目次
- 【ロケーション】ビーチまで徒歩0分!眼前に広がるオーシャンビューが自慢
- 【コンセプト】キャンプ場がアウトドアブランドの“ショールーム”に!
- 【テントサイト】常設テントでの手ぶらキャンプから、フリーサイト利用や車中泊まで多彩なプランを用意
- 【EZドームハウス】ドーム型コテージはエアコン完備の快適空間
- 【デイキャンプ】日帰りBBQで館山の自然とグルメを満喫!
- 【ユーティリティ】“常に快適”を心がけて清潔に保たれている水回り
- 【おすすめポイント1】ワークショップを通じてキャンプの楽しみ方を伝授
- 【おすすめポイント2】徹底した子供に優しい施設作り
- 【楽しみ方】地域密着型!“館山らしさ”を感じるキャンプ場
- 【早見表】施設の基本情報
千葉県館山市の那古(なご)海岸は、ヤシの木がそびえ立ち、開放的でフラットな海岸線が美しい、まるでアメリカ西海岸のような雰囲気だ。相模湾越しに富士山も見え、ゆっくりと大型船が航行していく風景は、さながら“一幅の絵”。その那古海岸に誕生した「BREEZE Family Camp(ブリーズ ファミリー キャンプ)」は、徹底した手ぶらキャンプが売り。さらにちょっと個性的と聞き、その様子を取材・徹底紹介する。
【ロケーション】ビーチまで徒歩0分!眼前に広がるオーシャンビューが自慢
都心からは車で約2時間。アクアラインや館山自動車道を使えば、アクセスもラクラクの那古海岸前に「BREEZE Family Camp(ブリーズ ファミリー キャンプ)」がオープンしたのは2021年のこと。BREEZEは“風”の意味。時には心地よく、時にはワイルドな海風を受けながら楽しめる、アウトドア初心者向けのキャンプ場だ。
オーナーの金子真也さんは、前職は会計事務所勤務で、キャンプ場運営の経験は皆無。安定した職を捨てて、好きだったアウトドア関連の業界に飛び込んだ。
「会計事務所にいたので、数字を見ること、利益率を上げるための戦略を立てることについては自信がありました。でもキャンプ場経営は自然が相手のビジネスなので、予想が付かないことが多くて大変です。台風や大雨は、ハイシーズンであろうが、週末であろうがお構いなしにやってきますから(苦笑)」と金子さん。しかし、このいい意味での“業界アマチュア”さが、他のキャンプ場にない個性にもなった。
【コンセプト】キャンプ場がアウトドアブランドの“ショールーム”に!
キャンプに興味はあっても、実際に購入となると難しい…。そう思っている人は少なくないはずだ。高額なのはもちろん、情報過多の中、どのブランドがいいのか、どれが自分に必要なのか、よくわからないから購入に二の足を踏んでしまう人が多い、と金子さんは分析。
「高額商品だからこそ、購入前のお試しが必要なのに、それができないのが疑問でした。だから各メーカーに直接連絡し、テント用具一式をサポートしてもらえるように交渉したのです」と金子さん。この思いに賛同した「LOGOS(ロゴス)」「Coleman(コールマン)」「デカトロン」「ホールアース」などの有名ブランドメーカーから、商品を無償または定額で提供してもらい、ショールームとして使用感を試せるようにした。もちろん費用感も提示。
「買わされるのではないかと思う人もいるようですが、その心配はありません。入場料をいただいているので、購入しなくて大丈夫です。あくまで試すことが大事なので」と金子さん。これは、安心だ。
【テントサイト】常設テントでの手ぶらキャンプから、フリーサイト利用や車中泊まで多彩なプランを用意
「BREEZE Family Camp」が初心者に最適と言われている理由が、完璧な“手ぶらキャンプ”が可能であること。キャンプ道具一式に加え、BBQ食材、専用ガスグリルもセットになったすべてお任せのフルコースプランがあり、自分が利用してみたいブランドやテントタイプから選ぶことができる。
常設型のテント以外にも、自分たちで道具を持ち込んで設営できるフリーサイト、キャンピングカーや自家用車での車中泊が可能なRVパークサイトもある。自分のテントや車に宿泊しながら、常設テントサイトを訪問して、テント内部を見学したり、テーブルや椅子などの使用感を確かめたりするだけでも、かなり楽しめるだろう。