キャンプ場徹底解剖!「Kaede Valley & Hill」(愛知県豊田市)|自然の高低差が生んだユニークな林間サイトで癒やしの時間を

2023年6月16日

林間サイトの最上部にあるV5からV8までは、地面が砂利になっており直火OK。サイト付近には、かまどを作るための大きめの石も用意されている。少し奥まった場所にあるV6は、広さ約4.5×4メートルで無骨なソロキャンプにおすすめだ。

広さ約4.5×4メートルのV6。深い森の中にいるような気分になれるphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

目の前が開けており眺望も楽しめるV8。広さは5×4.5メートルphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

階段状に配置されているため、ほとんどの区画で隣の目線が気にならず、プライベート感がある。中段や上段のキャンプサイトへ向かう道はかなりの傾斜があるが、その分山の中でキャンプしているようなダイナミックさが味わえる。それもこのキャンプ場の醍醐味と言えるだろう。

サイトへの道中はプチ登山!?森林浴を楽しもうphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

林間サイトは駐車場に車を停め、基本的に自分たちで荷運びをするのがルール。しかし受付時に依頼すれば、キャンプ場の軽トラックで荷物を運んでもらえるそう。また、4輪駆動車に限り、荷物の積み下ろしの間は自分でサイト近くまで車をつけることもOK。とはいえ、細くて急な斜面を通ることになるので、移動前に受付で相談してみよう。自力で運ぶ場合はキャンプ場にあるキャリーワゴンを借りるか、持参するのがおすすめだ。

AC電源付きオートサイト

現在整備中のAC電源付きオートサイトは、管理棟やトイレが目の前にあるので、キャンプビギナーや小さな子供連れのファミリーにも使い勝手がいい。区画内は、砂利の駐車スペースと芝生のテントスペースを分けてレイアウトされている。A1、A2、A4は広さ12×9メートル(駐車スペース含む)、A3はほかよりやや広めに造られている。

オートサイトは、林間サイトとはまた違う開放感のある雰囲気だphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

フリーサイト側から見たオートサイト全景photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

フリーサイト

フリーサイトはエリア全体で約30×20メートルあり、最大3組まで利用可能。すぐ横に専用の駐車場が用意されている。設営場所は区画内で自由に選べるが、各自、約10×10メートル程度に収まるようにするのがルール。互いに配慮し、マナーを守って滞在しよう。日曜と平日は1区画から予約できるが、土曜や連休はサイト貸切のみ利用可能。大人数のグループキャンプにもぴったりだ。

フリーサイトにはすぐ横に専用駐車場があり、1予約につき車2台まで無料で使用できるphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

【各種設備】新しくて清潔!細やかな心配りが感じられる

木を基調にした管理棟はおしゃれなカフェのような雰囲気で、受付だけでもテンションが上がる。中には売店もあり、薪(針葉樹700円、広葉樹1000円)やカセットガス(350円)、シャンプーリンス(200円)、ソフトドリンク(100円〜)などの消耗品はひと通りそろっている。

おしゃれな雰囲気の管理棟。売店では必要なものがひと通りそろうphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

また、地元のジビエ専門店「猪鹿工房 山恵(やまけい)」の鹿ロース肉(980円)や猪モモ肉(980円)、猪・鹿フランク(3本930円)なども販売。プロが処理したジビエは、臭みが少なくジューシー!ここならではのワイルドな“ジビエBBQ”にトライしてみてはいかがだろうか。

せっかくなら地元の味覚も楽しみたいphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

シャワー、トイレ、炊事場も管理棟にまとまっている。シャワー室は2室あり(15分500円)、脱衣スペースが広いので子供連れでも使いやすそうだ。利用の際は管理棟で予約しよう。シャンプーなどはないので、売店で購入するか持参しよう。

かわいらしい壁紙のシャワー室は脱衣スペースが広く、子連れでも利用しやすいphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

明るく清潔な男性用トイレ。個室は温水洗浄便座付き。トイレの手洗い場は温水が出るphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

トイレには便座除菌スプレーや荷物置き場、子供用の脚立なども用意されており、管理人の気配りが感じられる。ドライヤーもトイレに用意があるので、大きな鏡を見ながら髪の毛を乾かせるのは女性キャンパーにとってうれしいポイントだ。

管理棟横にある清潔な炊事場。洗剤やスポンジはないが、売店で購入できる(食器洗い用洗剤250円ほか)photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

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