累計動員数1000万人を突破するなど快進撃を見せる映画
『すずめの戸締まり』
。その原作である「小説 すずめの戸締まり」のディスプレイコンクールにて最優秀賞を受賞した紀伊國屋書店流山おおたかの森店にて、新海誠監督とヒロイン・すずめ役声優の原菜乃華さんによるWサイン会が開催された。
当日は当選者100名が訪れ、新海監督と原さんとのトークを楽しんでいた。来訪者の中には「新海誠監督の映画の醍醐味は、雨の描写や水の描写を楽しむだけでも価値がある」「何回行っても見つけられない場所があり、映画館には3回足を運んだ」と語る熱烈なファンも。
サイン会では、新海監督は「『すずめの戸締まり』が人生で一番好きな作品です!」という熱心なファンからのメッセージに「そんな風に言ってもらえてとてもうれしいです!」と笑顔で答える場面も。
一方の原さんは、ファンの方から「自分は新幹線でのシーンが好きなんです」と伝えられると「ワタシもなんです!」と即答し、意見が一致したファンの方は大喜びだった。
大いに盛り上がったWサイン会だが、紀伊國屋書店流山おおたかの森店に設置されているディスプレイコンクールの受賞作品もファンからの注目を集めていた。そこで今回、ディスプレイを制作した加納さんに制作の舞台裏について話を聞いた。
「小説発売に合わせて制作したもので、参考になるものは最初のPVのみでした。内容を想像し作ってみましたが、発売後に読んでから“青ざめて”作り直した部分もあります。椿芽さんと鈴芽の部分は、最初神戸の双子ちゃんだったり(笑)、絵も造形物も手作りですが、すべてにおいて逆境でも『すすむ』強い意志を表現できたらと思い制作しました。とても好きな作品で最優秀賞になり新海監督と原さんにもお越しいただけて、大変幸せです」
書店に訪問した際、コンクールの受賞作品の前で新海監督がうれしそうに記念写真を撮る姿も印象的だった。
(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会