キャンプ場徹底解剖!「藤野芸術の家」(神奈川県相模原市)|陶芸に木工クラフト…。キャンプをしながら“ものづくり体験”を満喫

2022年9月29日

【テントサイト】よく整備された中庭でキャンプ。子供に目が届きやすく安心

受付を済ませたら、いよいよ中庭にあるキャンプ場へ。ここは4~10月の期間限定オープンで、予約は基本的に半年前から電話で受付だが、直近でも空いていれば利用できる。思い立ったら、問い合わせてみよう(7~8月は、前年の12月10日必着で往復ハガキで受付)。

テントサイトは、すべて1区画4.5×7メートル。最大20張まで。周辺は木々で囲われているが、日陰が少なめなので夏場はタープを持参した方がよさそう

テントサイトはよく手入れされた草地の広場を利用。就寝時に地面がゴツゴツすることも少なく、多少の雨が降っても足が泥で汚れにくいのがいい。テントを張る際は、広場中央のスペースを空けて円を組むように設置する。設置場所は、管理人さんと相談しながら決定しよう。

1区画に張れるのは、おおむね6人用テント1張+タープ1張程度。混雑時は隣のサイトに入り込まないよう気を付けたい

青々と茂る草地が広がるキャンプ場は、解放的な雰囲気。テントサイトからは正面に山を眺めることができ、自然を間近に感じることができる。夜には、星空を仰ぎ見ながら静かな時を過ごすのも贅沢だ。

【楽しみ方1】陶芸や木工、ガラス工芸など、ここでしかできない体験を

キャンプの合間はもちろん、チェックイン前やチェックアウト後にも楽しめるのが、芸術棟にある体験工房でのものづくり。陶芸、木工、ガラス工芸の3つの工房があり、気軽に作れるものからこだわり派向けのものまでメニューが充実している。工房には、専門技術をもつスタッフが常駐しているので、道具の使い方をアドバイスしてもらえるのも安心。

工房内にはイメージがわかるように完成品の展示も。参考にしながらどれを作ろうか迷うのも楽しい

「土の工房(陶芸)」では、手びねり(1000円)、絵付け(1200円)などが人気。当日持ち帰ることのできるデコアートアクセサリー(800円)もある

「自由工房(ガラス)」では、砂を吹き付けてガラスの表面に模様を付けるサンドブラスト(800円~)を体験できる

「木の工房(木工)」では、オリジナルキットで作る木工クラフト(800円~)が人気

音楽を練習したい人には、スタジオやホールも完備


【楽しみ方2】流れの緩やかな川でのんびり沢遊び&森林浴

キャンプ場の奥にある通用門を抜けると、そこには急な階段が。滑り落ちないよう足元に注意を配りつつ降りていくと、そこにはまるで別世界の景観が現れる。

キャンプ場奥に川へと続く階段が整備されている。門の開放は9:00~17:00

川べり散策やバードウォッチングなどを満喫できることで人気の高い川上川だ。四季折々に移ろう木々に包まれ、清流が流れるさまを見ていると、ついつい時間を忘れてしまいそうだ。浅瀬が多いこともあって、暑い季節は水遊びを楽しむ家族連れが多く訪れるそう。

比較的穏やかな流れの川上川だが、水遊びの際はくれぐれも注意を。キャンプ場の敷地ではないので、自己責任で楽しもう

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