日本酒を割って飲むと印象は激変!ビギナーにこそ試してほしい簡単アレンジ6選

2022年11月4日

冷酒、常温、熱燗など温度は変えても、そのままストレートで飲むイメージが強い日本酒。実は酒蔵各社から、割って飲むことをおすすめしている商品も少なくはありません。今回は炭酸水から、冷凍フルーツ、アイスコーヒー、さらには牛乳まで、手軽な素材で日本酒をアレンジ!レシピを考えてくれたのは、食文化研究家で、唎酒師の資格を持つ長内あや愛さん。試飲してくれた日本酒ビギナーの杉山さん、高橋さんのリアルなコメントも要チェックです!

【ワンカップ大関】日本酒を割ってみた!「出汁割り」

カップ酒の先駆けとして知られる「ワンカップ大関」。55年以上前から愛される大関のロングセラー商品で、キャップを開けて、そのまま飲める手軽さが魅力です。すっきりと飲み飽きしない、バランスの良い味わいが特徴。コンビニでもおなじみの商品として広く知られています。

■用意するもの
・ワンカップ大関 60ミリリットル
・おでんの出汁 120ミリリットル
○割合は、日本酒:出汁が1:2

■作り方
1.ワンカップ大関とおでんの出汁を人肌より熱い温度(40〜50度)にレンジで温める。
2.ワンカップ大関におでんの出汁を静かに加える。

長内さんコメント
「昔から日本酒を出汁で割るのはオーソドックスな飲み方の一つ。日本酒特有のツンとする香りが和らぎ、飲みやすくなります。また、舌で感じる5つの味『甘味』『塩味』『酸味』『苦味』『旨味』での観点でいうと、日本酒は『塩味』がない飲み物なので、おでんの出汁の『塩味』が加わることで、味の相乗効果が起こり、よりおいしく味わうことができます。味わいのバランスの良いワンカップ大関だからこそ、出汁で割ることによって旨みが際立つ、おすすめの飲み方です」

杉山さん「温度が高いこともあり、最初は日本酒らしい香りをほのかに感じますが、飲んでみると、おでんの出汁の旨味と塩気を感じ、とても飲みやすくなりました。出汁と日本酒を合わせると、こんなほっこりとした味わいになるんですね」
高橋さん「お酒っぽさがすごく和らいでいる気がします。口に含んだ瞬間は出汁の旨味を感じ、余韻に日本酒らしさが広がりますね。お酒があまり強くない人は、出汁の分量を少し多めにしても良いかも?温かいので寒い時期に飲みたいです」

【ワンカップ大関】日本酒を割ってみた!「冷凍フルーツ割り」

■用意するもの
・ワンカップ大関 90ミリリットル
・冷凍フルーツ

■作り方
1.180ミリリットルタイプのワンカップ大関を半分の量にする。
2.お好みの冷凍フルーツをそのままワンカップ大関に入れる。

長内さんコメント
「コンビニなど、どこでも気軽に買えるのが魅力のワンカップ大関。さらにキャップを開けてそのまま飲めるカップ酒であることを活かし、冷凍フルーツを加えるだけの簡単アレンジを考えてみました。冷凍フルーツのシャリシャリ感とした食感も楽しい、デザート感覚のお酒です。溶かしながら飲んでみてください」

杉山さん「ワンカップ大関に入れたフルーツを食べながら、日本酒を楽しむという感覚ですね。フルーツをそのまま食べるよりも、日本酒の味わいが一口目に加わることで、どこかリッチな印象。サングリアっぽいかも!」
高橋さん「まず、フルーツが入ることでカラフルな見た目がかわいい♪ベリー系、マンゴー、イチゴ、柑橘など、なにを入れても合いそうです。冷凍フルーツを用意するだけなので、家でも簡単にできますね」

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