プロも顔負け!クオリティが高すぎるクラT4選
技術革新がされて多様なデザインが作れるようになったクラスTシャツ。クラTジャパンでは年に一度、優秀なデザインを選ぶコンテスト「クラTジャパンカップ」を行っていて、その1年でデザインが優秀だったTシャツをピックアップしている。
注文されるTシャツのなかにはデザインのプロが驚くような力作もあるそうで、高校生たちの気合の入れ具合を感じるそうだ。2022年上半期にクラTジャパンが製作したのは、全国5400クラス、約16万枚のTシャツ。そのなかから社内投票で4校のTシャツが選ばれた。
「明治大学付属明治高等学校1年B組」の作品は、クールな手描きのイラストが目を引くもので、ロゴの“BECOME BROTHER”は、“兄弟のように仲良くなり一致団結する”という意味が込められたクラスのスローガン。プロによる調整や修正などは一切加えておらず、生徒たち自身がイチからデザインしたという。
「東京都立国立高校3年2組」はネオン風のイラスト。あまりにおしゃれなデザインに、社内のデザイナーも驚いたそう。流行りのレトロなデザインでポロシャツが一気に今風に。イラストは文化祭で発表する劇のテーマに合わせており、まさに唯一無二のデザインだ。
「茅ヶ崎高等学校1年4組」の作品は、まるでアート作品のようなバラが目を引くデザイン。バラの絵をよく見ると、クラスメイト全員分の名前や、高校生活に関係のある言葉が入っている。細部までこだわりが詰まったデザインには脱帽せざるを得ない。
「高崎高等学校3年1組」は、先生の似顔絵をデザインしたシャツに。イラストの背景の文字を、生徒用は英語、先生用はその日本語訳にして答え合わせができるというユニークなアイデアのもの。数年後に見てもクスッと笑えるようなデザインだ。自分たちのクラスだからこそ理解ができる共通項を活かして作った力作だ。
忘れられない先生の名言やクラスのスローガン、同級生の名前など、大人になってから見ると、もう戻れないあの日々を思い出させてくれるクラスTシャツ。技術の進化によってデザインの自由度も高くなり、思いのままに表現できるようになったことで、さらに生徒たちの青春が詰まったシャツを作れるようになった。
行事復活につき、注文件数が爆増!青春を彩るクラスTシャツ
2022年は学校行事が復活した年。コロナの影響で学校行事が軒並み中止になっていた空白の2年間を経て、ようやく文化祭や体育祭が開催できた学校が多かったという。そのため、今年のTシャツの注文件数は過去最高レベルだそうで、クラTジャパンには4月頃から文化祭シーズンの秋頃に入るまで、1カ月に2000件ほどの注文があった。
「社内では、今年こそより多くの学生の方々にクラスTシャツをお届けしたいという強い思いがありました。特に4月~10月のウェア部門全体の売上高が昨年比140%増と、多くの注文をいただくことができました。学生さんたちにとって学校行事はかけがえのない青春の思い出です。そんな学校生活の一部を彩るクラスTシャツを今年はたくさん製作することができ、とてもうれしく感じています」
クラスTシャツは学校行事には欠かせないアイテム。文化祭や体育祭で活躍することはもちろんだが、ふと思い出して手に取ってみると学生生活を色濃く思い出すことができる、大人にとっても大切なアイテムだ。青春の1ページを鮮やかに彩ってくれるクラスTシャツは、これからも高校生たちの思い出の一部になるだろう。
取材=越前与
文=永田奏歩(にげば企画)