SDGs未来都市、豊田市の未来にふれる「とよたecoful town」

2022年5月13日

次世代モビリティ試乗も体験


敷地内では、次世代モビリティの体験試乗も可能。環境負荷の軽減をめざした移動手段のひとつで、実際に乗ることでその利便性を体感してもらおうという取り組みだ。パーソナルモビリティの1人乗り超小型電気自動車や、歩行領域でのモビリティ、座り乗りのモビリティなど、さまざまなタイプのモビリティが試乗できる。いずれも乗り心地は快適で、運転も難しくはない。事前にインターネットから予約が必要だが、訪れたらぜひ試乗してみたいものだ。

超小型電気自動車「COMS」はちょっとそこまでのおでかけに便利

歩行領域でのモビリティ「C+walk」シリーズ。実際に販売されている。


独自のSDGsに取り組む「ホガラカ(ほがらかふぇ)」


こうした施設や体験のほか、施設内にはランチが楽しめる「ホガラカ(ほがらかふぇ)」もある。ここでは、地産地消を中心とした食材で作る料理を提供。地元の農家が手がける野菜や米、豊田市内の市場から仕入れる新鮮な魚、旨味の濃い奥三河の地鶏を使った栄養満点のメニューは世代を問わず評判だ。「店の運営を通してシニアや子育て世代のママさん、引きこもりの学生さんたちなど誰もが活躍できる場を提供しています」と話す店長の山中康裕さん。地産地消だけではなく、こうした取り組みもSDGsにつながっている。

旬の野菜をたっぷり使った彩り豊かな角煮ランチ。採れたての食材はどれを食べてもおいしい。


ゼロカーボンシティをめざして


2012年にオープンし、2019年のリニューアルオープンをきっかけに豊田市のSDGs発信拠点として展開してきた「とよたecoful town」。2024年春以降はここを移転し、新たな形でSDGsの普及啓発活動を行う予定だ。

「もともと豊田市では、企業・団体と連携し、多様な実証実験やサービス創出に取り組んできました。こうした積み重ねをもとに、これからもSDGs未来都市として新たな進化を続けていきたいと考えています」と話すのは豊田市役所未来都市推進課の前田有紀さん。「2050年脱炭素社会の実現に向けて、企業・団体、そして市民の皆様とともに挑戦し続けていきます」。SDGs未来都市として先陣をきって発展し続ける豊田市の今後に期待したい。

「ミライのフツーをつくろう」をキャッチコピーにSDGs未来都市としての取り組みを推進

園内には四季の花や緑に彩られた森もある


※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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