ピクミンと一緒に街のおすすめスポットを巡る「ピクミン ブルーム」のリアルイベント「Pikmin Bloom Tour」が11月12日に京都で開催された。この時期の京都は、赤や黄色に染まり始めた木々があちらこちらに見られ、おさんぽするにはベストなシーズンだ。風情ある京都の街並みがより一層美しく感じられる秋に、ピクミンと一緒に京都をおさんぽできるとなれば、楽しくないはずがない!事前申し込み・抽選によりチケットをゲットしたピクミン ブルームファンが京都に集結した。
近代京都の魅力を味わえる岡崎エリアがツアー会場
京都・岡崎エリアは京都市の都市部と東山山麓の間に位置していて、平安神宮や南禅寺といった有名な神社仏閣や、京都市京セラ美術館や京都市動物園などがあり、観光スポットが多い。今回のツアーでも、スペシャルスポットとしてそれらがちゃんと盛り込まれているので、「ピクミン ブルーム」を楽しみながら、しっかり京都観光もできてしまうというわけだ。
参加特典プレゼントの配布場所となったのは、京都市勧業館「みやこめっせ」。ツアー参加者の目印になるリストバンドや、スペシャルスポットのマップ、ピクミン型サンバイザーを受け取るために、ピクミン ブルームファンたちが集まった。
また、「みやこめっせ」の建物の前には「ピクミン ブルーム」の特大パネルが登場。参加者たちが記念撮影を楽しむ様子が多く見られ、最高のフォトスポットになっていた。
開催エリアが一体となって「Pikmin Bloom Tour」とファンを歓迎
リアルイベントに参加すると毎回、イベント開催エリアが一体となって「Pikmin Bloom Tour」を盛り上げてくれていることを肌で感じる。例えば、スペシャルスポットの1つ「古川町商店街」では、「ピクミン ブルーム」でおなじみのBGMが流れていたり、いろいろなお店にピクミンのサンバイザーが飾られていたりと、イベント参加者を歓迎してくれているようであったかな気持ちになってくる。「ピクミン ブルームの音楽が流れる商店街に胸が熱くなった!」とSNSに投稿しているファンも。
今回のお題は「7000歩あるこう!」「7ケ所のスペシャルスポットを引っぱる」「ナデシコを3000本植えよう」の3つ。設置されたスペシャルスポットは全12カ所で、美術館や公園、橋などデコピクミンに関連するスポットがバラエティ豊かに用意されているのがうれしい。
スペシャルスポットを巡ると「京セラ市京都美術館」では「がくぶち」デコピクミン、「京都市動物園」では「たんぽぽ」デコピクミン、「御池大橋」では「橋のバッジ」デコピクミン、「南禅寺船溜」では「ルアー」デコピクミンなど、スポットに合った金の苗が必ず入手できる。京都はお寺や神社が多いので、ツアー中に日本限定の「おみくじ」デコピクミンの苗に出合えるチャンスも!
京都の街に全国からファンが集結!“ピクミン愛”であふれた一日に
普段は外国人観光客が多く見られる京都だが、この日はピクミン ブルームファンでにぎわった模様。「ピクミン ブルーム」のマップ画面には花植えをしながら京都のおさんぽを楽しむユーザーであふれ、たくさんのナデシコの花が咲き乱れた。
東京から訪れたのは、大学のサークルで出会ったという高稜(たかすみ)さんと智美さんカップル。今年に入ってから「ピクミン ブルーム」を始めた2人は現在、智美さんがレベル54、高稜さんがレベル40だそうで、毎日1万歩以上歩いているという智美さんが一歩リード。“推し”を尋ねると、智美さんは「紫ピクミン」、高稜さんは「岩ピクミン」とのことで、「いつもピクミンの話をしています。リアルイベントに参加するのが2人とも初めてなので、本当に楽しみにしていました」とワクワクを隠せない様子で出かけていった。
兵庫県伊丹市から3人のお子様連れで参加した2組のファミリーは、ピクミンコスチュームをまとった子どもたちが「かわいすぎる!」と会場でも大注目に!特に「コッパイ星人の宇宙服」デコピクミンの衣装には参加者たちの視線が集まっていた。宇宙服のかぶりものはお母さんの手作りなのだとか。
「もともとゲーム『ピクミン4』で遊んでいた子どもが、『ピクミン ブルーム』の遊び方を紹介している動画を見つけて『やってみたい!』と言ったことがきっかけ」だったそうで、今ではお友達家族も誘って楽しんでいるとか。「今年のハロウィンではピクミンの仮装をしている子がたくさんいて、子どもたちにもどんどん“ピクミンワールド”が浸透しているんだなと感じました」とお母さん。課金しなくても十分楽しめて、争いや勝ち負けがないところが子どもにとってもすごくいいと、笑顔で話してくれた。
続いて紹介するのは、推しピクミンと同じ色で自身をコーディネートしていた3人グループ。紫ピクミン好きのPuraraさん(写真右)は「ピクミン ブルーム」がリリースされた当初からのユーザーで、レベルは86!毎朝起きたら、まず「ピクミン ブルーム」を立ち上げてピクミンたちに挨拶することから一日が始まるという。Puraraさんのお姉さんは青ピクミン推し、その息子さんは赤ピクミン推しで、3人ともイベントには初参加。「念願のリアルイベントに参加できて本当にうれしい。家族そろって楽しむことができ、帰ったら今日の思い出話など同じ話題で盛り上がれるところがいいですよね」とPuraraさん。「ピクミン ブルーム」のおかげで家族同士の会話も増えたようだ。
最後に紹介するのは、ピクミン ブルームユーザーの間ではすっかり有名なあめちゃんマンさん。前回のイベントでも誰もが目を引くスタイルで参加していたが、今回はさらにパワーアップ!「ピクミン ブルーム」の中でMiiが身に着けるあの“バックパック”を本当に背負って登場した姿には、多くの参加者の目が釘付けに!
「実は、まだ細かいところが“完コピ”できてなくて、70パーセントの仕上がりなんですけど…」と言いつつ、バッグのふたを外すと中にピクミンの席まで用意されていて、ぴったりと収まるさまには取材陣もびっくり!推しピクミンは、着ているTシャツにも描かれている「赤ピクミン」だそうで、「すらりと伸びた鼻、そして実は表情がとても豊かなところが好き」とのこと。この取材後は、あっという間にいろいろな参加者に囲まれて、バッグを披露したり、一緒に写真を撮ったりして忙しいあめちゃんマンさんだった。
ほかにも、SNSでつながりイベントで初めてご対面・挨拶をしあう人々や、「おさんぽのお供にどうぞ」とお菓子&名刺を配るユーザーなどが見られ、「ピクミン ブルーム」がつなぐ人と人の輪を感じたイベントとなった。
京都でしか撮れないAR写真を記念にお持ち帰り
イベントに参加したら忘れてはならないのが、AR写真の撮影。スペシャルスポットを回ってゲットした金の苗をデコピクミンに育てて、ゆかりの地で撮影すれば、ここでしか撮れない最高の思い出になる。
ほかにも、公園の落ち葉で戯れるピクミンの様子や、美しい水辺の紅葉にしっぽり浸る姿をおさめたAR写真も秋の京都ならでは。たくさんの思い出を写真におさめることができた。
今回、参加者へのインタビューで感じたのは、とにかくみんなピクミンが大好きということ。「ただただ、もう、かわいくて…、たまらないんです」。この言葉が共通キーワードであるかのように話を聞いた全員がそう口にしていて、そんなピクミンへの愛を持った人たちが集まるからこそ、そこに新しい出会いやコミュニケーションが生まれたり、リアルイベントの意義というものが深まるのだろう。今回「楽しすぎた~!」と京都をあとにした人も、惜しくも参加できなかった人も、次回のリアルイベントへまた期待が高まったに違いない。
ピクミン ブルームの楽しみ方
「ピクミン ブルーム」は、プレイヤー自身がスマートフォンを持って歩くことで、不思議な生き物ピクミンを育てたり、歩いた道に花を咲かせたりできる“歩くことを楽しくするアプリ”。
毎日の生活のなかでピクミン ブルームを楽しむなら
https://theme.walkerplus.com/osanpo/article/1131588/
おでかけの際にピクミン ブルームを楽しむなら
https://theme.walkerplus.com/osanpo/article/1158579/
取材・文=水島彩恵
撮影=島本絵梨佳
※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。