キャンプ場徹底解剖!「Farmer’s Camp ポレポレ」(長野県売木村)|テント泊&キャビン泊両方OKの手作りキャンプ場!薪サウナもあり

2023年10月6日

2023年4月にグランドオープンした「Farmer’s Camp ポレポレ」(長野県売木村)は、山中の農地として使われていた土地を、ほぼ手作りで整備したキャンプ場だ。「ポレポレ」とは、スワヒリ語で「ゆっくり、ゆっくり」という意味。その名のとおり、小川のせせらぎや森の音を聞きながら、ゆっくりのんびりとした時間を過ごすことができる。今回、グランドオープン後も新施設が登場するなど進化を続ける施設を現地取材!その全貌を紹介しよう。

テントサイト2種類、手ぶらキャンプもできるタイニーハウス、薪サウナ、シャワーなど施設が充実しているキャンプ場photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

【ロケーション】山々に囲まれ風も少ない静かな里山

「Farmer’s Camp ポレポレ」があるのは、長野県下伊那郡売木村。長野県の最南端にある、人口500人ほどの小さな村だ。猿投グリーンロード・力石ICから北東へ、または中央自動車道・飯田山本IC、園原ICから南へ、三遠南信自動車道・鳳来峡ICから北へ、いずれも1時間ほど車を走らせると到着する。

こちらの看板がキャンプ場入口の目印になるphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

売木村は標高1000メートル級の4つの山に囲まれた盆地にあり、風が穏やかで過ごしやすい。キャンプ場が多く営業しており、村の中心部の標高はおよそ800メートル。星空が美しいことから「星降る里」とも呼ばれている。

【キャンプサイト】フリー&オートサイトは星空の大パノラマが魅力

キャンプサイトは、フリーサイトの「ゆったりキャンプサイト」と「オートサイト」の2エリア。どちらも空が大きく開けていて、天気がいい日の夜は星空の大パノラマが楽しめる。

ゆったりキャンプサイト

「ゆったりキャンプサイト」はフリーサイトで、1予約あたりのスペースは約75平方メートル。サイト内に車の乗り入れはできないが、荷物の運搬用にアウトドアワゴンを無料で借りられる。フリーサイトのチェックアウトは12時までで、比較的ゆっくり過ごせるのがメリットだ。

日当たり良好なので、タープがあるといいだろうphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

オートサイト

オートサイトは1区画あたり約100平方メートルで、敷地内に10区画ある。車は1台までサイト内に乗り入れ可能。1区画に1口、AC電源が付いている。

フリーサイトの1段上にある「オートサイト」。夜は星空の大パノラマが楽しめる!photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

一番人気の「瓦チップサイト」が2区画、「山砂サイト」が8区画あり、「山砂サイト」のうち2区画のみがペットOK。ペットOK区画の隣には専用のドッグラン「どうぶつのわ」があり、リードを外して伸び伸びと犬を遊ばせることができる。

水はけがよく、設営もしやすい「瓦チップサイト」photo by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

オートサイトのA-9とA-10がペット可。1区画につき2匹まで同伴OKphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

ドッグラン「どうぶつのわ」。犬以外のペットも放して遊べるが、どの動物なら連れていけるかは事前に確認しておこうphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

フリーサイトとオートサイト専用のサニタリー棟は、オートサイトの横にある。トイレは温水洗浄便座を備える個室もあり、清潔さを保つため、清掃にも力を入れているそう。水場は食器や野菜などを洗えるスペースと、網などを洗えるシャワースペースに分かれている。

テントサイト宿泊者は、ゴミを持ち帰るか、すべてのゴミをキャンプ場に預けて処分してもらう(ゴミ処理費500円)かを選択可能。利用者からは、ゴミを引き取ってもらえるサービスが好評のようだ。どちらを選択しても、消し炭と灰は捨てることができる。

テントサイトのトイレは男性用が2つ、女性用が3つ、すべて個室トイレだphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

水場の蛇口は6つ。裏側にはシャワーがあり、それぞれお湯も使えるphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

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