【キャンプサイト】家族で、2人で、ソロでも。プライベート感が高く満足度◎
「オートキャンプサイト」は、ソロサイトを除き、すべて車での乗り入れOK。隣を気にすることなく快適にキャンプを楽しんでもらえるようにと、多くの木々を植えてサイトごとに区切りを設け、プライベート感を大切にした造りになっている。通常のオートキャンプサイトのほか、広めのサイトにテラスが付いた「キャンパーズテラスサイト」や、テント1張り+シェッド(小屋)に、ハンモックの設置が可能な「キャンパーズシェッドサイト」、冬期は薪ストーブが使える「ログキャビン」と、気分に合わせてさまざまなタイプのサイトを選べる。
ソロサイトは、センターハウスより少し離れたエリアにあり、車の乗り入れはできないが、ここのみ直火OK。あらかじめ石組のかまどが据え付けられているので、薪をくべるだけでワイルドな焚き火を楽しめる。サイト全体が谷底に位置しているため、風が遮られやすく、焚き火の大敵である風もあまり気にならないそうだ。全5サイトあるが、各サイト間は距離が離れており、隣のサイトの様子がほぼ気にならないのもいい。
ログキャビンは、6畳+屋根付きテラスで、1家族5人まで利用できる。冬期は薪ストーブを使うことができるのも人気。テラスには、4人用のベンチ&テーブルセットがあるが、寝具や食器の用意はないので、持参する必要がある。
場内には、キャンピングトレーラーのモーターホームプール(駐車場)もあり、既定の月極料金でキャンピングトレーラーを保管してもらうことができる(※現在は満車のため新規受付はなし)。単に駐車場として使ってもらうだけでなく、この場でもキャンプを楽しんでもらおうと、広めのスペースを確保。利用者の満足度も高いのだとか。
【おすすめポイント】収穫体験や農園レストラン、安心安全な野菜を五感で堪能
野菜や果実を自分で収穫する喜びや、それを調理して食べる楽しみを体験できると人気が高いのが、畑での収穫体験。採れた野菜はサイトに持ち帰り、サラダを作ったり、焚き火で丸焼きにしたり、採れたてならではのフレッシュなおいしさを実感できる。子供の食育にもなると好評だ。
4~5月はタケノコの収穫期。掘りたてのタケノコをそのまま焚き火で40分ほど丸焼きにすると、アクも感じず、おいしく食べられるのだそう。秋の落花生のシーズンには、収穫後すぐに落花生を茹でて食べるのが人気だとか。タケノコや落花生のシーズンになると、「今年もまたあの味を」というリピーターも多いという。
キャンプ場の一画にあるのが、「農園リストランテ ヴェルデューレ リッコ」。キャンプ場にレストランとは意外だが、その理由を代表の鈴木さんに尋ねると、「ここはキャンプ場ですが、おいしいものが採れる環境がある。それならば、採れたてのおいしさを味わうことのできる場所があってもいいのでは」と、レストランを始めたのだとか。今ではキャンプに来たついでに立ち寄る人はもちろん、食事目当てにわざわざ訪れる人も多い。
木の優しい温もりを生かした空間は、まるで山小屋のような雰囲気。店内では、敷地内で採れる新鮮野菜をたっぷり使ったピッツァやパスタ、地元の牧場から仕入れた肉を使ったスキレット料理など、アウトドアテイストを取り入れた創作イタリアンを味わえる。
自慢のランチは、生パスタやピッツァ、スキレットを使ったグリル料理などのセットが基本で、前菜とドリンク、デザート付き。どの料理も、敷地内で作る無農薬野菜や地元産食材にこだわったものばかりだ。パスタセットは、シェフ自慢の3種類から選ぶスタイルで、パスタはもちもち食感の生麺を使用。
ナポリピッツァのセット(2700円)は、ピッツァ3種類から選ぶことができ、こちらも前菜、ドリンク、デザート付き。ピッツァのみ単品で注文の場合は1600円で、持ち帰り(箱代+100円)も可能なので、キャンプサイトで食べる人もいるそう。