【キャンプサイト】目的別に選べるサイトがいろいろ。ポニーと過ごせるプランも
各区画には、「イルカ」や「アザラシ」「マグロ」など、かつてこの地で親しまれていた海獣や魚たちの愛称が付けられており、あちこちでマリンパークの名残を感じることができる。サイトは平地が多く、テントの組み立てやすさはそれほど変わらないため、「どんな風に過ごしたいか」で選ぶのがよさそうだ。
荷物が多いときなど車で乗り入れしたい場合は、オートサイトかカワウソの森跡地オートサイトへ。どちらも焚き火OK。オートサイトは、高さ30メートルはあろうかというほど大きなヤシの木に囲まれた南国ムード漂う空間だ。テントを張るスペースはよく手入れされた天然芝で、木々の間から海を眺めることもできる。
カワウソの森跡地オートサイトは、マリンパーク時代にカワウソが居た場所を整備したところで、8月に登場したばかり。1区画当たりの面積が広く、ゆったり過ごしたい人におすすめ。
最も海側にあるキャンプサイトは、車やバイクの乗り入れはできないが、目の前に相模湾と富士山を眺められる絶景が自慢。打ち寄せる波音を聞きながら過ごせるのも贅沢。こちらもよく手入れされた天然芝で、足元はフカフカ。焚き火は石畳上のスペースで行える。
マリンパーク時代にペンギン島があったペンギン島跡地キャンプサイトは、ファミリーやグループにおすすめ。1区画約90平方メートルあり、テントは何張でもOK。
ここならではの区画が、ポニーと一緒に泊まれるモンゴルサイト。1日1組限定の貸し切りで、他のサイトからは離れているため、完全プライベート空間を確保。なんと16~18時は、サイト内に2頭のポニーが放牧され、自由に触れ合うことができる。ポニーは、18時以降は隣接する馬小屋に入るが、すぐ隣なので様子を見守ったり、触れ合いに行くこともOK。よりポニーの近くで眠りたいという人は、テントを持参するかレンタルして、馬小屋の前に張ってもOKだそう。
モンゴルサイトは、あらかじめテントが張ってあり、中にはソファやラグ、小型のテーブルなどが常設。設営に自信がないという人でも安心して利用できる。ただし、寝具はないので、寝袋やコットを持参しよう。
【手ぶらキャンプサイト】初心者にぴったり!レンタルで手軽にキャンプを楽しめる
「キャンプに興味はあるけれど、どう始めたらいいかわからない」という人におすすめなのが、手ぶらで贅沢キャンプサイト。テントやタープをはじめ、人数に応じたキャンプ道具がすべてそろったプランだ。設営や片付けも不要なので、初めての人でも心配無用。
【ユーティリティ】管理の行き届いた共有設備、レンタル品も充実。温泉もすぐそば
受付のあるゲート棟では、施設内の各種受付を行うほか、テントやタープ、コット、調理道具などのキャンプ用品のレンタルが可能。薪や炭、紙皿、調味料などの販売も行っている。キャンプ用品のレンタルは、空きがあるものは当日でも借りることができるので覗いてみるといい。
男女別のトイレもゲート棟にある。サイトによっては、若干トイレが遠い場所もあるので、特に子供連れの場合は事前にトイレまでの最短ルートをチェックしておこう。ベビールームもゲート棟に設置されている。授乳室を利用したい場合はスタッフに一声かけて。
炊事場は屋内にあり、天候を気にすることなく使えるのがありがたい。24時間開放されており、荒天時などの避難スペースとしても利用できる。
場内にはシャワーや風呂はないが、すぐ近くにある観潮荘の油壺温泉を利用するのがおすすめだ。小網代湾を望む絶景温泉で、美肌の湯としても人気。シャンプー、リンスなどのアメニティがそろっているのでラクチン。
目の前はキラキラときらめく相模湾、天候がよければ富士山を真正面に望む絶景のキャンプパーク。日がな一日海を眺めるもよし、ポニーと触れ合ったり、自然探索を楽しんだり、愛犬とのんびり過ごすのもいい。毎月第2・4土曜の午前中は、駐車場でマルシェを開催。地元産の食材を手に入れて、キャンプ場で味わう贅沢も楽しめる。親子での初めてのキャンプにもぴったりのスポットだ。
【早見表】施設の基本情報
取材・文=寳田真由美(オフィス・エム)、水島彩恵
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