株式会社BANDAI SPIRITS(以下:BANDAI SPIRITS)は、プラスチックの粉砕機、成形機をトラックに搭載し、全国の学校やイベントでリサイクル体験を提供する取り組み「My Plastic Station」を開始。また、木くずや化粧品の空き容器をアップサイクルして「ガンプラ」の原料の一部として配合した新商品も登場した。
リサイクル体験ができるトラック「My Plastic Station」
使用済ランナー(プラモデルの枠の部分)を粉砕する粉砕機、粉砕された原料を溶解・固形化する成形機をつなげた専用の機械を搭載したトラック「My Plastic Station」。使用済ランナーから新たなプラスチック製品が生み出される様子を間近で見ることができる。同トラックはプラモデルのイベント「HYPER PLAMO Fes.2024」で初公開され、今後は全国の学校やイベントを巡回し、サステナブルな取り組みやものづくりの楽しさを届けていく。
アップサイクルなガンプラも続々登場
間伐材や建築用木材の端材など、本来であれば廃棄になる木くずを粉砕し、原料の一部に使用したガンプラも初めて商品化された。「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム(ヴィンテージカラー)」(1650円)は、ほのかに木の香りがするプラモデルで、1商品あたり木粉を約20%配合した樹脂を使用し石油由来プラスチックの比率を抑えている。イベントや直営店舗THE GUNDAM BASEなどで販売予定だという。
また、使用済の化粧品空き容器を回収し、ガンプラの原料の一部としてリサイクルする取り組みも開始した。回収対象となるのは株式会社D-Neeコスメティックのコスメシリーズ「3650」のアイライナー、マスカラだ。同製品の化粧品容器には鉄が使用されており、その重量感を引き継ぐガンプラが登場予定。全国の「namco」やバンダイナムコアミューズメントの対象店舗約190店舗、「3650」の取扱店である化粧品・雑貨売場などが回収拠点となる。
BANDAI SPIRITSでは、従来のプラスチックに代わる次世代素材の導入やリサイクル素材の活用など、持続的なものづくりの推進に積極的に取り組んでいる。全国の小学校へ提供している無償の授業パッケージ「
ガンプラアカデミア
」、ケミカルリサイクルによるプラモデルの製品化を目指す「
ガンプラリサイクルプロジェクト
」といった取り組みとも連動しながら、「My Plastic Station」は全国各地を巡回していく。
プラモデル授業「ガンプラアカデミア」申込み受付中
学校の授業の一環として、教室から配信動画を視聴し、バンダイホビーセンターの工場見学を疑似体験するサービス。当記事で紹介の「My Plastic Station」のオプションも選択可能。
「GUNDAM NEXT FUTURE -ROAD TO 2025-」開催決定
ガンダムシリーズが1979年のアニメ放送開始から45周年を迎えることを記念したイベントを、2024年6月から全国47都道府県で展開。
BANDAI SPIRITSが静岡ホビーショーに出展決定!
ガンプラや30MM、30MS、30MFなどの新商品を展示予定!「LINKL PLANET(リンクルプラネット)」も参戦!
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