グランピングサイトは1つのみ。直径約6メートルの高規格ドームテントを中心に、最大3名まで同時に利用できるプライベートサウナも付く。椅子やテーブルなどは一式そろっており、気軽にアウトドア体験が楽しめる。最大利用人数は4人で、1人から利用可能。
食材はセットになっていないので注意が必要で、自分たちで持参するか、ケータリングを利用することとなる。ケータリングは「飛騨牛すき焼き」(1人前3000円〜)など。車を10分ほど走らせれば「フレッシュフーズひるがの」など、食材を購入できる場所もある。食事やドリンクにこだわりたい人は、事前に好きなものを買って持ち込むのがベターだ。
また、グランピングサイトにあるキャンプギア一式を、丸ごとレンタルできるサービスにも注目したい。ウッドデッキサイトや芝生サイトなど、好きな場所で利用できる。料金はグランピングサイトの利用料のみだ。予約すればすべて設営しておいてもらえるので、手軽にグランピング気分を味わいたい人は検討してみよう。
【各種設備】水回りなどは管理棟に。共有スペースにも注目を
トイレやシャワー(30分500円、シャンプーなどはなし)、炊事場(洗剤などはなし)、自動販売機などはすべて管理棟に集約。薪(1束550円、広葉樹と針葉樹のミックス)や生ビール(550円)なども販売している。テラス席は共有スペースなので、ここでくつろぐのもいい。管理棟すぐ前の芝生広場も共有スペースで、ボール遊びなどはここでできる。ゴミは分別して袋にまとめておけば、回収してもらえる。
敷地内には釣り堀(1人1000円)があり、予約をするとニジマスを放流してくれる。1人2匹まで釣ることができ、竿はレンタルなので手ぶらで楽しめる。また、キャンプ場から15分ほど歩くと長良川の源流に着く。浅瀬が多いので、ここで川遊びもできる。
ちなみに取材時(2022年6月)は未完成だったが、2022年8月中にはコテージが、9月中には新しい芝生サイトが登場予定。今後は日帰りBBQが楽しめるエリア、川辺のキャンプサイトなども計画されているという。なお、コテージが完成するまでの間は、テント泊用のウッドデッキサイト(D-1、AC電源と水場はなし)が前述の7つとは別に1つ、期間限定で利用できる。
【おすすめポイント】大切な人と穏やかな時間を過ごしたい人に
施設名に「Village」とあるように、ここは外界から切り離された村のよう。有名なキャンプ場や人気のキャンプ場とは少し異なる、独特な時間が流れている。「誰にも邪魔されず、大切な人とゆっくり過ごしたい」そんなユーザーにおすすめしたい場所だ。また、アーリーチェックイン、レイトチェックアウトは、前後に予約が入っていなければ追加料金不要で利用可能。入りは9時から、帰りは夕方まで存分に満喫できるところもうれしい。これも「こんなキャンプ場があったらいいな」というオーナーの気持ちから。オーナーのキャンプ愛が節々に感じられるスポットだ。
【早見表】施設の基本情報
取材・文=初野正和/写真=古川寛二
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の影響で随時情報が変わる場合があります。ご利用の際はできるだけ事前確認をおすすめします。
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。