1年目よりもさらに深い関係を築くことができた2年目
「午後ティーHAPPINESSプロジェクト」1年目で熊本県・JA熊本経済連・南阿蘇村に寄付できた金額は約3870万円。各団体での有意義な活動に活用されたという。
こういった相応の成果を果たすことができた1年目を経て、2年目の2022年も同じく熊本県を支援先にした。商品も同じく「ゆうべに」「熊本県産紅茶葉」を採用した「熊本県産いちごティー」の2022年版を6月より限定販売することにしたという。
「2年目を迎えて熊本県の方々とさらに深い関係を築くことができました。南阿蘇鉄道でイベントを実施することができました。また南阿蘇村内の小中学校などの図書室に『午後ティーHAPPINESS文庫』というコーナーを新たなに開設してくださり、ここには弊社の社長を筆頭に社員が選書した本を並べていただいています。
このように、単に売り上げの一部を寄付する……といったことだけでなく、それに加えて地元の人たちとの繋がりも、より濃いものになりました」(『キリン 午後の紅茶』担当者)
スッキリと優しい飲み口に仕上がった『熊本県産いちごティー』
これらの取り組みによって生まれた『熊本県産いちごティー』。「ゆうべに」特有の甘みと酸味が絶妙で、渋味・苦味のないまろやかな「熊本県産紅茶葉」の味わいと相待ってスッキリと優しい飲み口の紅茶に仕上がっている。限定商品ではあるが、もちろん今年も売り上げ1本につき「3.9円」が復興応援として寄付される。
「今年の『熊本県産いちごティー』は現在も販売継続中ですが、1年目以上の成果が出ると良いなと思っています」(『キリン 午後の紅茶』担当者)
プロジェクトはもちろん、サステナブルな取り組みを今後も実施予定
この有意義な取り組みは、SDGsのゴール11の「住み続けられるまちづくりを」にリンクするもの。同ブランドでは今後もサステナブルな取り組みを積極的に行っていくという。
「『午後ティーHAPPINESSプロジェクト』の手応えから社内はもちろん、取引先の流通企業の方たちとの間でもCSV(企業が社会ニーズや問題に取り組みながら、社会的価値・経済的価値双方を創造する取り組み)の意識が高まっていると感じました。
このことからも『おいしい商品をお客さまに提供する』ということに加え、手に取っていただくお客さまはもちろん、原料の調達、製造、流通全てに関わる人たちに『小さな幸せ』を広げていけるような活動を継続していきたいと思っています」(『キリン 午後の紅茶』担当者)
詳細は明らかにされていないが、「午後ティーHAPPINESSプロジェクト」は2023年も熊本県を対象に、実施予定だという。最後に3年目にかける思いを聞いた。
「2016年に被災した熊本県南阿蘇地域を走る南阿蘇鉄道は、予定では2023年に完全復旧を目指しているとうかがっています。『復興応援 キリン絆プロジェクト』の一環で弊社の社員も南阿蘇鉄道の沿線の草むしりなどにも参加させていただきましたので、2023年、南阿蘇鉄道が見事に復旧し、美しい熊本県の景色を背景に電車がバーっと走る様子を見られることに期待を寄せています。
これに合わせて『午後ティーHAPPINESSプロジェクト』も3年目で新たな貢献ができればいいなと思っています」(『キリン 午後の紅茶』担当者)