キャンプ場徹底解剖!「藤野芸術の家」(神奈川県相模原市)|陶芸に木工クラフト…。キャンプをしながら“ものづくり体験”を満喫

2022年9月29日

神奈川県相模原市に、豊かな自然の中でさまざまな体験を楽しみながら、キャンプができる施設があるという。木工や陶芸、ガラス細工などの体験ができる工房、音楽合宿もできるホールなど、アートな施設が充実する「藤野芸術の家」だ。4~10月限定で登場するというキャンプ場の楽しみ方を紹介しよう。

神奈川県相模原市にある「藤野芸術の家」。毎年4月になると、中庭に季節限定のキャンプ場が登場する


【アクセス】相模湖ICから程近く!周辺にはレジャースポットも充実

「藤野芸術の家」があるのは、豊かな自然が広がる相模原市緑区。周辺には、手軽に登れる石老山(せきろうざん)や、放流見学が人気の宮ヶ瀬ダム、家族連れでにぎわう「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」など、レジャースポットも多い地域だ。

施設へのアクセスは、中央自動車道・相模湖ICより車で約10分。途中、相模湖を眺めつつのどかな道を進んでいく。電車の場合は、JR藤野駅より奥牧野・やまなみ温泉行きバスを利用、約5分で藤野芸術の家バス停に到着。そこから歩いて約1分程度。ただし、バスの本数は1~2時間に1本と少ないので、事前に調べておくのがおすすめだ。

施設の近くには、車で5分ほどのところに「ローソン・スリーエフ藤野店」、「スーパーまつば」があるが、大きなスーパーマーケットまでは少し距離があるので、食料品などは事前に調達してから向かおう。

【写真】相模湖を渡ればもうすぐそば。湖畔には県立相模湖公園があり、四季折々に移ろう水辺の風景を楽しめる

県道76号線に入って5分ほどすると「藤野芸術の家」の看板が見えてくるので、案内に従って進もう。とんがり屋根の瀟洒(しょうしゃ)な建物が見えたら、そこが目的地だ。

「藤野芸術の家」は、“芸術による町おこし”を掲げる藤野町のシンボル施設。ランチ利用のできるレストランや宿泊施設も併設されている

キャンプ場は「森の広場」と書かれている場所。まずはエントランスから建物の中に入り、フロントで手続きを行おう。

約2万6000平方メートルの敷地内に芸術棟や宿泊棟がゆったりと配され、奥に広々とした森の広場がある

キャンプの受付のほか、レンタル品の貸し出し手続きもこちらで。事前にバーベキュー用食材セットを予約した場合も、まずはここで手続きし、レストランで食材を受け取ろう。

炭や薪、ゴミ袋の購入なども受付で

受付を終えたら、車でキャンプ場へと移動。キャンプ利用者は、キャンプ場横にある駐車スペースを利用することができる。サイト内への乗り入れはできないが、すぐそばなのでそれほど負担はなさそう。

車はキャンプ場に隣接する砂利スペースに停められる


【コンセプト】キャンプ×ものづくり体験で、子供の新たな可能性を発見

施設名に「芸術の家」とあるだけに、キャンプをしながら“ものづくり”を体験できるのがこちらの最大の特長だ。「この地は山が近く、春は新緑、夏は深い緑、秋には紅葉と、四季折々の山の景色を眺めながらキャンプを楽しんでいただけます。キャンプ場にテントを張ったら、ぜひ、併設の体験工房で世界に一つだけの作品づくりに挑戦を。ゆっくりとものづくりに取り組むことができると好評です」と、教えてくれたのは、藤野芸術の家・マネージャーの櫻井美千さん。

「キャンプやものづくり体験、家族で過ごす時間を楽しんでください」と櫻井さん

豊富な道具や材料のそろった体験工房では、小さな子供から大人まで満足できるよう、さまざまなメニューが用意されている。親子で一緒に取り組めば、子供たちの新たな一面に出会えるかもしれない。

体験工房の利用は9:00~17:00(受付~15:00)。火曜日は休館

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