キャンプ場徹底解剖!「BREEZE Family Camp」(千葉県館山市)|キャンプ場が、地域とのつながりや新たな学びを得るコミュニティの場に!

2022年6月13日 18:00

【おすすめポイント1】ワークショップを通じてキャンプの楽しみ方を伝授

無料ワークショップを開催し、一人ひとりの利用者に可能な限り時間をかけて対応しているのも、このキャンプ場の特徴的なポイント。ワークショップ対応モデルでの宿泊者には「テント設営ワークショップ」を、またWeber専用ガスグリルをレンタルすると、使用方法や食材をおいしく焼くためのコツなどをレクチャーする「Weberグリルバーベキュー教室」を開催。こういった丁寧な対応は、特にビギナーにとってはうれしい限り。

ワークショップ対応モデルの「LOGOS PANEL スクリーンドゥーブル」は、タープ一体型2ルームテント

Weber専用ガスグリルは、1台3300円でレンタル可


また、キャンプに欠かせないのが焚き火だが、着火剤などを使わずに火起こしをするワークショップも開催していて人気だそう。

焚き火台、薪割り斧やファイヤースターターなどは準備してくれる

このワークショップでは、薪の割り方から、ファイヤースターターを使った火種作り、風を送って火を大きくしていくプロセスなどをレクチャーしてもらえる。

薪割りは無理に力を入れないのがポイント。慣れると、意外に簡単

ファイヤースターターを使い、勢いよく擦って火花を散らすと着火できる

自分で火を起こせた時の達成感は格別!

着火剤を使うよりも手間はかかるが、小さな火種が薪に燃え移り、火が大きく育っていく様子がとてもおもしろい。それにハマって、わざわざ火起こしだけを繰り返す人もいるとか。丁寧な解説や日常ではできない体験は、心を豊かにしてくれるはず。

金子さんが今ハマっているという「ロケットストーブ」も実演してくれた。燃焼効率のよさなど、構造の説明を聞いていると新たな学びになる


【おすすめポイント2】徹底した子供に優しい施設作り

金子さん自身にもお子さんがいるので、家族で過ごしやすいキャンプ場作りを心がけているそう。そのため、子連れキャンパーにありがたい設備がとにかく充実している。大きなキッズルームは数々のおもちゃを備えており、子供たちが数時間遊んでも飽きないようにした。

管理棟2Fにあるキッズスペース。天窓から日差しが射し込む居心地のよさそうな空間に、おもちゃがたくさん!

管理棟ではゲーム、虫除けなどが無料で貸し出しされている

海岸でビーチクリーンをした利用者にはプレゼントも

場内の一角には、トランポリンやすべり台などの遊具も充実していて、設営や食事の準備に忙しいパパママの手をわずらわせることなく、子供たちは目いっぱい遊びを楽しめる。

公園並みの遊具がそろっている。芝生の上で思いっきり遊ぼう


【楽しみ方】地域密着型!“館山らしさ”を感じるキャンプ場

もともと金子さんは地域振興に興味があり、地元の商店の支援にも積極的。地域との繋がりを大切にしている。

「私は旅が好きで、妻と一緒に国内外の多くのリゾート地を巡りました。でも、後になると『あのホテルって、一体どこの場所だっけ?』と記憶が混在してしまうこともあります。だから、自分のキャンプ場では“館山らしさ”を出して、記憶にちゃんと残る場所にしたいと思ったのです」

地元館山の業者から直送される新鮮食材を堪能!

例えば、食材として使う魚介類は、館山の地元の鮮魚店から仕入れている。

「その店の魚介類はとてもおいしいのですが、観光客が入りづらい店構えなのが難点。だからそのお店と交渉して安く仕入れてここで提供。味を気に入ったお客様が、帰りに鮮魚店に立ち寄れるように情報を渡しています。つまり鮮魚店とお客様がWIN-WINの関係になれるというわけです。その思い出がきっかけになって、またキャンプ場に来てもらえたらいいな、という目論見もあります(笑)」と金子さん。

食材以外にも、キャンプファイヤーで使う薪やピザ釜で使う羽釜なども、地元で繋がった方々に融通してもらっているそう。おかげでリーズナブルな価格で利用者に還元できるというメリットも。

薪がふんだんに用意されていて、1束800円で購入できる

取材時には、スタッフがハンドメイドのピザ窯を製作中。キャンプ場利用者がピザを焼くこともできる

場内の中央にはファイヤーピットを据えて、人が集まる場所を提供


金子さん自身が熱い情熱の持ち主なので、自然と熱意のあるスタッフが集まり、キャンプ場がより多くの利用者や地域の人々に周知されることを、スタッフ全員で考えているとか。

キャンプ場のスタッフと金子さん家族

来場者1500人超の地域振興イベント「なごうみフェスタ」も、年2回のペースで開催。2022年3月には地域の飲食店・雑貨店約50店舗が出店し、スポーツサークルによるショーなどが催されたり、同時開催された“ビーチクリーン”では300人近くが参加して那古海岸の清掃を行ったりした。

“初心者向け“をうたうキャンプ場が増えているなかで、さらにほかとはひと味違った個性を放つ「BREEZE Family Camp」。宿泊してもいいし、日帰りで遊んでもいいし、フラッと来て常設テントサイトを見学するだけでもいい。今後も、訪れた人の“見たい・知りたい・体験したい”を満たしてくれるに違いない。

【早見表】施設の基本情報

取材・文=東野りか、水島彩恵

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