賞味期限・消費期限を9割が気にするも、期限切れで即処分は超少数派!消費者の「フードロス」に対する意識を調査

2023年10月19日

昨今、SDGsという言葉もすっかり定着し、なかでも身近な問題として捉えやすい「フードロス」を意識する機会が増えてきている。最近では「てまえどり」といった取り組みや、食品廃棄を防ぐための各種サービスも登場し、ますます機運が高まる中、株式会社mitorizは、消費者購買行動データサービス「Point of Buy(R)(以下、POB)」の会員2007人に「フードロスに関する調査」を実施。消費者の「フードロス」に対する意識を調査した。

「フードロス」を意識している消費者は80%で高い関心が伺える結果に

まずは普段の生活において「フードロス」を意識しているかを尋ねたところ、「意識している(35.5%)」「少し意識している(42.6%)」を合わせて78.1%の人が意識しており、「フードロス」に対する消費者の関心が高いことがわかる結果となった。

「フードロス」を意識している消費者は約80%


90%に迫る人が「賞味期限・消費期限」を気にするも、期限切れで即処分する人はわずか3.6%

「賞味期限・消費期限を気にしているか」を尋ねたところ「常に気にする(46.5%)」が最も多く「商品によっては気にする(42.2%)」と合わせて88.7%が「気にする」という結果となった。一方、「期限が切れ食品の扱い」については、「気にせず食べている(30.6%)」「ものによっては気にせず食べている(65.8%)」が合わせて96.4%となり、賞味期限・消費期限について、大半の人が気にするものの、実際に期限が切れた際に即処分する人は少なく、なるべくは消費する方向で考えている人が多いことがわかる。

【図を見る】約90%の人は「賞味期限・消費期限」を気にするも、期限切れで即処分する人はわずか


「見切り品」は90%以上の人が購入経験あり!「てまえどり」は70%近い人が実践している

販売期限が短いなどの理由で割引されている「見切り品の購入」については「積極的に購入する(47.2%)」が最も多く、「商品によっては購入する(45.1%)」と合わせて92.3%が「購入する派」だった。購入してすぐに食べる場合に商品棚の手前にある商品の購入を推奨する「てまえどり」の実践については、「実践している(14.5%)」「商品によっては実践している(53.9%)」が合わせて68.4%と高く、「聞いたことがない(6.1%)」が少ないことからも、「てまえどり」が広く浸透している様子がわかる。

販売期限の短い「見切り品」の購入に対して90%以上の人が前向き


食品の期限切れを許容できる範囲は1週間までが70%超えも、半年以上でも気にしない人が7%存在

「食品の期限切れに対する許容範囲」は「2~3日まで(45.7%)」が最も多く、次いで「1週間まで(31.2%)」という結果となった。「1週間まで」の範囲で許容できる人が合わせて76.9%となり、大半の人が許容できる範囲は期限切れから1週間までと言えそうだ。一方で「半年以上でも気にならない」と回答している期限切れをあまり気にしない人も7%存在する結果となった。

食品の期限切れを許容できる範囲は「1週間まで」が70%超えも、半年以上でも気にしない人も存在


お得にフードロス削減に貢献できるフードロス削減ECサイトの利用経験者は11.5%

販売期限が近い商品などを割安で購入可能な「フードロス削減ECサイトの利用経験」については、「よく利用している(2.4%)」「たまに利用している(9.1%)」と利用したことがある人は1割ほどに留まり、最も多かったのは「利用したことはない(51.4%)」という結果となった。また、37.1%の人はサイトの存在を知らないと回答しており、認知および利用拡大の余地がまだまだありそうだ。

食品の期限切れを許容できる範囲は「1週間まで」が70%超えも、半年以上でも気にしない人も存在


株式会社mitorizでは、お得に買い物してフードロス削減に貢献できるECサイト「買っトク!Ponta」を運営。フードロス削減系のECサイトではケース売りなど大量ロットで販売しているところが多いが、「買っトク!Ponta」では小ロットで1つから購入可能な商品も多く揃っている。普段の買い物と同じ感覚で好きな商品を組み合わせ、必要な量だけ購入可能(4480円以上送料無料)。また、「0円でおためし商品」といったメーカーから提供してもらった日用品や化粧品といった商品を会員が送料関係費のみを負担することで、商品代0円で試すことができるサービスもある。こうしたECサイトを活用してみるのも手といえそうだ。

お得に買い物してフードロス削減に貢献できるECサイト「買っトク!Ponta」


今回のアンケートについて担当者に話を聞いてみた。

「(ユーザーへのメッセージは?)10月が『食品ロス削減月間』ということもあり、今回このような調査を実施致しました。昨今、耳にする機会も多い『てまえどり』の実践率などからも、フードロス削減についての消費者の意識の高さが改めてわかる結果となりました。フードロス削減のECサイトについては、予想していたよりも低めの利用率でしたが、弊社でも買っトク!Pontaというフードロス削減に貢献でき、食品などをお得に購入可能なサイトを運営しておりますので、もしよろしければ、のぞいてみてください」

【アンケート調査概要】
調査期間:2023年8月25日~26日
調査対象:mitorizの消費者購買行動レポートデータサービス「Point of Buy(R)」の登録会員(POB会員)※POB会員(平均年齢49.6歳)
調査方法:インターネットによる同社調査(有効回答数:2007件)

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