意外と簡単?大阪・関西万博の入場チケット購入後にやることをチェックしてみた

2025年2月28日

2025年4月13日(日)より、大阪・夢洲で開催される大阪・関西万博。チケットの購入者も続々と現れているが、SNSなどでは「チケットの買い方が難しそう……」という声も多い。そこで、本記事ではチケットが届いたライターが、到着から入場までの流れをチェック。あわせて、チケット購入からの流れも振り返る。開催まであと2カ月を切った今、あらためて確認しておこう。

「電子チケット」を買った人だけが購入できる「記念チケット」

「電子チケット」購入から入場の流れ

チケットには大きく分けて2種類があり、QRコードの「電子チケット」で入場する場合と、「紙チケット」で購入する場合がある。まずは、多くの人が活用するであろう「電子チケット」の購入の仕方から解説しよう。

一見難しそうに見えるのだが、簡単にまとめてしまえば、「万博ID」を登録→入場券を購入→来場日予約(パビリオン・イベントの予約)だけで完了する。

【STEP1】「万博ID」を登録
先に大阪・関西万博の公式サイトから「万博ID」を登録する必要があり、その際にワンタイムパスワードなどを利用した本人確認や、パスコード認証などが行われる。さまざまな通販サイトや公式サイトなどで必要とされている、いわば“マイページ作成”のような工程だ。

【STEP2】入場券を選んで購入
「万博ID」を登録できたら、いよいよ入場券の購入へ。「EXPO2025デジタルチケットサイト」に「万博ID」でログインして購入する。

4月12日(土)までは、開幕日から4月26日(土)まで1回入場可能な「開幕券」(大人4000円)や、開幕日から7月18日(土)まで1回入場可能な「前期券」(大人5000円)、会期中いつでも1回入場可能な「早割一日券」(大人6700円)が購入できるので、今のうちに買っておくのがおすすめ。

ほかにも、「通期パス」(大人3万円)や「夏パス」(大人1万2000円)などがあるので、自分に合ったものを選ぼう。

【STEP3】来場日予約を済ませる
来場日時を予約しない選択もできるが、会期中は混雑が予想されるので、スムーズな入場のためにも事前に予約をしておくのがベター。一緒に行く友人や家族と予定を相談して、希望日時に予約をとろう。来場日や来場時間の予約は3回まで変更できるので、急な予定が入っても安心だ。

飲食店や美容院の予約サイトと同じようなものなのだが、一つだけ注意点が。入場の際に利用するゲートを選ばなければいけないので、会場への行き方を事前に確認する必要がある。自転車や大阪メトロで行く場合は「東ゲート」を、タクシーやシャトルバスで行く場合は「西ゲート」を選択しないと、入場時にぐるっと歩くことになるので要注意。また、夢洲障がい者用駐車場を利用する人は「東ゲート」からになる。


ちなみに、「通期パス」は最大3回、「夏パス」は最大2回、1回ずつ予約できる。この2つのパスに関しては入場時までに「顔認証登録」が必要なので、ゲート前で慌てないように登録しておこう。

【STEP4】気になるパビリオンやイベントを予約
その場で入れるパビリオンも多数あるのでこの工程を飛ばして訪れることも可能だが、大阪・関西万博には抽選に当たった人だけが楽しめるパビリオンやイベントも用意されている。逆に、お目当てのパビリオンやイベントがある人は、STEP3の来場日予約もこの日に合わせる必要があると言える。

パビリオン・イベントの予約は「2か月前抽選」と「7日前抽選」の2回チャンスがあり、各申し込みごとに第1希望から第5希望まで申し込みが可能だ。どんなパビリオンやイベントが抽選を受け付けているかは、大阪・関西万博の公式サイトを確認。


ここまで済ませたら入場の際に必要なQRコードがゲットできるので、「EXPO2025デジタルチケットサイト」にログインして入場時に提示するだけ。会場には大勢の来場者がいて電波が弱くなる可能性もあるため、印刷したりスクリーンショットを撮ったりと、念には念を入れてスムーズな入場に備えよう。

「紙チケット」購入から入場の流れ

「紙チケット」は、おもにコンビニで購入できる。2025年1月時点で取り扱いのあるコンビニは、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップとなる。

ただし、注意点が。 ここで購入できるのは「紙チケット」ではなく、「チケット引換券」であることを忘れてはならない。 各コンビニにある店内端末(セブンイレブンであれば「マルチコピー機」など)で「チケット引換券」を購入したら、入場前に現地にある「ゲート前チケット引換所」でQRコード付きチケットへの引き換えが必要だ。

「電子チケット」と比べると手間に感じると思うが、たとえば、チケットを誰かにサプライズでプレゼントしたい人や、手元にチケットを残しておきたい人にはこちらがおすすめ。

「ゲート前チケット引換所」でQRコード付きチケットへの引き換えを済ませたら、その日の11時以降(※)に入場できるので、出先からふらっと訪れたい人にも最適だ。もちろん、店内端末で来場日予約を済ませることもできる。
※混雑が予想されるゴールデンウイーク(4月26日(土)~5月7日(水))、6月1日(日)~8月8日(金)の土日祝日、お盆以降8月(8月9日(土)~8月31日(日))、 閉幕1カ月前(9月13日(土)~10月13日(祝))を除く。

電子チケットを買ったけど手元に残したい場合

おそらく多くの人が「電子チケット」を選択すると思うが、次はいつあるかわからない大阪での万博。「思い出として手元に残したい」という人もいるのではないだろうか。

そんな人にうってつけなのが、「2025大阪・関西万博 記念チケットオンラインストア」から3月10日(月)まで申し込みできる「記念チケット」。「万博ID」と「電子チケット」を持っている人だけが購入できる、特別仕様の紙チケットだ。4月下旬より発送されるので、夏休みに来場予定の人はこれを持って万博を満喫できるはず。

「記念チケット」は、「スクエア記念チケット」「ミャクミャク記念チケット」「サークル記念チケット」「パスポート型記念チケット」の4種類の中からデザインを選ぶことができ、裏面に印字されたQRコードで万博会場やパビリオンに入場できる仕組み。どれも万博へのワクワク感が高まるデザインになっている。

【写真】「スクエア記念チケット(ストラップ付き)」(1650円)

「ミャクミャク記念チケット(ストラップ付き)」(1980円)

「パスポート型記念チケット」(2530円)の中面

本物のパスポートのようなデザインにテンションが上がる!


開催を間近に控える大阪・関西万博。思いきり楽しむためにも、正確かつスムーズな入場になるよう準備してみて。

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