キャンプ場徹底解剖!「有野実苑オートキャンプ場」(千葉県山武市)|収穫体験や農園レストラン、お風呂、クラフト体験…。楽しみ方自由自在のキャンプ泊が大人気!

2022年8月5日

【楽しみ方】竹馬や木登り、クラフト体験など、家族で遊べるコンテンツが満載!

小さな子供から小学生高学年ぐらいまで、それぞれの成長段階にあった遊びを自然の中で楽しめるのも同キャンプ場の人気の理由の一つ。敷地内には、竹馬やバスケットゴール、スラックライン(日によって異なる)などの遊具が設置された「子供広場」や、モノ作りを体験できる「クラフト広場」などを常設。夏場は子供用のプールも登場する。ほかにも、虫取りをしたり、植物観察をしたり、普段はできない経験がめじろ押しだ。週末には、各種ワークショップが開催されたり、ベーグルやスイーツなどの販売店がお目見えすることも。

思い切り走り回れる子供広場。目の届く場所で安心して遊ばせられるとファミリーキャンパーに好評。すぐ向かいにはクラフト広場も

Dサイトにも、木の上に作られた見晴らし台やブランコなどの遊び場が。見晴らし台は木登りができるようになっている

夏季限定の子供用プール。2022年は、7月下旬から8月23日まで利用できる。利用は9:00~16:00(天候により変更あり)。大人の同伴必須


夜には、焚き火を眺めながらの星空観察もおすすめ。消灯は22時30分なので、それまでの間、いつもとは違ったアウトドアならではの夜の過ごし方を楽しみたい。

日によっては、畑での星空観察ツアーが開催されることもあるので、チェックしておこう


【ユーティリティ】共有設備が充実。キャンプ利用客限定の露天風呂も

場内には、各所に炊事場があり、自然に優しい洗剤が備え付けてある。お湯が使えるシンクもあるので、寒い季節には助かること間違いなし。BBQグリル、焚き火台、網、鉄板は環境への配慮から自宅での洗浄を推奨しているので、持ち帰ってから手入れしよう。

炊事場は各所にあるので、サイトから近い場所を利用しよう

トイレも各所に設置されており、すべて洋式トイレで、清潔に保たれている。お風呂場近くのトイレには、子供用便座が完備されているタイプもあり、小さな子連れキャンパーにも優しい。

場所によってはウォシュレット付きのトイレも

こちらはお風呂場近くにあるトイレ。子供用便座もあり


こちらを訪れるキャンパーたちの間で、とりわけ人気が高いのがお風呂。男女別の露天風呂と予約制の家族風呂があり、まるで旅館にでも来たかと錯覚しそうなこだわりの空間だ。露天風呂(15:00~22:00)は中学生以上600円、小学生以下500円。希望者は、当日センターハウスでお風呂券の購入が必要(先着順)。タオルの用意はないので、忘れずに持参しよう。

お風呂はすべて代表の鈴木さんが自ら作ったもの。造園業で養った知識と技術をフル活用。キャンプ場のお風呂とは思えないレベルの高さ!

貸切露天風呂は、「和(なごみ)」と「楽(らく)」の2つ。当日12時からセンターハウスで受付開始。週末など、希望者が多い場合は抽選に。2名まで2200円、3~5名2800円(利用は各40分)。貸切露天風呂には、子供が遊べるおもちゃも置いてあり、家族みんなで楽しく入浴できそうだ。

家族貸切露天風呂「楽」は、昭和レトロな雰囲気。石造りの浴槽から、外の木々を眺めることができ爽快。珍しい井戸ポンプも置かれている

脱衣場も和モダン。代表の鈴木さんによると、「家族みんなで入った時に、自然と話が盛り上がるお風呂にしたかった」のだそう

サッと汗を流したい時には、シャワーが便利。2つあるシャワー室は脱衣所も含め、ゆったりとした空間を確保。着替えやタオルを置ける籠も用意されていて快適に使える。

リンスインシャンプー、ボディソープは備え付けあり。タオルは持参を


お風呂近くに立つサニタリーハウスには、ドライヤー備え付けの洗面台があり、無料で利用できるのもうれしい配慮だ。洗濯機と乾燥機も利用できるので、連泊の際にも便利。

サニタリーハウスには、車イスで入れるトイレもある

ゴミ置き場は1カ所。しっかり分別して、時間を守って出すのがルール。網などのキャンプ用品は捨てられないので、持ち帰りを。

ゴミ捨ては10:00~11:00/16:00~16:30。時間厳守で利用しよう


犬連れキャンパーにうれしいのが、小型・中型犬用のドッグラン(10×15メートル・フェンス高さ1.5メートル)があること。愛犬をノーリードで自由に遊ばせることができる。

ドッグランは草地になっているので、愛犬の足にも優しい


旬の野菜や果実の収穫体験、クラフトショップやマルシェなどのイベント、こだわりの露天風呂、地元食材をふんだんに使った農園レストランなど、キャンプをしながらさまざまな体験ができる「有野実苑オートキャンプ場」。高規格なキャンプ場だからこそ、「おいしい野菜を収穫する」「森の中でとことんのんびりする」「ランチは農園レストランでちょっぴり贅沢に」など、自分なりの過ごし方を決めて訪れるのがよさそうだ。

【早見表】施設の基本情報

取材・文=寳田真由美(オフィス・エム)、水島彩恵

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