サーティワン アイスクリームが取り組むSDGsは「つくる責任、つかう責任」に準じた“熱のこもった”取り組みだった

2022年4月29日

環境と人に優しいサーティワン アイスクリームの取り組みはさらなる未来へ!


――一方、「人と環境に優しい」取り組みを行うことを目的に一般社団法人miraieも設立されました。この団体ではどういった活動をしていくのでしょうか。

【角田】一般社団法人miraieは、まだ設立したばかりで今後本格的な活動を始めていくのですが、広い意味での社会貢献活動を行っていこうと考えています。私どものお客さまは女性の方が多く、なおかつ店舗で働く従業員の8〜9割が女性です。こういった背景もあり、まずは女性の方、ママさん支援をすることを考えています。

例えば「子供食堂」さんを応援するような取り組みや、働いているママさんを支援できるよう保育サポートをする取り組みなども行っていきたいと思っています。

サーティワン アイスクリームが設立した一般社団法人miraieのロゴ


――サーティワン アイスクリームでは、SDGsに対して、環境・人、あらゆる側面から取り組みを行おうとしていることがわかりました。

【角田】いろんな意味で「つくる責任 つかう責任」を企業として自覚し、取り組んでいきたいと思っています。実は「SDGs」という概念が叫ばれるようになる以前、弊社の富士小山工場がある富士山の5合目に「ふじあざみ」という花の苗木を、私どもで植栽しました。富士山は火山の山ですが、崩落したり、落石などで亡くなる方がいらっしゃるそうです。他方「ふじあざみ」という花は、地表では2〜3メートル、地下では5メートル以上根を伸ばし、このことで岩盤が固まり、崩落を防ぐことができる上、紫色のかわいい花が咲き、花の種子が飛び、緑もできる……こういった運命的な花です。

今後もこういった活動をより多く行っていきたいとのこと

自然への感謝の気持ちを込めてのサーティワン アイスクリーム関係者による「ふじあざみ植栽活動」の様子


現在、弊社で「ふじあざみ」を富士山に植える活動をしているのは工場の有志ですが、富士山の恩恵を受けている工場、会社として、こういった付帯的なアクションも今後さらに復活させていきたいと思っています。

【若林】このような活動は直接的な売り上げにはつながりません。しかし、環境への貢献になるものであり、例えば弊社の社員がこういった活動を家族を連れて行うことで、広く環境面での意識向上になると思っています。弊社が49年も続けて来られたことに感謝したいですし、さらなる未来を目指し、企業として環境・人に幸せをお届けすることができれば良いなと思っています。

サーティワン アイスクリームのSDGsは“We make people happy”の通り、幸せを作りあげることを目指すものだった


SDGsに取り組む企業は多くありますが、サーティワン アイスクリームが掲げている目標は机上のものではなく、環境・人にリアルに寄り添うようなもののように思う。来年の50周年、またはさらなる未来に向けての、サーティワン アイスクリームがのサステナブルな温かい展開に期待するばかりだ。

撮影・文:松田義人(deco)

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