「東上線 森林公園ファミリーイベント」が10年ぶりに復活開催!鉄道業務体験や見学ツアー、線路を走る「ATカート」乗車と見どころ満載

2025年2月28日

ファミリーイベントを開催!

埼玉県比企郡滑川町にある東武鉄道の「森林公園検修区」は、東武東上線の車両基地。東武鉄道は2025年3月23日(日)、森林公園検修区にて「東上線 森林公園ファミリーイベント2025」を開催する。10年の時を経て復活する同イベントならではの見どころを紹介したい。

2014東上線 森林公園ファミリーイベント号ヘッドマークを掲げた東武50090型


7000名限定の事前申し込み制!受付中なのでお早めに

東上線 森林公園ファミリーイベント2025は、車両撮影会や乗車体験、普段は見られない検修区内の見学ツアーなど、子どもはもちろん親子で楽しめる鉄道イベント。無料の入場事前応募制で、入場7000名限定での開催となる。

イベントの入場申し込みはデジタルチケット販売サービス「LivePocket」にて、2025年2月26日から受付をスタート。定員になり次第受付終了となるので、参加したい人は見逃さないようにしよう。

運転士・車掌のお仕事体験や車両点検の見学まで、鉄道業務を間近で楽しめる

目玉の一つが、東上線を走る車両が勢揃いする車両撮影会。東上線 森林公園ファミリーイベント号ヘッドマークを掲げた東武50090型をはじめ、東武30000系、東武10000型、東武8000型、相互乗り入れする東京メトロ17000系が集結する。

東上線を走る車両が勢ぞろい!車両撮影会


後述する「東上線 森林公園ファミリーイベント号ツアー」参加者以外の撮影スケジュールは11時~12時と13時30分~14時30分の全景撮影と、12時~13時30分の近景撮影を予定している。また、子ども用サイズの東武鉄道制服を着て、電車パネル前で記念撮影できる子ども制服着用体験も思い出の一枚にぴったり。

子ども制服着用体験の体験イメージ


また、入場申し込みとは別途に事前申し込みで体験できるイベントも充実。無料で体験できるのは、8000型のドアスイッチ操作や車内放送など、運行業務を体験できる「運転台着席・車両ドア操作・放送体験」と、検修区の仕事場所を実際に見学できる「車両点検作業の見学ツアー」だ。車両の運行とそれを支える点検・整備、どちらもその様子を間近で体感できる内容となっている。なお、見学ツアーは小学生以下の子どもを含む家族での参加が応募条件だ。見学場所は滑りやすく、また服が汚れる場合があるので歩きやすく汚れても大丈夫な格好で参加しよう。

有料の事前申し込みイベントも貴重な体験がたくさん!「車両洗浄線体験乗車」では、車両の外装を洗浄する様子を、電車の中から見るという、通常は体験できない乗車イベント。乗車時間は約20分間で、11時10分発、12時40分発、13時50分発の3回に分けて実施される。参加費は大人500円、小児100円となっている。

整備機械の実演や乗車体験も!検修区ならではのレアなイベントづくし

過去のファミリーイベントの様子。線路の上で行われるイベントに多くの人が集まった

見学ツアーとともに、鉄道を点検する検修区ならではのイベントが、保守用車両の乗車と実演展示。線路を修復する保線用機械であるスイッチマルチプルタイタンパーや、電気設備を調べる電気検測車の実演など、普段鉄道を利用するなかでは見かけることのほとんどない機械の働きぶりを間近で堪能できる。

スイッチマルチプルタイタンパーの実演も


さらに事前申し込み・有料イベントでは、保線作業での作業員の移動などに使われる「ATカート」の乗車体験や(1組1500円、1組3名まで)、架線作業車の乗車体験(1人300円)を予定している。架線作業車の乗車体験は、小学生以下で一人でも乗車できることが参加条件だ。さらに両イベントとも、乗車特典としてオリジナルグッズのプレゼントももらえる。内容は未公開なので、当日のお楽しみだ。

ATカートの乗車体験は事前予約制(1組1500円)。オリジナルグッズ付き

電気検測車(左)の実演のほか、架線作業車(右)の乗車体験(事前予約制、1人300円オリジナルグッズ付き※小学生以下で1人で乗車できることが条件)も実施される


ステージイベントやグッズ販売、沿線グルメも充実

鉄道体験以外にもイベントは盛りだくさん。特設ステージでは、東武東上線沿線サミットヘッドマークコンテスト2024表彰式や、「渋谷画劇団」によるTOBUオリジナル紙芝居をはじめ、東上線オリジナルソングの演奏などを開催。ヘッドマークコンテスト2024表彰式をステージ前ベンチで鑑賞すると、表彰式終了後に最優秀賞に選ばれたヘッドマークステッカーがもらえるとのこと。

その他、会場内では列車を緊急時に停止させる駅・踏切の非常ボタン操作体験や、LINEクイズラリー、東武鉄道のSDGsへの取り組みが学べる子供向けのお話し会&クイズ大会も実施予定だ。

グルメやお土産も充実しており、オリジナルグッズ販売コーナーには東武グループをはじめ、西武鉄道・つくばエクスプレス・東京メトロ・京王電鉄・秩父鉄道・東急電鉄・京成電鉄・小田急電鉄・京急電鉄と関東近郊の私鉄各線のグッズが勢ぞろい。鶴ヶ島市異業種交流会スクラム21のつるゴンカレー、嵐山町の「五月ラーメン」が手掛ける嵐山辛モツ焼そば、(公社)小江戸川越観光協会の川越銘菓芋菓子や、寄居町 「里の駅アグリン館」みかんスイーツなど、沿線のグルメ・スイーツも数多く出店する。

グルメも充実している

イベント会場へ直行&特典いっぱいの臨時列車ツアーもチェック

東上線 森林公園ファミリーイベントの復活を記念し、イベント会場行きの臨時列車ツアーも運行する。

「東上線 森林公園ファミリーイベント号」ツアーでは、50090型を使用した座席指定の臨時列車を東武池袋駅から車両撮影会場まで運転。イベント会場へ列車での直接入場ができるだけでなく、記念乗車証や記念品のプレゼント、さらには車両撮影会の優先参加権もついたツアーだ。参加費は大人8000円、小児7500円。

また、東上線に乗り入れする東京メトロ有楽町線でも日帰りツアー「有楽町線50 周年記念!メトロ駅員と行く森林公園ファミリーイベント行き特別列車の旅」を実施。こちらは東京メトロ17000系を使用した臨時列車で、東池袋駅から車両撮影会場まで運転。車内では東京メトロ駅員によるおもてなしを楽しめる。参加費 大人7000円・小児6500円。いずれのツアーも、特典としてイベント会場入場権付きとなる。

身近な生活を日々支える東武鉄道の働きを全身で体験できる一大イベント。鉄道好きはもちろん、沿線の人ならきっと満足できる東武鉄道のお祭りだ。


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