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惜しまれながら閉館した「京急油壺マリンパーク」(以下、マリンパーク)跡地に、2022年1月オープンした「京急油壺温泉キャンプパーク」(以下、キャンプパーク)。当時の面影はそのままに、新たにキャンプ施設へと変貌を遂げたという噂を聞き、その真偽を確かめに行ってみた。
【アクセス】都心から約1時間!車でも電車でもアクセス良好
「キャンプパーク」は、神奈川県三浦半島の南西部、古くから観光地や別荘地として愛されてきた油壺湾近くに広がる。東京方面からは、車でも電車でも1時間余りとアクセスしやすい。車で向かう場合は、三浦縦貫道路・高円坊入口の分岐を出て城ヶ島方面へ。国道134号に出たら道なりに進み、油つぼ入口交差点信号を右折。約2.5キロ先に「キャンプパーク」の入口が見えてくる。
食料などを買い出しする場合、キャンプ場の近くには大きなスーパーはないので、途中にある「ベイシア三浦店」や「フジスーパー三崎店」を利用するのが便利だ。
電車の場合は、京急線が便利。品川駅から三崎口駅までは直通で69分。三崎口駅からは京急バス油壺温泉行きに乗り、終点で下車したら徒歩約5分で到着。都心から近いだけに、まとまった時間がとれないときでも手軽にキャンプを楽しめるのがうれしい。
【コンセプト】初めての人もどこか懐かしい、思い出に寄り添うキャンプ場
こちらのキャンプ場は、2021年に閉館した「マリンパーク」の跡地を活用するために、期間限定(閉園時期は未定)でオープン。そのため、マリンパーク時代の面影が随所に残っているのがユニークだ。水族館やアシカショーを行っていた建物などは当時のままだが、芝生はテントサイトとして活用。レストランは炊事場にリニューアルされ、キャンプ場へと生まれ変わっている。
「マリンパークだったころの芝生を利用して、キャンプを楽しめるようになりました。敷地内には、当時の施設がそのまま残っており、懐かしいとおっしゃるゲストも少なくありません。日中は自由に出入りできるので、散歩を楽しんでいる方もいらっしゃいます」と話すのは、広報を担当する成田カンナさん。