【鎌倉】名所から穴場まで!美しい紅葉が見られる鎌倉&周辺エリアのおすすめスポット22選

2023年9月29日

目次

  1. 鎌倉の例年の見頃時期はいつ?
  2. 【美しい紅葉が見られる鎌倉市内のおすすめスポット】
  3. 鎌倉大仏殿 高徳院(鎌倉市長谷)/例年の見頃時期:11月下旬~12月中旬
  4. 安国論寺(鎌倉市大町)/例年の見頃時期:11月下旬~12月中旬
  5. 浄光明寺(鎌倉市扇ガ谷)/例年の見頃時期:11月下旬~12月中旬
  6. 英勝寺(鎌倉市扇ガ谷)/例年の見頃時期:12月初旬~12月下旬
  7. 朝夷奈切通(鎌倉市十二所〜横浜市金沢区朝比奈町)/例年の見頃時期:12月上旬~中旬
  8. 長谷寺(鎌倉市長谷)/例年の見頃時期:11月下旬~12月中旬
  9. 鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)/例年の見頃時期:11月下旬~12月上旬
  10. 明月院(鎌倉市山ノ内)/例年の見頃時期:11月下旬~12月中旬
  11. 円覚寺(鎌倉市山ノ内)/例年の見頃時期:11月中旬~12月上旬
  12. 一条恵観山荘(鎌倉市浄明寺)/例年の見頃時期:11月中旬~12月中旬
  13. 建長寺(鎌倉市山ノ内)/例年の見頃時期:11月中旬~12月下旬
  14. 瑞泉寺(鎌倉市二階堂)/例年の見頃時期:11月下旬~12月中旬
  15. 覚園寺(鎌倉市二階堂)/例年の見頃時期:11月下旬~12月中旬
  16. 源氏山公園(鎌倉市扇ガ谷)/例年の見頃時期:11月下旬~12月上旬
  17. 妙本寺(鎌倉市大町)/例年の見頃時期:11月下旬~12月下旬
  18. 報国寺(鎌倉市浄明寺)/例年の見頃時期:10月下旬~11月下旬
  19. 鎌倉宮(鎌倉市二階堂)/例年の見頃時期:11月下旬~12月上旬
  20. 海蔵寺(鎌倉市扇ガ谷)/例年の見頃時期:11月中旬~12月上旬
  21. 浄智寺(鎌倉市山ノ内)/例年の見頃時期:11月下旬~12月下旬
  22. 【鎌倉からアクセス良好!美しい紅葉が見られる鎌倉周辺のおすすめ紅葉スポット】
  23. 三溪園(横浜市中区本牧)/例年の見頃時期:11月中旬~12月中旬
  24. 大山寺・大山阿夫利神社下社(伊勢原市)/例年の見頃時期:11月中旬~11月下旬
  25. 宮ヶ瀬ダム(愛甲郡愛川町)/例年の見頃時期:11月中旬~11月下旬

鶴岡八幡宮や円覚寺、長谷寺など人気紅葉スポットから、切通など郊外の穴場スポットまで、鎌倉のおすすめ紅葉スポットをご紹介。2023年の夏は猛暑が続き9月に入っても暑い日が続いたが、紅葉の見頃は例年通りか少し遅れる見込み。鎌倉の紅葉は、静寂に包まれた寺院の境内や庭園で色鮮やかな景色に包み込まれたり、アクティブにもみじの絨毯の上を歩けるハイキングコースもあったりと、紅葉散策のバリエーションも豊富。さらに長谷寺ではライトアップも行われるので、光に照らされた木々が、鮮やかに夜空に映し出される景色は圧巻!バスや江ノ電といった交通機関で巡るもよし、ハイキングコースで紅葉を眺めながら山から山を縦走して紅葉スポットを目指すもよし。紅葉の時期ならではの鎌倉の魅力をリサーチして、散策するコースを計画しておこう。

鎌倉宮/鎌倉市二階堂写真提供:鎌倉市観光協会



鎌倉の例年の見頃時期はいつ?

2023年の鎌倉の紅葉は、市街地と山間での紅葉の時期にズレがあり、例年の見頃だと11月下旬から12月下旬までと長めに楽しめるのが魅力。場所によっては12月中旬が見頃になるところも。有名寺院の紅葉や人気紅葉スポットもおすすめだが、ゆっくり紅葉を楽しみたいのなら、タイミングをずらして山間の穴場的なスポットを狙ってみよう!

【美しい紅葉が見られる鎌倉市内のおすすめスポット】

鎌倉市内にあるおすすめの紅葉スポットを紹介。紅葉だけでなく、近くには魅力的なカフェやレストランなど、散策後の楽しみもいっぱい!都心から電車で約60分。気軽に行ける近場の紅葉スポットに、ぜひ出かけてみよう!

鎌倉大仏殿 高徳院(鎌倉市長谷)/例年の見頃時期:11月下旬~12月中旬

鎌倉大仏殿 高徳院/鎌倉市長谷(C)プチマル / PIXTA(ピクスタ)

「鎌倉の大仏さま」として人々から親しまれている高徳院の本尊、国宝銅造阿弥陀如来坐像。鎌倉唯一の国宝としても知られ、重量は約121トン、台座も含めた高さは13.35メートルもあり、圧倒的な存在感を誇っている。1252年(建長4年)に鋳造が開始され、開眼当初は大仏を覆う仏殿が建てられていたが、その後の台風や大津波によって今の姿になったそう。現在も大仏のまわりには、その大きな礎石が56基も残っている。参拝に訪れたら、大仏胎内の見学もおすすめ。大仏の内側から、鋳造された継ぎ目などを見ることができ、鎌倉時代の職人たちによる技術や建立にかける想いなどを感じることができる、歴史ロマンあふれるスポットだ。

桜の名所としても人気の寺だが、実は紅葉の穴場としても人気。紅葉が見頃になると、仁王門をくぐった辺りからもみじやイチョウのほか、ススキなども楽しめる。大仏周辺の木々も色づき始めるので、紅葉越しに大仏の撮影も可能だ。また紅葉のライトアップは行われないが、暗くなると階段の脇に明かりが灯されるので、昼間とは異なる大仏の姿も拝められる。裏山の葛原岡・大仏ハイキングコースも木々が色づくので、紅葉ハイキングの始発・終着地にするのもおすすめ!

住所:神奈川県鎌倉市長谷4-2-28
時間:8時~17時(10~3月)、8時~17時30分(4~9月) ※入門は閉門15分前まで
休み:なし
料金:一般(中学生以上)300円、小学生150円 大仏胎内50円 ※未就学児、拝観料免除対象者は無料 ※拝観料免除対象者(要事前申請):特別支援学校の学生と教員、障害者施設に通所または入所している障害者手帳を所持する本人
駐車場:なし
アクセス:江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩7分、JR鎌倉駅「東口バス乗り場」から大仏方面行きで約10分、バス停「大仏前」下車徒歩1分、JR鎌倉駅西口から徒歩30分

安国論寺(鎌倉市大町)/例年の見頃時期:11月下旬~12月中旬

安国論寺/鎌倉市大町写真提供:鎌倉市観光協会

1253年(建長5年)に鎌倉入りした日蓮聖人が、初めて道場とした岩窟を礎とする歴史のある寺院。境内には、その「御法窟」と呼ばれる岩窟が今も残り、ここで日本史の教科書にも登場した「立正安国論」を執筆したと伝わる(非公開)。

紅葉は、まず11月上旬頃になると山門前にある高さ約20メートルもあるイチョウの木が色づきはじめ、続いて下旬に本堂横の紅葉が赤く染まりだす。さらに、モミジの横には、市の天然記念物に指定されている江戸初期から残るサザンカが真っ白な花を咲かせる。時期が合うと黄色と赤、白という鮮やかなコントラストが楽しめるという。イチョウから落ちた銀杏は、100グラムあたり180円で販売されているので、参拝のお土産にもピッタリ!さらに休処では、抹茶やコーヒーなどを提供していて(500円お菓子付き)、紅葉散策中にホッとひと息つけるのもうれしいポイントだ。境内にある富士見台からは旧鎌倉市内や相模湾が一望でき、空気が澄んだ日には富士山を眺めることもできる。

住所:神奈川県鎌倉市大町4-4-18
時間:9時~16時30分
休み:月曜は閉門・祝日の場合は開門
料金:一般拝観1人100円、特別拝観:1人500円 45分 住職の案内付拝観(10名から。宝物や非公開の所も含む)
駐車場:なし
アクセス:JR鎌倉駅「東口バス乗り場」から「逗子・葉山駅」か「緑が丘入口」行きで約7分、バス停「名越」下車徒歩3分

浄光明寺(鎌倉市扇ガ谷)/例年の見頃時期:11月下旬~12月中旬

浄光明寺/鎌倉市扇ガ谷写真提供:浄光明寺

1251年(建長3年)に、6代執権北条長時と僧の真阿により創建された、北条氏の菩提寺であった名刹。交通、防衛上に重要な亀ヶ谷坂の切通近くにある寺院は、その後、足利尊氏と直義の保護を受け室町時代には鎌倉公方の足利氏の菩提寺として繁栄した。収蔵庫「山上」には、国の重要文化財に指定されている、本尊の阿弥陀三尊像を安置。この仏像には、鎌倉でも数体しか見ることができない、鎌倉地方独特の技法「土紋」が用いられた装飾があしらわれているので、細部も見てみよう。さらに、裏山には中世の墳墓「やぐら」があり、由比ガ浜の漁師の網にかかったという逸話が残る網引地蔵が安置。参拝する際はこちらにも足を運ぼう。

紅葉は、11月下旬頃から緑から黄色そして赤とグラデーションを描くモミジをはじめ、鮮やかな黄色に色づくイチョウの姿も楽しめる。境内ではいたるところで紅葉の見頃を迎えるが、なかでも山門と不動堂のモミジ、鐘楼のイチョウがおすすめ。

住所:神奈川県鎌倉市扇ガ谷2-12-1
時間:拝観9時~16時30分、収蔵庫「山上」木・土・日・祝10時~12時、13時~16時※雨天と8月は中止
休み:なし
料金:拝観無料、収蔵庫「山上」一般(高校生以上)300円、小中学生100円
駐車場:なし
アクセス:JR鎌倉駅西口から徒歩15分

英勝寺(鎌倉市扇ガ谷)/例年の見頃時期:12月初旬~12月下旬

英勝寺/鎌倉市扇ガ谷写真提供:鎌倉市観光協会

1636年(寛永13年)に徳川家康の側室であるお勝の方(英勝院)が開山して以来、江戸時代から14代に渡り受け継がれてきた鎌倉唯一の尼寺。住職は、徳川頼房の娘・小良姫(清因尼)が初代住職を務め、それ以降は徳川家のお姫様が代々の住職を務めていた由緒ある古刹。運慶作と伝わる阿弥陀三尊像や英勝院の位牌を祀る祠堂、鐘楼、山門といった、国の重要文化財に指定されている貴重な仏像や建築も拝観することができる。

“花のお寺”としても知られる寺の紅葉の時期は、平均的な市内の見頃より少し遅く12月初旬から下旬まで。見頃前には彼岸花や秋明菊が咲きはじめ、趣のある竹林の散策もおすすめだ。紅葉が見頃となると、山門の外のイチョウが黄色い絨毯を作り、境内には点在するモミジや市の指定天然記念物トウカエデが赤や黄色、オレンジ色に色づき、美しい紅葉のグラデーションを演出する。不定期で抹茶(500円)が振る舞われ、紅葉と一緒に一服できたらラッキー。

住所:神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-16-3
時間:9時~16時
休み:木曜
料金:一般300円、高校生200円、中学生以下100円
駐車場:なし
アクセス:JR鎌倉駅西口から徒歩15分

朝夷奈切通(鎌倉市十二所〜横浜市金沢区朝比奈町)/例年の見頃時期:12月上旬~中旬

朝夷奈切通/鎌倉市十二所〜横浜市金沢区朝比奈町写真提供:鎌倉市観光協会

三方を山に囲まれた鎌倉への入り口として鎌倉時代に整備された鎌倉七口の1つ。歴史書「吾妻鏡」には、三代執権北条泰時によって1240年(仁治元年)に造営が決定され、翌年に工事が行われたと記されている古道で、国の指定史跡となっている。鎌倉と六浦(横浜市)を結び別名「六浦口」とも呼ばれ、鎌倉東側の守備の拠点となっていたそう。朝比奈ハイキングコースにもなっているので、報国寺や明王院など参拝してから横浜・都心方面へ帰る際の隠れた散策コースとしてもおすすめ。

山間の古道のため紅葉の時期は市街地よりも少し遅れ、12月上旬から見頃となる穴場的な紅葉スポットとして知られている。切り通しでは絶壁の上にある木々を見上げるため、ダイナミックに野趣あふれる紅葉が楽しめるのも魅力だ。

住所:神奈川県鎌倉市十二所~横浜市金沢区朝比奈町
アクセス:JR鎌倉駅「東口バス乗り場」から十二所方面行きで約15分、バス停「十二所神社」下車徒歩10分

長谷寺(鎌倉市長谷)/例年の見頃時期:11月下旬~12月中旬

長谷寺/鎌倉市長谷画像提供:長谷寺

736年(天平8年)創建の古刹で、ご本尊の十一面観世音菩薩像は木彫仏としては日本最大級。四季折々の花木で境内が彩られることから、「鎌倉の西方極楽浄土」とも呼ばれる。秋になるとカエデやイチョウの紅葉が見られ、2023年11月23日(祝)から12月3日(日)の日没~19時(19時30分閉山)には期間限定のライトアップも行われる。妙智池と放生池の周辺では、紅葉が水面に映し出され、幻想的な光景を楽しむことができる。闇夜に浮かぶ紅葉は、日中と異なる美しい姿を披露してくれる。


鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)/例年の見頃時期:11月下旬~12月上旬

鶴岡八幡宮/鎌倉市雪ノ下画像提供:鶴岡八幡宮

御本殿は、1828(文政11)年、江戸幕府11代将軍徳川家斉の造営による代表的な江戸建築で、若宮とともに国の重要文化財に指定されている。深い杜の緑と鮮やかな社殿の朱色が調和する境内には源頼朝公、実朝公をお祀りする白旗神社をはじめとする境内社の他、静御前ゆかりの舞殿や段葛が八百年の長い歴史を伝えている。秋には鮮やかに色づいた木々が境内をより神秘的に彩り、鎌倉周辺の紅葉の名所として知られている。モミジやカエデなどの紅葉が境内に点在する。池の水面に映し出される姿を見ながら境内の散策を楽しめる。


明月院(鎌倉市山ノ内)/例年の見頃時期:11月下旬~12月中旬

明月院/鎌倉市山ノ内画像提供:明月院

鎌倉市にある臨済宗建長寺派の寺。山門をくぐって左手にある本堂には本尊の聖観世音菩薩がまつられている。花の寺としても有名で、春先にはシダレザクラやレンギョウなど、初夏は参道から境内までを彩るアジサイ、冬はスイセン、ツバキ、ロウバイなど四季折々の花が咲く。秋はイチョウやイロハモミジ、ヤマモミジなどが鮮やかに色づき、美しい景観が楽しめる。12月の紅葉期には本堂後庭園も公開される。丸窓から眺める紅葉は、丸い額縁に飾られた絵画のような格別の美しさだ。


円覚寺(鎌倉市山ノ内)/例年の見頃時期:11月中旬~12月上旬

円覚寺/鎌倉市山ノ内画像提供:円覚寺宗務本所

JR北鎌倉駅から徒歩1分。瑞鹿山の山号を持つ鎌倉を代表する臨済宗寺院。春には桜、夏にはアジサイ、秋には紅葉といった四季折々の風景を見ることができる。紅葉の季節にはイチョウやモミジが鮮やかに色づき、訪れる人々の目を楽しませる。階段を上った場所にある弁天堂では国宝の洪鐘を見ることができ、隣接する茶屋では抹茶や甘酒、団子などの甘味も味わえる。例年11月中旬から12月上旬頃にかけて、紅葉の見頃の時期となり、鎌倉周辺の紅葉の名所として知られている。


  1. 1
  2. 2
  3. 3