【テントサイト】焚き火や犬連れ…。目的に合わせて選びたい3つのサイト
テントサイトは、駐車スペースから一段下がったところにあり、バス通りがすぐそばとは思えないほどおこもり感がある。この秋、テントサイト直通の階段も完成し、より便利に。荷物の積み下ろしは、専用の滑車を利用できる。
テントサイトはいくつかタイプがあるが、焚き火を楽しみたい場合はウッドチップサイトかウッドデッキサイトへ。自然環境や近隣の住宅への配慮から、焚き火ができない区画もあるので事前に確認しておくのがベストだ。
ウッドチップサイトは全3区画あり、テントとタープが両方設営できるスペースを確保。土にウッドチップが敷いてあり、足元柔らか。
ウッドデッキサイトは、眼下に小川が流れ、耳を澄ませば川のせせらぎが聞こえる距離。1区画7.2×5.5メートルと、他のサイトに比べて空間が限られているので、タープを設営する際は、隣の区画に入り込まないよう注意したい。
リードなしで愛犬とのキャンプを楽しめるのが、木の塀で囲まれたドッグランサイト。テントサイトの中で最も広く、区画内ならば何張りしてもOK(利用は5名まで)。パラソルとベンチ付きのウッドテーブルが備え付けられている。こちらのサイトは、残念ながら焚き火(薪・炭)の使用は不可。もちろん、犬連れでなくても利用できる。
ドッグランサイトにテント泊のゲストがいない時間は、1時間まで無料でドッグランを利用できるサービスも実施。テントサイト、森林プライベートデッキサイト、RVサイト、いずれに宿泊の場合も利用できるので、当日の様子を見てスタッフに相談してみよう。
【森林プライベートデッキサイト】裏山でおこもり、ハンモック泊にも最適
キャンプ上級者やソロキャンパーに人気が高いのが、裏山にある2組限定の「森林プライベートデッキサイト」。木立の中に設けられたプライベート空間は、まるで秘密基地。日が暮れれば、優しい光のライトがデッキを照らし幻想的な趣に。周りの木を利用して、ハンモック泊を楽しむのもいい。早朝には、珍しい鳥の鳴き声を間近に聞くことができるのも新鮮だ。
こちらのサイトは車の乗り入れができないので、徒歩1分の駐車場に車を停めてから荷物を運び入れよう。
【RVサイト】車中泊に大人気!プライベートデッキ付きサイト&砂利サイト
プライベートデッキ付きや砂利敷きの車中泊用RVサイトは8台分。バス通りに面してはいるが、目の前には山並み、眼下には小川が流れ、自然を間近に感じられる。その上、夜は交通量も少なめなので、静かに過ごせそうだ。また、区画内では調理や焚き火ができるのもうれしいポイント。テントやタープの設営もOK。各サイトには、AC電源、給水用水洗も完備されている。
【ユーティリティ】清潔感あふれる設備で気持ちよく過ごせる
建築会社が運営する施設だけに、トイレや炊事場、シャワールームなど、水回りの快適さも魅力。男女別のトイレは社屋内にあり、内装にもひと工夫。タイルが施されたおしゃれな空間は、まるでホテルかと錯覚しそうな雰囲気だ。24時間利用できるのはもちろん、清掃も行き届いており、安心して利用できる。
「とにかく焚き火をする」「早めに仕事を終えてキャンプ」「タープを張る練習がしたい」「外飯を楽しみたい」など、それぞれの目的に合わせた過ごし方で気軽なアウトドアライフを楽しめる「HAYAMA RV Site&Tent Site」。賑やかに過ごしたい人には不向きだが、「自然を感じながらゆったりした時間を」という大人にこそぴったりな場所だ。
【早見表】施設の基本情報
取材・文=寳田真由美(オフィス・エム)、水島彩恵
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