DeNAが運営するライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」と、ウォーカープラスがコラボレーション。ウォーカープラスへの出演権をかけたライバー(配信者)向けイベントが開催され、東京エリアではあやさんがその権利をゲットした。
ここではあやさんへのインタビューを通し、これまでの道のりやライバーになろうと思ったきっかけ、今後の展望などをお伝えしよう。
もっとバリバリ働きたかった
あやさんは1997年生まれの京都府出身。大阪の大学への進学と卒業を経て2020年の夏、東京にある外資系コンサルタント企業への新卒入社を機に上京した。華々しい職業ではあったが、向上心の強いあやさんは物足りなさを感じていたという。
「配属先にもよると思うんですけど、私の場合は保守運用のフェーズでした。定時で終わるような安定した仕事を望む方には合っているのですが、もっとバリバリ働きたかったんです。空いた時間に何かしたいと思って始めたのがライブ配信でした。もともと私は前に出るようなタイプの性格ではないのですが、当時はコロナ過の真っただ中でしたから、その環境も後押ししましたね」(あやさん)
2021年の1月にポコチャでライバーデビューし、あやさん自身もすぐにのめりこむように。
「ビジネスとして考えると、結果の出る速さが魅力でした。実力主義でリスナーさんの反響がすぐ報酬になりますから、モチベーションアップにもなります。なので、競争が好きな人にはおすすめです。もちろんリスナーさんとの会話の楽しさが1番の魅力ではありますけどね」(あやさん)
一方で、あやさんの胸中には起業への思いが募っていった。やがて2021年6月にはライブ配信を一時休んで資金調達など準備に入る。本業も同年9月に退職して完全独立。法人を設立し、今後もインターネットビジネス領域で事業拡大を進めている。
「しばらくは起業関連で忙しかったんですけど、だんだん軌道にのるとともに心の余裕も出てきました。同時に『またライブ配信をやりたい』という気持ちも大きくなり、その年の11月にライバーとして復帰。今は仲のいいリスナーさんと経営の話をしたり、転職やステップアップの話をしたりもしています」(あやさん)
グルメや旅行も大好き
とはいえ、あやさんの配信はビジネス系の話ばかりではない。食べることや海外旅行好きでもあり、渡航ができない今は国内旅行についても話題になるという。
「旅行の話は、現地のグルメ情報を教えてもらうなど、その土地出身のリスナーさんと盛り上がることもあります。おでかけ自体が好きで、東京では銀座や代官山がお気に入り。チョコレートが好物なのでショコラティエに行ったり、カフェ巡りをしたり。ランチや夜ごはんもいろいろな街に行きます。お酒はワインやウイスキーが好きで、バーに行くこともあります」(あやさん)
投資や読書も好きで、読むジャンルはやはりビジネス関連が多め。配信を通しておすすめされた本をよく読んでいるという。最近読んだ中で印象的だった書籍を聞くと、「ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング Webマーケティングの成果を最大化する83の方法」だと教えてくれた。なるほど、あやさんの事業との親和性も高い一冊だ。
ライバーの可能性を生かした挑戦をしていきたい
何に対してもモチベーションが高く、チャレンジにも意欲的なあやさんは、ライバーとしての活動にもイノベーションを起こしたいと熱意を語る。今後の目標を聞くと、その夢は大きかった。
「現在、多くのライバー収入源は投げ銭ですが、そこからEC販売に繋げるなどのライブコマースとしての活用法もあると思います。すでにグッズを販売しているライバーさんもいますし、私自身もさまざまな可能性を模索しています。ライブ配信はまだ知名度が低いのでYouTubeなどより下に見られがちですが、リアルタイムという強みはライブだからこそ。業界の地位を向上させるためにも、いろいろと挑戦していきたいです！」(あやさん)
京都出身者らしいはんなりとした明るい性格と持ち前の行動力で、ライバーに経営にと活躍の場を広げるあやさん。日本を輝かせる20代女性のリーダーとして、今後の躍進から目が離せない！
●Pococha あや
自己PR：「チョコとゼルダと海外旅行好きな24歳。読書や投資も大好きです。好きな時に、好きな人と、好きな場所で、好きな仕事をすることが私の幸せ。一緒に楽しく盛り上がりましょう！」
https://www.pococha.com/ja-jp/app/users/0bff69df-8802-4896-971b-525fe8bfb0d7
取材・文＝中山秀明
