント参加の感想を聞いてみたところ、以下のように答えてくれた。
「実はガンダムもガンプラもほとんど知らない初心者なんですけど、今日は友達に誘ってもらって遊びに来ました。実際に自分で組み立てて、ちょっとずつ形になっていく過程を初めて体験しましたが、これは楽しいですね。さっそくガンプラを買って、家でもガンプラ作りを楽しみたいです。そうしてランナーがたまったら、次の『ガンダムR作戦』の会場に持っていきます」
「ガンダムR作戦2023」の会場は公式サイトで確認できるので、気になる人はそちらをチェックしつつ、最寄りの会場で行われる際に足を運んでみてはいかがだろう。
取材・文=ソムタム田井