【鎌倉】名所から穴場まで!美しい紅葉が見られる鎌倉&周辺エリアのおすすめスポット22選

2023年9月29日

一条恵観山荘(鎌倉市浄明寺)/例年の見頃時期:11月中旬~12月中旬

一条恵観山荘/鎌倉市浄明寺画像提供:一条恵観山荘

一条恵観荘は、江戸時代前期の皇子である一条恵観によって営まれ、1959年に京都から鎌倉に移築された国指定重要文化財。雅びと野趣をあわせもつこの山荘は、四季折々の花々や木々に囲まれ、訪問者に季節の移ろいを感じさせてくれる。秋になると、赤や黄、オレンジに色づいた木々の葉がグラデーションをなして重なり合い、「紅葉の錦」とでも言うべき趣きを見せる。例年、園内の紅葉とともに、カエデをあしらった「花手水」や、紅葉にちなんだ和菓子などを提供する「かふぇ楊梅亭(やまももてい)」が好評を博している。訪れた際にはぜひあわせて楽しみたい。


建長寺(鎌倉市山ノ内)/例年の見頃時期:11月中旬~12月下旬

建長寺/鎌倉市山ノ内画像提供:建長寺

臨済宗建長寺派の大本山で、鎌倉五山第一位の格式を誇る寺。秋には境内最奥の半僧坊をメインに色鮮やかな紅葉が見られ、拝観に訪れた人々の心を癒やしている。また半僧坊は、瑞泉寺など二階堂方面の寺々をつなぐ全長4キロの天園ハイキングコースの入口となっている。例年、11月中旬から12月下旬頃が、紅葉の見頃の時期となる。半僧坊に至るまでの参道でも紅葉を鑑賞することができ、見頃を迎えると真っ赤なトンネルのようになる。


瑞泉寺(鎌倉市二階堂)/例年の見頃時期:11月下旬~12月中旬

瑞泉寺/鎌倉市二階堂画像提供:鎌倉市観光協会

瑞泉寺は別名花寺とも呼ばれ、1年中四季の花が楽しめる。ウメ、スイセン、サクラ、 ハギなどが有名だが、瑞泉寺周辺の谷戸一帯は「紅葉ヶ谷」と呼ばれる紅葉の名が付く地名も残っており、見頃の11月下旬から12月中旬にはモミジ、カエデ、イチョウが美しく色づく。境内では紅葉のほか、珍しい冬サクラや寒菊も見ることができる。山門の周囲を鮮やかな紅葉が囲んでおり、訪れる人々が息をのんでしまうほど美しい姿を見せる。また寺の庭園は、夢窓国師作の名園として名高い。


覚園寺(鎌倉市二階堂)/例年の見頃時期:11月下旬~12月中旬

覚園寺/鎌倉市二階堂画像提供:覚園寺

鎌倉駅から少し離れたところに佇む覚園寺(かくおんじ)は、1218年に建立された歴史ある寺。中世鎌倉の谷戸の風情を体感できる。モミジの本数が多く、境内各所で建物と紅葉、灯籠と紅葉といった色彩の対比を堪能できる。別世界のような厳粛な雰囲気の中、色鮮やかな紅葉を静かに堪能できる。また、紅葉の時期にはライトアップが行われる(予定)。


源氏山公園(鎌倉市扇ガ谷)/例年の見頃時期:11月下旬~12月上旬

源氏山公園/鎌倉市扇ガ谷画像提供:鎌倉市

白旗山または旗立山とよばれたこともある。緑豊かな自然に囲まれ、公園のすぐわきには、鎌倉の七切通しの1つであり、国の史跡でもある化粧坂が、園内には頼朝像・広場などがある。 春には桜、秋には紅葉が楽しめ、山全体が紅葉で染まる。北鎌倉、大仏へ抜けるハイキングコースがあり、近くには葛原岡神社、銭洗弁天、佐助稲荷がある。晴れた日には富士山を眺められることも。


妙本寺(鎌倉市大町)/例年の見頃時期:11月下旬~12月下旬

妙本寺/鎌倉市大町画像提供:妙本寺

鎌倉時代中期に創建された、日蓮宗最古の寺院。妙本寺の位置する比企谷は、鎌倉の市街地からほど近い立地にありながら、多くの自然が溢れていることが特徴。晩秋になるとカエデやイチョウが紅葉し境内に彩りを添える。例年、11月下旬から12月下旬頃にかけてが、紅葉の見頃の時期となる。


報国寺(鎌倉市浄明寺)/例年の見頃時期:10月下旬~11月下旬

報国寺/鎌倉市浄明寺画像提供:報国寺

神奈川県鎌倉市にある臨済宗建長寺派の寺院で、1334年(建武元年)天岸慧広を開山に創建された。本尊は釈迦如来である。境内に孟宗竹約2000本からなる竹林があり竹寺としても知られている。一木一草が歴史を物語る古都鎌倉で、お抹茶を一服いただきながら、美しく生い茂る竹とともに錦秋の秋を味わうのは趣が深い。29世 義道和尚の下に昭和34年11月より始まった「日曜坐禅会」が、午前7時半より迦葉堂(かしょうどう)において行われている。一般の人も参加可能。※開催時間:7時30分~9時15分、毎週日曜日、年中無休、7時30分までに到着(時間厳守)。服装などについての詳細は公式サイト参照。


鎌倉宮(鎌倉市二階堂)/例年の見頃時期:11月下旬~12月上旬

鎌倉宮/鎌倉市二階堂画像提供:鎌倉宮

観光客も少なく鎌倉周辺の隠れた名所の鎌倉宮。秋の紅葉の時期には、イロハモミジやイチョウが色づき、見事な紅葉を見ることができる。御祭神ゆかりの京都から移植樹された一対の「いろはもみじ」は樹齢約150年で、社務所前広場を覆いつくす様から「紅天井」と呼ばれている。神苑内には、見上げるほど背の高い「ジャンボ黄葉」など、境内各所にさまざまな秋の風景が見られる。この紅葉にあわせた限定御朱印「紅天井」も人気を集めており、宮司撮影の紅葉の写真と栞が付いている。また、夕方には大鳥居の向こう側に夕陽が沈み、鳥居のシルエットが紅葉にうつる景色は必見。


海蔵寺(鎌倉市扇ガ谷)/例年の見頃時期:11月中旬~12月上旬

四季を通じて花の名所として親しまれている、神奈川鎌倉市の海蔵寺。入り口の右手に鎌倉十井の一つ「底脱(そこぬけ)の井」が、左手奥には板戸を閉めたやぐらの中に丸穴が16個並んで湧水をたたえている「十六の井」がある。秋の紅葉の時期には、山門と周辺のモミジのダイナミックな色彩の対比や、境内に立てられた和傘や鐘楼と紅葉のコントラストは目を見張るほどの美しさだ。参道にも左右にモミジやカエデが植えられ、寺に着くまでの道のりも秋の風情が楽しめる。例年、10月下旬頃から色付き始め、11月中旬から12月上旬頃にかけて、見頃を迎える。


浄智寺(鎌倉市山ノ内)/例年の見頃時期:11月下旬~12月下旬

鎌倉五山第四位の禅宗の寺。鎌倉石の参道が印象的で、深閑とした緑深い趣が特徴の境内には、本尊三世仏坐像を祀る曇華殿や鐘楼門、鎌倉江の島七福神の1つである布袋尊がある。秋にはカエデ、モミジ、イチョウが色づき、境内全域で紅葉が楽しめる。紅葉の後に訪れる落葉の風景も、木々を彩る姿と異なる美しさをもたらす。鎌倉石の参道脇や曇華殿前のイチョウは必見。ほかにも、紅葉で色づく境内奥の山も見逃せない。


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