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近年、気軽に通えるスポーツジムが街中に増えてきたが、実際には仕事や家事などに追われ、毎日通うことが難しい人も多い。週末にまとめて体を動かすより、少しの時間でも毎日運動した方がいいということはわかっているものの、一体どうすればいいのだろうか?
運動不足は万病のもと!運動習慣が大事
運動不足は、筋力の衰えや膝の痛み、肥満だけでなく、便秘などの内臓の悩みや、うつ病などの精神の健康に影響を及ぼすことも。さらには、がんや心臓病、脳卒中、生活習慣病などの重い病気の原因につながることもあるという。そこで大切になってくるのが、毎日の運動量。厚生労働省で推奨されている健康に過ごすための運動量は、「息が弾んで汗をかく程度の運動を1週間に60分」だという。「なーんだ、その程度なら」と思うかもしれないが、実際に厚生労働省が調べた「令和元年国民健康・栄養調査」の結果によると、「1回30分以上の運動を週に2回以上行い、かつ1年以上継続している20歳以上の成人」は男性で33.4%、女性で25.1%しかいなかったという。つまりは約7割の日本人は、運動不足なのである。
今回の記事では、初心者でもすぐにスタートでき、かつ家で気軽にできる運動アイテムを紹介!これさえあれば、毎日の隙間時間に運動ができて習慣化することができるかも!?
手軽に有酸素運動を!下半身を引き締め、筋力の向上を目指す
ステッパー
ステッパーを使った運動は、ダイエット効果だけでなく、日々の健康改善にも効果的。有酸素運動として行うことで、体内の脂肪をエネルギー源として消費し、脂肪燃焼を促す運動法のひとつだ。主に大腿筋や、ハムストリングス(おしりの付け根から太ももの裏側、太ももから膝裏周辺にある大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋の3つの筋肉のこと)が鍛えられるため、健康的な日常生活を送るために必要な筋力の向上がはかれる。腰痛や膝痛の予防にも!
踏み台昇降
ステッパー運動と似た効果を手に入れられるのが踏み台昇降運動だ。一見地味な運動のように見えるが効果は高く、お尻の筋肉も使うのでヒップアップ効果も。有酸素運動で、ウォーキングよりも効率的にカロリーを消費し、全身持久力もアップする。足を持ち上げて上にのぼるので、高齢者のつまずき防止の運動としても効果的。
お腹のぜい肉を落としたい!気になる腰周りをシェイプアップ
フラフープ
「つらい運動はしたくない」という人にもおすすめなのが、楽しんでできるフラフープ。有酸素運動で、体への負荷は少なく、脂肪燃焼効果が高い運動だ。お腹周りの引き締めに効果大で、腰痛予防にもなる。まずは右回し5分+左回し5分を1セットとし、毎日3セットを継続してやってみよう。
ツイストボード
ツイスト運動は、ウエスト周りの引き締めに絶大な効果があるとともに、脚痩せ効果も高い。そんなツイスト運動を助けるアイテムがツイストボード。これを使えば、効率的に腰をひねることが可能となる。基本的な使い方は、何かつかまるものを持って回転するボードの上に立ち、下半身を左右に回転させるだけ。上半身を固定させてウエストをひねるだけなので、誰でも簡単にできる。
飛ぶだけで全身運動に!楽しくエクササイズ
トランポリン
トランポリンは全身運動となるため、体全体のシェイプアップに期待ができる。NASAの研究によると、わずか5分のトランポリン運動は1キロを走るのと同じ運動量だとか!トランポリンでの上下運動は血液やリンパ液の流れをよくするため、デトックス効果も。体内の余分な水分や老廃物が排出されやすくなり、むくみの解消にもつながる。ただ楽しく飛んでいるだけなのに効果が得られる、お得な運動といえるだろう。
インナーマッスルを鍛えよう!体幹トレーニング
バランスボード
立つだけで体幹トレーニングできるのが、バランスボード。不安定なボードの上に立つだけで体幹が鍛えられ、インナーマッスルのトレーニングができるという優れものだ。ゆらゆら揺れるボードの上でバランスを取ることはなかなか難しいが、うまく立てるようになると猫背なども治り、姿勢がよくなるメリットも。初心者は高さの低い、クッションタイプのバランスボードを選ぼう。
バランスボール
バランスボールに座るだけで体幹強化になる…といえば簡単に聞こえるが、これが意外と難しい!バランスボールは腰痛の予防や改善にもつながるので、ぜひチャレンジを。慣れてきて、バランスボールをイス代わりにしてテレワークをすれば、“ながら運動”をすることも。イス代わりに使うことを想定したバランスボールもあるので、そちらを利用するのも手。時短派におすすめの運動だ。